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スケッチブック 中編

[スケッチブック] 中編  ルハンside


「韓国でバラエティですか・・・
俺・・韓国語話せないですよ」


「それがいいんだよ・・
相手のアイドルも中国語が話せないし・・

そこからお互いにコミュニケーションを
とって仲良くなるのを追いかける・・・

的な企画だそうだ」


マネージャーから説明を受けて
ルハンは黙って彼を睨み付ける

女の子の様な風貌で
最初はモデルからスタートだった

本人は女の子の様な容姿がむしろ嫌で
今の状態から抜け出したいと思っていた

シウミンと同様に
ルハンも相手の名前は知らされてない

アイドルで同じ歳の男の子という事だけ・・・


ルハンは韓国のボーイズグループで
自分と同じ歳の子を検索してみた

同じ歳のアイドルは何人もいた

バラエティに出る・・・
となると、ある程度の人気があるんだろうな・・

ルハンは検索項目をいろいろ変えてみる・・・


シウミン


この名前がHITして
ルハンは彼の事を検索してみた

EXOというグループに所属していて
グループの中でも最年長

「EXOって知ってるけど・・この子いたっけ?」

一重の瞳が大きくてつりあがっている

「猫みたい」

白くてやわらかそうな頬・・・

「つっつくと具が出そうだな・・包子みたい」


このこだったらいいなぁ・・・・


ルハンは無意識にほほ笑みながら動画をみていた







早朝の仁川空港は人影がまばらだった

飛行機嫌いのルハンにとっては
短いフライトでも心臓バクバク
やっと着いた・・とホッとした所に


「你好」


声のする方をみてルハンは微笑んだ


ビンゴ!!!!!!


ウドンの相手はルハンの希望通り
偶然にしても出来過ぎている

苦労してソウルまで来たかいがあった
この収録の1週間が楽しみだ

そんな思いを胸に秘め
ルハンはシウミンの方に向かって歩いていく


続く
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サマーバケーション

残暑見舞い申し上げます
すっかりご無沙汰しています
スケッチブックの話も途中のまま
放置しっぱなしのサイトで
遊びにいらして下さる方々申し訳ありません

お盆休み中に山形に帰省して
ルーミンがドライブするとどんなのかな・・って妄想して
この話ができました

大陸の鹿さんが女づれでの来日に
けっこう心すさんで
書いてる途中の話を消してしまったりして・・・
スケッチブックの話は消してしまったために
また続きを書き直します
とりあえずこちらをどうぞ・・・






「サマーバケーション」


夏がくる
夏というものは毎年くるものだが
ルハンは何故か夏が好きで
社会人になっても
夏休みが待ち遠しいタイプだった

新人時代は
夏休みをenjoyする程の余裕はなく
社会人6年目となって
やっと時間も気持ちもゆとりが持てるようになった


今日納車された自分の愛車を前に
夏の予定を頭に浮かべてニヤニヤしてしまう


「おっ・・ルハン・・車届いたんだ」

会社の独身寮の駐車場にいるルハンに
仕事帰りのシウミンが声をかける

ルハンとシウミンは同期入社だった
新人研修の時に意気投合し
また独身寮でも隣部屋という事もあり
配属先が営業と開発とに分かれても
仲が良かった・・・良すぎるほどだった

「荷物置いてくるから待ってろ」

そう言い残すとシウミンは寮の建物に入って行った




「車買おうと思うんだ」

去年の秋に2人でcafeに入ったとき
開口一番にルハンが言った

夏休みにレンタカーを利用して
旅行を計画していたのだが
いろいろあって電車で移動する事となり
ルハン的には「サマーバケーション」には
ならなかったのだ

何がサマーバケーションなんだ・・と
シウミンが突っ込んで笑ったけど
恋人との(2人はすでにそういう関係なのだ)
バカンスには車が必需品である・・・
そう思い込んだルハンは
その後の行動が素早かった
たまたまルハンの祖母の遺産分配で
自分も少し乍ら貰える事が判明したのもあって
新車購入という決断に至ったのである

その話を聞いた時に
金銭的に無理な計画じゃないと判断したシウミンも
彼なりに素晴らしい行動力を発揮した

まず
車を選ぶときに自分も同席すると宣言

派手で見た目重視の車を選択しそうなルハンを抑え
燃費などの経済的な事や
環境にやさしいeco的な視点からの車選びを実践する

結局2人で意見をぶつけ合って
(本当にぶつけ合って喧嘩までしたのだ)
納得いく車選びをして
四輪駆動のクルーザータイプの車に落ち着いたのだ



ルハンが運転席のドアをあけて
乗り込もうとしている所に
シウミンが部屋着に着替えてやってきた

ハーフパンツにТシャツ姿が
高校生に見えなくもない

あああ・・・俺のしうちゃん・・超可愛い

端正な顔を盛大に緩めて
シウミンを見つめるルハン

そんなルハンの顔を見て苦笑しながら
シウミンは新車のボンネットを優しくなでる
色はブラック
シウミンが選んだ色だった

「やっぱカッコいいな・・これが正解だな」

「ねぇねぇ明日は俺が運転するよ~何時に出発しようか?」

「道路すっげ~混むから早めがいいぞ」

「俺・・起きれないかも・・しうちゃん起こしてね」

「タイマー掛けとけよ」

「あっ・・しうちゃんの部屋で寝ればいいんだ~今夜はおとまり」

「バカっ!!!!床で寝ろっ!!!!」



2人の夏季休暇の初日は晴天だった

まだ眠そうなルハンを叩き起こして
旅行の荷物の入ったカバンを抱え
駐車場で出発の準備をしている2人の元に
チャニョルの車がやってきた

「ニョル・・ずいぶん早いな」

「ルハン達も旅行行くんだ?」

「うん・・新車初乗りだよ~」

「羨ましいなぁ~俺はオヤジの車だよ」

シウミンが腕時計を見てチャニョルに

「ベクはルハンと同じで朝弱いから
まだ寝てると思うぞ」

そう言うと助手席に乗り込む

「ええええええ~時間を指定したのはベクなのに~」

チャニョルの悲壮感漂う声が駐車場に響いた


「出発~」

上機嫌のルハンの運転で2人はバケーションに旅立った




「ルハンそろそろ休憩するか?」

高速道路に入ってから
最初のSAの標識を見たシウミンが言った

「え・・ああ・・しうちゃん休憩したい?」
「ああ・・そうだよ」

そういうと小さくほほ笑んだ


ルハンは運転が苦手だ
本人は認めないが
横に乗っているとよく分かる

今もかなり緊張して顔も引きつっている


2人はトイレに行ってから
アイスアメリカーノを
テイクアウトして車に戻ってきた


「今度は俺が運転するよ
ルハン・・俺も運転したいなぁ~」

ルハンは少しほっとしたような感じで
助手席に乗り込んだ



シウミンの運転は
その性格を表したまま
誠実で安心な運転だった

「やっぱすげ~運転してて気持ちいいなぁ」

「しうちゃんの運転姿カッコいい~」

ルハンはスマホを取り出すと
ハンドルを持ったシウミンの姿を撮影しだす


助手席のルハンは
運転するという緊張感から解放されたせいか
いつもよりおしゃべりで
歌とか歌ったりして楽しそうだった

ルハンが楽しそうにしているのを見るのが
シウミンは大好きだ


同期の気の合った友人という関係から
恋人になったのも
ルハンが押して押して押まくって
シウミンが根負けして了解してからだった

でもシウミンの好意も
友人の枠を超えていた事に
気づいていたから
身も心も一つになるのに
時間はかからなかった・・・・



「ねぇ~しうちゃん・・あの車面白いよ」

「ねぇ~しうちゃん・・この曲って懐かしいね」

ルハンの明るい声がシウミンを包み込む


いつまでもルハンの横でその笑顔を守りたいと
シウミンは思う
多分男同士という事で
これからも障害が出て来るだろう
でも2人でいれば大丈夫な気がする
乗り越えられる・・・・

「ルハン~スピード出すぞ~」

シウミンが楽しそうに言う

「目的地までぶっ飛ばすぜ~」

「いぇ~い」


2人のサマーバケーションはまだ始まったばかりだ



おしまい

スケッチブック 前編

[スケッチブック] 前編  シウミンside


シウミンはデビューしてそこそこのアイドル
メンバーの中で地味な顔つき

歌もダンスもそつなくこなすために
ファンからの認識がいまいち
いわゆる器用貧乏という奴で
インパクトに欠けていたのだ

本人も控えめな性格が災いして
メンバーの中にいると
どんどんと後ろに下がってしまう

最近はマンネlineが成長期で
どんどん背が高くなり
今では
メンバーの中で最年長なのに関わらず
マンネの後ろにすっぽり隠れてしまう

事務所もマネージャーも
シウミンの秘めた魅力を盛大に出せないものか・・・と
頭をなやませていた時に
バラエティの企画の話が持ち込まれてきた


「え? 僕が
言葉の通じない他国の人と
一緒に生活するんですか?」

「相手は中国の新人タレントで
韓国語は話せないんだ
同居して
お互いに親密になるのを追いかける・・・
みたいな番組だって」

マネージャーが
企画書をめくりながらシウミンに話をする

「え・・僕・・
どっちかと言えば人見知りなのに・・
ベッキョンとかチェンとかに話を持っていけば・・・」

マネージャーは
シウミンの口に手をおいて話を途中でとめた

「ベクやチェンは
最初からフランクに友達になるでしょ・・・
シウミンだから・・って
企画されたのに・・チャンスだよ」








「ヒョン・・単独バラエティ出演おめでとう」

リビングで企画書を読んでいるシウミンの後ろから
誰かが抱き着いてくる

「ベク・・重たいぞ」

「いいなぁ~俺も一緒に出して下さいよ~」

「ベク・・ウミニヒョンが困ってるよ」

チェンがそう言って
シウミンの背中からベッキョンを剥がす


「明日から収録始まるんだ・・・・
初めて会う中国人と
ルームシェアするんだって
しかも相手韓国語話せない・・
俺も中国語話せない」

「ウギョルみたいだね~
同居だから
우리들, 동거합니다???
ウドンってか?」

ベッキョンが
元気のない自分を励ますために
わざとおどけているのに
気付いたシウミンは

「やるっきゃないか」と両手を上げて
思いっきり伸びをした



早朝の仁川空港
行きかう人はほとんどいない

カメラが遠くでシウミンを捕えている
何台も自分を追っているが
すぐ近くにはいないので
収録中だと忘れそうになる

相手の中国のタレントの
顔も名前も知らされていない
ただ同じ歳で男の子だと言う事だけだ・・・


先ほど着いた飛行機に乗っていて
今こちらに向かっているとの事だった

シウミンはため息を小さくつくと
手にしたスケッチブックを握りしめて
椅子に力なく腰掛ける

今日宿舎を出るときに
「これ持っていくと役に立つよ」と
イラスト書くのが好きなカイに
スケッチブックを持たされた


ぼんやりした視線の隅に
カメラを引き連れた人影が見えた

カメラが一緒という事は一般人ではない

シウミンは椅子から立ち上がって
相手を見つめた


天使・・・


収録相手は同じ歳の男の子なのに

今シウミンの目の前にいるのは
この世の人とは思えない位
愛らしい顔をした天使のような少年だった

彼の瞳も不安そうに揺らいでいる

「你好」

シウミンが勇気を出して大声で叫ぶ
不安そうに揺らいでいたその瞳は
シウミンの挨拶を聞いて
嬉しさで満面の笑みを浮かべる

彼の周囲が瞬間にして花が綻ぶように空気が変わる

シウミンはその様子を息を飲んで見つめるのがやっとだった


ウドンの相手のルハンとの初めての出会いだった



続く

デビュー記念日

今日は4月8日
EXO君達のデビュー日です

宗文はデビューしたのは知ってましたが
ヒチョルの兵役中なので
「浮気」防止のため? あえて追いかけたりしませんでした

あれから6年・・・早かったですね~
ヒチョルが戻ってきて「ウギョルをシウミンとやりたい」の一言から
シウミン沼に落ちてしまいました・・・ルハンもいたからですけどね

私の仕事も去年の所に残留となったので
少しは楽になりそうです

少しはパソコンを開ける日が増えるかな・・・

後でデビュー記念の何か書いてあげます

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バレンタインの秘密 ~共に生きる番外編~

平昌五輪の男子フィギュア良かったですね
羽生君の二連覇立派でした
そして天然な宇野君もいろんな意味で最高です
羽生君と3位のフェルナンデスのいちゃこら見てて
ユヅハビに萌えていた腐った宗文でした

この2人と宇野君みてて元気でたので
共に生きるの番外編書きました

たーちゃんさんのリクエストです


[バレンタインの秘密] ~共に生きる番外編~


ふふふん♪ふ~ん♪

壁に掛けられているカレンダーを前にして
ルハンは端正な顔を惜しげもなく崩して鼻歌を歌っている

カレンダーは2月

そう恋人たちのイベントである「バレンタインディ」のある月だ
そしてそのバレンタインディまで数日を残すところとなった

最近ルームシェアという名の「同棲」を始めたルハンとミンソク

毎日が楽しくてしょうがない

ただ恋人のミンソクの職場がケーキ屋のために
年に数回超多忙の日々がやってくる

その時期はすれちがい生活となり
ルハンは自分が寂しがりやだったんだと初めて知ることになった

「うっふっふ♪ 今年はミンソクは何くれるのかなぁ~」

ルハンはスマホを手にすると写真のホルダーをあける

過去にミンソクからもらったチョコの写真を取り出しては眺める


ミンソクは高校時代の現場実習先だったパン屋さんに就労した
そこで可愛がってもらっていたパテシェの人が独立する事となり
今では一緒に独立した店に移動して働いている

ミンソクはパンを中心に作っているけど
クリスマスやバレンタインの時期はお菓子も作るのだ

そしてルハンもその恩恵にあずかっている


「あ~今年も楽しみな季節がやってきた♪」





~数日後 バレンタイン翌日~



「もうこんな時間なんだ・・・」

寝室から眠い目をこすりながらミンソクが起きて来た

昨日はクリスマス程ではなかったが
バレンタイン当日という事で中々忙しかった
数日前からの菓子類の作り置きもあったりして
1週間ルハンとまともに話すらしていない

そして今朝はすっかり寝坊して
ルハンはすでに出勤後だ


バレンタインのチョコは夜中のうちにテーブルに置いておいた

「あれ? 一晩で食べちゃったの? まさかねぇ・・・」

本当は直接渡して
大喜びする姿を見たかった・・・

「でもぐっすり寝てたからね~」

小さくほほ笑むとミンソクは冷蔵庫を開ける

昨日のチョコレートが入っていると思ったけどなかった

あれ?

無意識に視線を冷凍冷蔵庫にむける

2人で住む事が決まったときに
ルハンは「冷凍庫」を持参してきた

「俺・・アイス好きだろう? 冷凍庫大きいのが必要なの」

何か良く分からない理由で
納得させられてしまったが
毎日買い物に行けない時は
食材の買い置きなどにすごく重宝していて
今ではあって良かったと思うほどだ

でも今は本当に無意識に
冷凍庫の扉を開けていた・・・・


「何これ・・・・・」



~その日の夜~


「ねぇ・・・これ何?」

帰ってくるなりミンソクに質問ぜめにされたルハン
顔は汗だらけで笑顔は引きつっている

「ミンソガ・・・それは・・・」

2人の間のテーブルには白い箱
冷凍庫の奥に入っていたのを
今日ミンソクが見つけ出したものだった

「あああっ開けないで~」
ルハンの願いもむなしくミンソクは蓋を開けた


中には
齧りかけの不〇家のハートチョコ
ハートのクッキー
など色々のお菓子・・・チョコ系のお菓子が入っていた


ミンソクは見覚えのあるものばかり

齧りかけのハートチョコは幼稚園の時に渡したもの
クッキーは分校で食品加工の勉強してた時に作ったもの

ミンソクが黙って箱の中のものを見ていたら
さすがにルハンがひきつりながら説明を始めた

「この齧りかけのチョコはミンソクから初めてもらったやつ
小学校、中学校時代はもらえなかったけど
分校で再会してからもらったクッキーや
卒業してから毎年もらったお菓子だよ」

「もしかして・・・
今までバレンタインで僕があげたお菓子ってこと?」

「うん・・・幼稚園の時に食べかけたんだけど・・・
ミンソクから貰った大事なものって気づいて・・・・
これは永久保存だ!!!!って冷凍したんだ・・・・」

開き直ったのか鼻の穴を少しふくらませて
ドヤ顔でミンソクの顔を見つめるルハン

「それから・・・ずっと冷凍保存してるの?」

「うん・・・・」

さすがに引かれちゃったかな・・・

ルハンは黙り込んだミンソクの顔を横目で盗み見た

重いとかキモイとか・・俺の過多な愛情に拒絶反応されたら困るな・・・

ミンソクはまだ何かを考え込んでいる

「ミンソガ・・」

「ルハン!!!!!」

「はい?」

「何で黙ってたの? 冷凍保存するなら言ってくれればよかったのに」

「へ?」

「僕は食べてもらいたくて作ってたんだよ」

「・・・・」

「言ってくれればもう一つ作ってたのに」

「はい?」

どうやら重いとかキモイとかの拒絶反応はないようだ・・・
ルハンは小さく安堵の息をはく


「ルハンありがとう」

ミンソクが急に抱きついてきた

「今度は二つ作るから僕の愛をちゃんと食べてね」

ああああああああ
ミンソク超かわいい

ルハンの顔が崩れてイケメンを保てなくなってきた

「久しぶりにミンソクが食べたい」

「バカ・・・」

ルハンはすばやく白い箱を冷凍庫にしまいこむと
ミンソクを抱き上げて寝室に向かって走り出した

恋人たちの久しぶりの甘い夜は
今始まったばかり

今夜は長くなりそうな気配・・・・・



おしまい
プロフィール

宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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