何でもない日

いつの間にかGWも後半となりました
宗文は家の片づけなどバタバタと過ごしてました
家族がいるとPCの前に座ってられず・・・・
妄想はしてたのですが・・・話書けなくて・・・すみません

先日書いた「幼馴染ルーミン」で
ふつうの1日を書いてみました
良かったらどうぞ・・・・・・
大学卒業して社会人となったあたりの2人です



[何でもない日]


ピ・・

目覚ましがなると同時にシウミンは手を伸ばしてアラームを止める

パチリ

自分でも寝起きは良い方だと思う
隣で寝ているルハンを起こさないように
そっとベットから出る


こいつ・・・いつ帰ってきたんだろう・・・

営業で何かトラブルがあって・・・たしか新人のやらかしを
ルハンが尻拭いに行くって言ってた・・・
夜に来たlineで帰宅が遅くなる事が書いてあった

日付が変わる辺りまでは何となく起きてたけど・・・

シウミンはベットのルハンの顔を見てからリビングに移動する


げっ・・・・


リビングのソファには脱ぎ散らかしたスーツがあり
キッチンの流しには食べ終えた食器が水に浸かっていた


「あいつ・・・始発か何かで帰ってきたのか?」

ふう・・・・・

最近お互いに忙しくてすれ違いが多かった
それでも一緒に住んでいるから
寂しいと感じた事はない

「今日はゆっくり寝かしてやるか・・・」

シウミンは冷蔵庫をあけて少し考えてから
ニッコリとほほ笑んだ

「天気もいいし・・・」





♪~♪~

あれ? 俺・・・ベットに寝てる・・・

ルハンはウトウトしながら目を薄くあける
隣のシウミンの姿はない
すっかり明るくなっているし
リビングから珍しくクラッシックなんて聞こえてくる

「しうちゃん?」

ルハンはベットから起き上がり
リビングに歩いていくと
シウミンがコーヒーを飲みながら新聞を読んでいた

「今何時?」

「おはよう・・・やっと起きて来たね」
シウミンは手元の新聞をかるくたたんで
ルハンの方をみてほほ笑んだ

シウミンの笑顔に迎えられ
溜まっていた疲れもすっかり忘れて
ルハンはシウミンの向かいがわに座った

ほれ・・

シウミンが冷蔵庫から水をとりだしてルハンに渡す

コクコク・・・ぷはぁ~

ペットボトルの水を一口飲むと
ルハンは大きく伸びをひとつする

「風呂・・入れ直してあるから入ってきな」

「うん」




あーっすっきりした~

ルハンが風呂からあがってくると
シウミンがトートバックに荷造りをしていた

「しうちゃん? 今日はどっか行くの?」

ルハンが不安そうな顔をして聞いてくる

シウミンはルハンの髪を触って

「ほら・・・まだこんなに濡れてる・・
乾かしてやるから・・おいで」

そう言うとルハンを洗面所に連れて行った

「はい・・そこに座って」

ルハンはシウミンに髪を乾かしてもらうのが好きだ
多分シウミンもルハンの髪を乾かすのが好きだと思う

シウミンの指がルハンの髪をやさしくすいてくる
ドライヤーの風もシウミンがかけると優しく感じるから不思議だ

なんか・・・眠い・・・

ウトウトしながら幸せな気持ちでいるとドライヤーがとまった

「はい・・・終了」

シウミンがドライヤーを手際よく片付ける

「しうちゃん・・・ありがと♡」

ルハンがシウミンの腰に手を回して抱きついた

シウミンの手がやさしくルハンの頭を撫でる

「うん・・もう大丈夫だよ・・しうちゃんのおかげ」

「じゃあ・・・出かけようか」




風が気持ちいい
天気も良くてサイクリング日和だ・・・

ルハンはそう思いながら
先を走るシウミンの後ろ姿を見ながらペダルをこいだ

2人の住むマンションから少し離れた所に
大きな公園があり
そこに自転車をとめると
トートバックにレジャーシートを持って
2人で移動する

周囲は家族連れで賑やかだった

「おなかすいた~」

「そりゃそうだろうな・・もう1時過ぎてるよ」

ルハンがレジャーシートにぺたりと座ると
シウミンがトートバックからなにやら取り出す

タッパーをあけると
そこには美味しそうなサンドイッチ

「しうちゃん・・・すげ~このサンドイッチしうちゃんが作ったの?
ローストビーフにエビに・・すごく美味しそうだよ・・・」

「昨日ワインのつまみ用に用意したんだけど
サンドイッチの具にしちゃった」

えへへと笑うシウミンに
ルハンは胸がキュンと締め付けられる

「ほれ・・・コーヒー」

「・・・・・」

ルハンが黙ったままなのでシウミンはその顔を覗き込んだ

「何泣いてんだよ」

「しうちゃん・・・・うれしい・・」

ルハンはその大きな瞳から涙をぽろぽろ流してる

「もう・・・本当に昔から泣き虫なんだから・・・」

ほれっ

シウミンはタオルをルハンに投げる

うん・・・

ルハンが目を細めて泣き笑いの顔でシウミンを見つめる

きゅん・・・

幼稚園の時から変わらない
シウミンを見つめる時に目じりに皺がよる笑顔
シウミンはその笑顔を見るたびに胸の奥が疼いて仕方ない
そしてルハンの事がすごく大事なんだと実感する

向かい合ってサンドイッチを広げていたのに
ルハンはお尻をずりずりとずらしながら
シウミンの横に移動した

ピタっと横にくっついて
お互いの体温を感じながらサンドイッチを食べる

「絶対に俺たち変な2人にみられてるね」
ルハンは自虐的に言いながらも
シウミンの肩に頭をあずけた

「まだ眠いか?寝てもいいぞ」
シウミンはニコっとほほ笑むと

「言いたい奴には言わせておけばいい・・
俺はルハンとの事は隠すつもりはないから」


そうだ
幼稚園の時からそうだった
シウミンはすごく男前だった

ルハンは幸せな気分になって
「しうちゃん・・・大好きだよ」と耳元にささやく

「うん・・・俺も・・・」





空はどこまでも青く
風はおだやかだった




今日は『何でもない日』
2人はのんびりまったり過ごすことが出来た

おしまい









おまけ・・・・・



シウミン達から少し離れたところに
幼稚園児をつれたママ友グループがお弁当を広げていた

うわっ!!!!あの2人絶対にデキてる

そう思ったジヨンは気になって
チラチラと2人の様子を盗み見るが
他のママ友たちはファッションの話や料理の話
旦那の悪口などで盛り上がっていて
他の誰も気づいていない

え?私だけ?え・・・気になるの・・でも腐ってるのバレたくないし

話を他のママ友に合わせながらも
ジヨンは気になって仕方ない


自分達が公園を去るときには
色白で小さい方が金髪の王子さまに膝枕されていた

ああああっもうダメだわ私・・・

ジヨンはその夜Twitterで
久々に腐った友達とBL情報で盛り上がったのだった


ホンとのおしまい
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誕生日プレゼント

4月が今日で終わります

ルハンの誕生月だったのにお誕生日話書けてませんでした

今更ですが誕生日話をあげます

以前「七夕狂想曲」という話で幼稚園ルーミン書きました
その後の大人になった話まで続きましたが
今回はその2人の幼稚園時代の話です
カテゴリも「幼馴染ルーミン」でシリーズまとめました




[お誕生日プレゼント]


「おかあさん・・・お誕生日のプレゼントって
何をあげればいいの?」

夕飯の支度に追われていたシウミンの母親は
突然息子からの質問に手を止めて振り向いた

「お誕生日? 誰の? 幼稚園のお友達?」

シウミンは小さくうなずいた

幼稚園のお友達同士のプレゼント交換となると
負担にならない程度の金額のものがいいだろう・・・

母親は少し考えてからシウミンに向かって笑顔で答える

「明日にでも一緒に買いに行きましょう」

母親の返事にほっとしたようにシウミンはうなずいた



入園して仲良くなったルハンは
シウミンの誕生日に小さなぬいぐるみをくれた

「しうちゃんに似てるから・・ハムスター選んだの」

そしてその時に
自分の誕生日が翌月の20日だと
宣伝も欠かさなかったのだ
(シウミンの誕生日は
仲良くなってすぐにルハンが聞き出した)

友達にプレゼントをあげるなんて
生まれて初めてのシウミンは
1週間前になっても考えがまとまらずに
困っていたのだ


「また明日ね~バイバイ~」

幼稚園から戻るとシウミンは
母親と近所のショッピングモールにやってきた

入園してからまだ1か月半
最近仲良くなったルハン・・・
何をプレゼントすれば喜ぶのか・・・・

母親が予算を設定してくれて
2人であれだこれだと探しまくる
母親は相手が女の子だと思って
可愛いメモ帖やハンカチを進めるが
シウミンはただ首を横に振るだけ・・・

「クッキーとか食べるものにすれば?」
業を煮やした母親が最終宣告をしても
シウミンは頑固に違うものがいいとごねた

自分の息子が意外に頑固だと知った母親は
時計をちらりと見てから
息子の気のすむまで付きあおうと覚悟を決めた


「あっ!!!!これがいい」

シウミンが
雑貨店のすみに飾ってあった
ぬいぐるみに反応した

可愛い鹿のぬいぐるみだった

話をよく聞くと
最近大事に持ち歩いている
ハムスターのぬいぐるみをくれた子への
お返しのプレゼントだという

ぬいぐるみのお返しに
ぬいぐるみ・・・まあ負担にはならない程度かな・・・

そう考えてシウミンの母親は
鹿のぬいぐるみを買ってくれた





「しうちゃーん!!!!!おまたせ」

ルハンの誕生日当日
朝の会が始まる前に滑り台の下に
シウミンはルハンを呼び出した

「ルハン・・誕生日おめでとう」

小さな包みをルハンに渡す

「え?るうの誕生日覚えててくれたの?」

ルハンはその可愛い顔をくしゃくしゃにして喜んだ

「見てもいい?」

「うん」

うわっ可愛い鹿さんだぁ~

そう言って喜ぶルハンにシウミンもニコニコする

「ルハンは・・・その鹿さんに似ているよ」

「しうちゃんありがとう!!!!大事にするね」

そう言ってルハンはシウミンに抱きついた

ちゅっ♡

突然シウミンの唇にルハンの唇が重なる

驚いたシウミンはしばらく目をパチパチさせたが
ルハンが嬉しそうにしているので
自分も嬉しくなって2人で手をつないだ


「シウミーン!!!!ルハーン!!!!先生に怒られるよ」
教室からスホが大きな声で呼んでいる

「早く~早く~」チャニョルが2人を急かす

へへへ

2人は見つめあうと手をつないだまま急いで教室に走って行った







おしまい


ハムスターと鹿のぬいぐるみは
その後ルームシェアという名の「同棲」した
2人の部屋に飾られてます




1年に1度 後編

[1年に1度] 後編 


「すっごい~!!!!」

部屋の窓から見える桜の凄さに
食事の手を止めたルーハンが窓際まで走っていく

「しうちゃーん!!!!!綺麗だよ~」

満開の桜を初めて見るというルーハンの
はしゃぐ姿を見てシウミンの顔もほころんでいく

「あの桜は山際に咲いてますので
近くまで行かれませんが、ウチとこの庭にも木があります。
ライトアップしてますのでお食事後にどうぞ」

女将の説明に
「桜の近くまで行けるの? 俺行きたい~!!!!」
キラキラした瞳でシウミンを見つめるルーハン

「食事が終わったらな・・・・さあ食べよう」





「うわぁ~凄いよ~」

今日何度目の凄いを発したか分からないルーハンは
庭の桜の大木を見て大はしゃぎ

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シウミンの腕を掴んで桜の方に走って行く


あっ・・・

急に強風が吹いて2人の手が離れた


え?

桜の花びらが風に舞いながら
ルーハンの体を取り囲んでいく

ルーハンはそれに気づかずに手を広げて
桜の木に抱きつこうと走っている


嫌だ・・・ダメ・・・行くな・・・

シウミンの瞳には桜の木が
ルーハンを連れて行こうとしている様に見えた

強風で花びらが吹雪いている
シウミンはその花びらに襲われてルーハンと離されてしまった

「ルーハン」

ルーハンはシウミンの声が聞こえないのか
嬉しそうな表情のまま花びらに体を包まれていく・・・

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「ハニ・・・・置いてかないで!!!!!!」

強風の花吹雪に邪魔をされながらもシウミンは叫んだ

ビクン!!!!

ルーハンの体が反応する

ハニと呼ぶのはシウミンの中にいるミニが目覚めた証拠

「ミニ!!!!!」

我に返ったルーハンは自分にまとわりつく花吹雪を手で払う

花吹雪に邪魔されて
その場を動けないでいるシウミンの側まで走って行った

「ミニ!!!!!俺が置いていくわけないだろう!!!!
ごめんね・・・手を離してしまって」

ルーハンはしっかりとシウミンの体を抱きしめる

シウミンは自分を見つめる瞳にホッとし
ルーハンの体に抱きついた

「お前が・・・連れていかれるかと思った・・・」

「俺は・・しうちゃんの横にいるよ・・絶対に離れないから」


2人がしっかりと抱き合っていると
いつの間にか強風はピタリと収まり
さっきまでの花吹雪は嘘の様に思える位
桜の大木は静かにその場に佇んでいた


「ルーハン・・・見てごらん・・・桜って下を向いて咲くんだよ」

「え?」

「他の花ってほとんどが太陽に向かって咲くのに
桜は太陽と反対に下むきに咲くんだ」

シウミンに言われて見上げるルーハン

「まるで・・・人間に観てもらうために咲いているようだね」

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「しうちゃん・・・連れてきてくれてありがとう・・・
こんなに綺麗な桜・・・・俺一生忘れないよ」

そういうとルーハンはシウミンに優しくキスを落す

「そうだな・・・一生の思い出だ・・・」

2人はしばらくの間
ライトアップされた桜の下で抱き合ったまま
夜桜を堪能する



ライトアップされた美しい夜桜の下で
イケメン2人が抱き合って桜を見上げている姿は
まるで桜の精のような美しさで
見かけた人達の心にもしっかりと焼き付いた



春とはいえ夜はまだまだ冷え込む
すっかり冷え込んだ2人は
部屋に設置されている露天風呂に飛び込んだ

「しうちゃん・・・寒くない?大丈夫?」

「ん・・・」恥ずかしそうにルーハンの腕を掴むシウミンを見て

ルーハンはその端正な顔を盛大にくずしてほほ笑んだ

露天風呂からは山際の桜が白く浮かんで見える


死の瀬戸際でセフンがもう一度見たいと思った景色・・・

自分も死の瀬戸際にこの景色を思い出すんだろうか・・

多分この景色もそうだけど・・・
このルーハンのデレ顔を思い出すんだろうな

そんな事を想いながらシウミンは

「桜は1年に1度しか咲かないけど・・・・
お前と毎年同じ景色を見つめて行きたい・・・」と囁いた


うん・・・

同じ気持ちのルーハンは湯船の中でシウミンを抱き寄せて

「ずっと一緒だよ・・・しうちゃんが嫌がっても離れないからね」



恋人たちの甘い夜はまだまだ続いていく・・・





おしまい





桜散っちゃいました・・・後編が遅くてすみません・・・






1年に1度 前編

いつも遊びにいらして下さる方々ありがとうございます

4月になりました・・・そして宗文は職場の異動がありました
本採用じゃなくて契約社員的な身分なので・・
空きのある所に入る・・って感じなんです

また仕事覚えなくちゃならなくて・・・
この1週間仕事の説明をあれこれ聞いて・・・
脳みそがキャパ越えてスパークしてます

久々にるーみん妄想で平静を取り戻せました
るーみんありがとう・・・
本当だったら真ん中誕生日に話あげたかった
でも今日はEXOデビュー記念日なので・・・

今回はプラネットシリーズのシウミン少佐とルーハンの話です



[1年に1度] 前編 ~プラネットシリーズ~


「少佐・・・今年は珍しく何もありませんね」

プラネット情報部の部屋でチェンがシウミンに向かって言う

ここ数日は溜まっていた書類の処理も終り
ビリビリした雰囲気も無くなって
めずらしくまったりと皆でティータイム中だ

「ああ・・・年度末に何もないのも珍しいな」

「そして年度始まりにもなにもありません・・任務も入ってません」

セフンがスケジュールを確認しながら話に入ってくる

「俺・・・経理にいたからこの時期ってさ・・・超忙しかったんだよね~」

ベッキョンが大きく伸びをしながら言うと

シウミンは小さくほほ笑みながらベッキョンとチャニョルの方を向いた

「お前達が志願してウチに来てくれたからだな・・・
それまでは人の入れ替わりが激しかったし・・・
そこに任務まで入ってくると本当にバタバタだったな」


「そうだ・・・シウミン少佐・・・
今年はタイミング合うんじゃないですか・・・
明日からでも休暇取ってくださいよ」

「ん? セフナなんだ?」

「あの・・・いつかは・・の話です・・・
手配しておきますから是非行ってみて下さい」

シウミンは一瞬怪訝そうな顔をしたが
セフンの言わんとする事が分かりニッコリほほ笑んだ

「セフナこそ大事な人と行けばいいじゃないか」

「いえ・・自分は体験済みですので・・・今年・・少佐行ってください」

「タイミングなんて中々合いませんよ・・・・仕事は私たちに任せてください」

チェンがシウミンの背中を押すように笑顔で付け加える

「そうだな・・・セフナの体験した感動を味わってみようかな」







あれはいつの頃だっただろうか・・・

ある事件で人質になった少年を救出しに行った時だった

床下から少年に接触をした時
彼の体に爆発物がとりつけられているのに気付いた
監視カメラの設置されている部屋の
中央の椅子に括り付けられ
爆弾までとりつけられていたのだ

爆弾は想定外だったので
少し時間を稼ごうと思い
床下から少年に話しかけた
少年は聡明な子だったので
パニックになる事もなく
こちらの指示通りに動いてくれたので
無事に救出できた


「さくら・・・この前家族で旅行に行った時に
すごく綺麗な桜を見たんです・・・・
初めて見て・・・なんか涙でちゃった位・・・
あの桜もう一度観たいな・・・」

「大丈夫だ・・見れるから・・・頑張れ
俺が絶対に見せてやる・・・
その桜の風景を思い出してしばらく目をつぶっていろ」

「はい・・もう一度桜見るまでは・・死なない」





「しうちゃん・・・もうすぐ着陸だって・・・疲れたの?」

ルーハンがシウミンの顔を覗き込んでいる
その瞳には心配という文字が浮かんでいる

「悪い・・・苦手な飛行機に乗せたうえに・・意識飛んでたな」

シウミンはルーハンの手をとって優しい顔でほほ笑んだ


休暇が取れるから旅行に行こう・・・
珍しくシウミンからの誘いに
ルーハンは大喜びで付いてきた
苦手な飛行機でも2時間・・・
大好きな人と一緒!!!!
嬉しさが恐怖を上回ったので
何という事もなかったのだ

行き場所は日本という事しか聞いていない
でもそんな事は気にならない
隣にいるのがシウミンで
2人っきりの旅行なのだから・・・



昼頃に関西空港に着くと
セフンの手配したコーディネーターの人がいて
そのまま車に乗せられて移動させられた
もう何時間も乗っている・・・
飛行機の緊張と車の程よい揺れ具合で
シウミンもルーハンもぐっすりと眠ってしまった
(シウミンは仕事柄熟睡はせず
時々目を覚ましてはいた
隣のルーハンの寝顔の可愛らしさに
キュンキュンしたのは内緒)




「着きましたよ」

コーディネーターに起こされて
ルーハンとシウミンは車から降りる

古風で格式のありそうな日本旅館の前で
女将に笑顔で迎えられた

「ようこそおいでやす・・・
ちょうどよい日におこしいただけましたなぁ」

「お世話になります」

流暢な英語での会話にシウミンは英語で返答をした

ルーハンは何がちょうどよい日なのか・・・ぼんやりした頭のまま考えていた




旅館に着いた時はもう夕飯近い時間になっていた
そろそろ暗くなりはじめている
部屋に通され、いろいろ説明を受けて
食事を用意する都合上
大浴場に行くように言われて
2人は日本の温泉に初めて入った

他の人たちもいるため
邪な気持ちをルーハンは必死で抑え
2人で背中の流し合いなどのボディタッチで我慢をして
部屋に戻ってきた

和食のご馳走が並べられているテーブルに座ると
女将が笑顔で料理の説明を始めた
そして最後に・・・・・

「本当に今日で良かったですね
多分明日から散り始めるので・・・ウチでは風景もご馳走の一つとなっております」

そう言って閉まっていた障子窓を全開した・・・・

うわぁ・・・・・

まどの外には山一面を満開の桜が覆っていたのだ

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つづく









会いたい

シウミン君の誕生日の話
やっと今頃書きます
短いです・・・・・めずらしくリアル妄想です


[会いたい]





「なんでどうして?」

「あれってルハンだよね・・・なんでここにいるの?」


日本の空港でルハンに遭遇した人たち
驚いてツイにあげまくる

大陸では絶大な人気を誇るルハン
でも日本では1部のK-POPファンにしか知られてない
ただ
その端正な顔立ちは
見る人を魅了するに十分なので
道端ですれ違う誰もが
ルハンの顔をうっとりと見て

あれは誰?

と思うのがほとんどの人の反応だった






「ルハン・・・今回は東京で撮影の仕事があるぞ」

マネージャー代わりの友人が
ルハンの3月の予定を告げていた

「え~3月はソウルに行くから
仕事入れないでって言ったじゃん」

「お前も知ってるだろう・・今ソウルはまずい」

「そんなの知らないよ~個人的には行けるんでしょ」

「まあ・・行けなくもないけど・・・お前目立ち過ぎだから」


ソウルに行くなと言われて腑に落ちないルハンは
ブツブツ文句を言いながらPCを操ってネット検索を始めた


「え? しうちゃんって日本でデビューするんだ」

ネットの記事によるとEXO-CBXとして
日本正式デビューが決まったらしい

記事を読みながらルハンは小さくため息をついた

自分の国と愛する人の国の関係はどんどん悪くなっていく
少し前までならシウミンもライブで中国に来てくれた
同じ国にいる・・・それだけで心が満たされていたのに・・・

「あーあ今年の誕生日は
サプライズでソウルに行こうと思ったのになぁ・・・・」


「ルハン・・・東京での撮影が終わったら
その後の数日はフリーになりそうだよ」

友人の慰める言葉がルハンの耳に届いた

そうか!!!!!

北京やソウルで会えなくても
東京で会えばいいんだ!!!!!

いつもはネガティブなルハンも
遠距離恋愛中の数年間で
ことシウミンに関してはポジティブになっていた

「しうちゃんも日本デビューだから
るうが東京を熟知して案内してあげればいいんだ」

東京のいろんな所を案内してあげれば
『ルハン凄いな』
そう言ってあの可愛い目をぱちくりしながら
驚いてくれる!!!!!

シウミンの顔を思い浮かべて
ひとりニマニマと危ない笑顔を浮かべるルハン


シウミンとの関係を知っている友人は
ルハンの機嫌が治った事にホッとし
日本ではそれほど顔が知られていない・・
ルハンも普通の人として観光を楽しめるのではないか
そう思う事にした








「しうちゃーん!!!!るうだよ~!!!!俺いまどこにいるでしょうか?」

「はあ? 突然そんな事言われても・・・
お前こっちに来れない状況だよな・・・ニューヨーク・・
そんなに飛行機に乗りたくないだろうし・・・・」

「へへへわかんない?」

「台湾には出入り禁止になってるし・・・まさか日本か?」

「しうちゃん凄い!!!!ルウの事なんでも分かるんだね♡」

「日本で何してんだよ」

「しうちゃんが日本デビューするって聞いたから・・
その下調べ」

「はぁ?」

「しうちゃん今から日本にこれないの?」

「わるい・・・誕生日辺りに用事入ってる」

「そっか・・・しうちゃんの誕生日一緒に過ごしたかったな」

「うん・・・俺も・・・
去年おまえのソロライブに行きたかった・・・」

「仕方ないよ・・・俺・・頑張って東京リサーチしまくるね
次にしうちゃんと東京デート出来る位ね」

ルハンの発言にシウミンも思わず声がはずむ

「俺だって5月に東京行って
お前の好きそうな場所とか店とかリサーチしまくるぞ」

「次は東京デートだね」

「ああ」

「また誕生日に電話する」





それから数日間

ルハンは日本のコーディネーターと
一緒に東京のあちこちに出没した
そして気になる場所に出かけていく

東京でも声をかけられたり
サインを求められたりしたけど
中国や韓国にいるときとは段違いで少ない
一般人に戻ったように
買い物もあちこち自由にできてご満悦だった


東京にきて日本のネット検索をして
ある事を発見した
愛する人の誕生日
東京のソウルと呼ばれている
新大久保という町で
シウミンの誕生日広告が流れるとのこと



「俺・・この広告が見たい・・・
この広告を見るために東京に呼ばれたんだ」

「新大久保だとお前・・大騒ぎされるぞ」
友人が心配そうに言う

「この広告だけ見て帰るから大丈夫だよ」

シウミンの誕生日当日
東京は冷たい雨が降っていた

用意された車から降りて
その広告がうつされる場所にいくルハン・・・


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「しうちゃん・・・・日本でも愛されてるね・・さすが俺の愛する人」

しばらくすると周囲がルハンの存在に気づいて騒ぎ出したので
大慌てで退散する


「しうちゃんのプレゼント買いに行こう」

ルハンの乗った車は新大久保から去っていく







「しうちゃーん!!!!SNS見てくれた?」

「ああ・・・お前また高い時計買ったんだな」

「あれ~しうちゃんへのプレゼントだよ~」

「・・・・」

「俺の手首にあった白いのとおソロなの・・・
しうちゃんは黒がいい?白でもいいよ」

「それより・・・指輪・・左手に・・・」

「うん・・・誕生日でしょ・・俺の気持ち・・・
いつもは右手にしてるけど
本当の気持ちは左手だからね」

「うん・・・知ってるよ」

「しうちゃん・・・愛してる♡」

「うん・・・俺も♡」


電話越しのkissは
遠距離の2人の心が繋がっている証

次にいつ会えるかは約束できない
でもお揃いの物を見に付けていれば
一緒にいる感じがして
ルハンの心は落ち着くのだ


「5月に東京デートしようね」





おしまい




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是非
東京とは言いません
日本全国使ってお二人でデートしてください!!!!!
プロフィール

宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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