チェンの1日

今日は9月21日です

TOKIOのデビュー日でもあり(宗文が初めてハマったアイドルなので)

ルハンのEXOでの最後のステージとなったロスプラ北京2日目の日です

そしてEXOのチェンの誕生日です

今日で24歳ですね(韓国年齢) おめでとうございます♪

シウミンくんを支えてくれている偉大なる弟くんの誕生日を祝しまして

ちょっとした話をあげます

小惑星ソリップの話のチェンくんが主役です


[チェンの1日]  偶然による必然的な出会い番外編



ソリップの朝は早い

地球から遥かはなれた辺境の地の果てにあるソリップでは

形式上地球連合政府の統治下にあるために
(実は独立国家として連合政府から認められていた)

ソリップでは地球を標準とした時間と日付が採用されている


チェンは小鳥のさえずり声で目を覚ました

地球にいる時はバイオ関係で

環境変化に適応しやすい植物を研究していたが

ソリップに来てからは自給自足の生活となり

機械の修理や開発までするようになった

元々は植物の研究家だったのに

今では発明家と呼んでも過言ではない状況となっている

それもソリップに流れてきたクリス達がソリップの住人になってから

レイの発明好きにひきずられるように

気が付くと自分も毎日遅くまで機械いじりばかりしている


「ほんと・・・人生って分からないな・・・」

チェンは自分の横ですやすやと眠っているレイの顔をみて小さくほほ笑んだ

レイは朝が苦手だ

レイというよりヤチェ星人が夜型タイプなのか早起きが苦手のようだった

しかし

愛の力は偉大である

早く起きて作業をしなくてはならないシウミンとセフンの相棒となった

ルハンとタオは今では早起きを苦にしなくなっている

時計を見ると朝の5時を指している

チェンは大きく伸びをするとレイを起こさないように静かにベットから降りる

部屋を出て洗面所で顔を洗っていると

セフンに担がれるようにタオが入ってきた

「セフナ~眠いよ~」

「ほら~早く顔を洗って!!!!」

今ではすっかり話せるようになったセフンがタオを促して洗顔させる

「こんなに早くからやぎの世話しにいくの?」

チェンの不思議そうな問いかけに

「もうすぐユキちゃんに赤ちゃんが生まれるから様子観に行くの」

タオが歯磨きしながら答えてきた

「モニターで管理してたよな?」

「そのモニターでユキの動きからそろそろ産気づくのかなって思って」

セフンがタオの世話を焼きながらチェンに答えた


チェンがリビングに向かうとコーヒーの良い香りがしている

シウミンたちが起きているらしい

「おっ・・チェン・・いつもより早いな・・お前もコーヒー飲むか?」

「おはようございます・・はい・・頂きます」

「しうちゃーん目玉焼きは2つ食べる?」

「チェンが起きて来たから1個はチェンにあげてくれ」

キッチンではルハンとシウミンが自分達の朝食を作っていた

食事はギョンスが作ってくれるのだが

自分達の都合のよい時間に作業を始めるから

勝手に朝食は食べていくとギョンスに2人は言っていた

チェンは椅子に座って手際よく朝食を作っている2人を眺める

地球にいた時には想像もできないくらい

穏やかな表情をしているシウミン

ルハンと出会う前までは、責任感につぶされまいと

1人で気負っていたシウミンの幸せそうな表情をみて

自分も心が温かく感じてきた


テーブルに目玉焼きとロールパンとサラダがチェンの分も並べられる

「いただきます」

「しうちゃん~今日は畑以外にも家畜小屋にも行かないとね」

「ああ・・・出産に立ち会わないと・・・忙しいな」

「ゆきちゃんに赤ちゃんが生まれるってタオが言ってたけど」

「そう・・タオもう起きてた?」

ルハンがチェンに尋ねると同時にタオとセフンがリビングに入ってくる

「あーるうちゃん!!!タオ達の分はないの?」

「そんなもん無ぇよ~!!!自分の分は自分でつくれっ!!!!」

ルハンは小さい子供の様にタオに向かってべーっとする

「るうちゃんのケチーっ!!!!!!」

「あーてめえ・・蹴っ飛ばしたなぁ!!!!」

「るうちゃん~痛いよ~殴る事ないじゃん」

タオとルハンが喧嘩している間に

セフンは手際よく2人分の朝食づくりにかかっていた

すでに食べ終えたシウミンが2人にホットミルクを用意している

「ルハン早く食べろよ・・・置いていくぞ」

「しうちゃん~待って~」

ルハンはお皿に残っていたハムとロールパンを口に詰め込む

「るうちゃん置いていかれるよ~」

ルハンは口をもぐもぐしながらタオの頭を一発叩くと

流しにお皿を置いたままシウミンの後を追っていく


「セフナ~るうちゃんに頭叩かれた~」

セフンは小さくため息をつくとタオの頭を数回撫でた



時計は6時を指していた

自分達がまだ寝ている時間帯に

こんな風景が繰り広げられていたんだ・・・

チェンはほっこりした気持ちになってコーヒーの残りを味わっていた


「洗い物は僕がやっておくから・・ユキちゃんの赤ちゃんが生まれたら連絡してね」

チェンの言葉にセフンとタオはニッコリとほほ笑んで

飼育小屋までバイクで走っていく

洗い物をしているとギョンスがキッチンにやってきた

「あれ?チェン早いね~おはよう」

「うん・・今日は目がさめちゃった・・おはよう」

時刻は7時

ギョンスは残った人々の朝食を作り始める

チェンも手持無沙汰のためそれを手伝った

「今日はヒボム便が来るんだ・・・夜はご馳走だからね」

ギョンスが楽しそうに言う

レイが起きてきてから2人で機械の修理をしながら

新しい機械のテストをしたりしてあっという間に午後の時間も過ぎて行った


昼はギョンスが作ってくれたサンドイッチを

工場に持ち込んでいたのでそれを食べていた

レイと2人で過ごす時間がチェンは楽しくて仕方ない

今は飛行船の試作品を作っている最中だ

「おーいレイにチェン~夕飯だって~」

ルハンが2人を呼びに来る


「ぼくお腹すいた~もう歩けない」

レイが疲れ切った顔でチェンに訴える

「はぁ? 何言ってんだ? 僕歩けない~って誰だよっ」

ルハンが呆れた顔をしてレイの口真似をする

「ルハンだってさ~『しうちゃ~ん』なんて呼んでるくせに」

レイの口真似に

恥ずかしさで顔を赤らめたルハンが殴ろうとする

2人の様子を見ながら

チェンは嬉しそうに眉毛を下げていた


(なんか・・・なんかいいなぁ~

ヤチェの人たちが来てからすごくいい感じだなぁ~

僕たち家族って感じがしてすごくいいなぁ~)


リビングにつくと

カイやチャニョルも同席しての

ちょっとしたパーティ料理が並べられていた

テーブルの中央にはケーキも置いてある


「チェン・・レイも座って」

シウミンの横にルハンが座りながら2人に席に着くようにすすめた

チェンが椅子に座ると

ぱーん

ぱーん


一斉にクラッカーが鳴らされた

チェンとレイがポカンとしていると

「今日は地球時間で9月21日だ・・チェン誕生日おめでとう」

シウミンが笑顔で言うと周囲のみんなから一斉に「おめでとう」と言われた

チェンはびっくりして目を見開いていると

その顔が面白いと横のレイが笑い出した

レイの笑いがクリスに移りタオに移り・・・気づくとみんなで大爆笑をしている

笑われている理由も分からずに自分まで笑い出したチェンは

その目から涙を流し始めていた

「ありがとう・・・こんな盛大なパーティ久しぶりです・・・シウミニヒョンありがとう・・・」

「言い出しっぺはルハンなんだ・・」シウミンが恥ずかしそうにルハンを見て答える

ルハンはえへへという顔をしてシウミンの後ろに隠れてしまった


パーティが終わって

それぞれの部屋に戻っていくと

レイが真剣な顔をしてチェンに抱きついてきた


「僕・・・チェンの誕生日って知らなかった・・・プレゼント用意してない」

少し不服そうに唇を尖らせている

「レイさん・・・自分でも忘れていた誕生日ですよ・・・怒らないでください」

「チェン・・・自分の誕生日忘れてたの?」

レイが不思議そうに首をかしげて聞いてくる

「ええ・・・あなたに出会ってから日にちの感覚もないくらいです」

チェンの言葉を聞いてレイは嬉しそうにえくぼの浮かぶ笑顔をみせる

「じゃあ・・・誕生日プレゼントは僕でいい?」

レイの発言にチェンは顔を真っ赤にさせる

「チェン・・・大好きだよ・・離れないで・・・」

レイはそう言うとチェンをベットに押し倒した

「僕も・・・好きです・・・もう離しません」

2人の唇が優しく重なり合う・・・

それが恋人たちの長い夜の始まりの合図となった・・・・








チェンチェンお誕生日おめでとう♪







スポンサーサイト

クリスマスの意義

お正月3日になります
みなさんはいかがお過ごしでしょうか
お仕事の方もいれば帰省中の方もいて
家族の世話に追われている方もいらっしゃると思います

クリスマスに上げようと思ったお話がありまして
今更ですが・・・とりあえず上げます・・・すみません・・・

出演は偶然による~の惑星ソリップのみなさんです

偶然による~の話をまだの方は
先に読まれた方が分かりやすいかと思います

偶然による必然的な出会い




[クリスマスの意義]


クリス達が

惑星ソリップに居候して早2年が過ぎた


正確には「居候」ではなく「警備要員」に昇格しているが

物凄い片田舎にあるような小さな惑星に

泥棒や強盗、海賊に宙賊・・・そんなものは襲ってくることもなく

毎日のんびりと農作業を手伝っているのが実情である


クリス達の育ったヤチェと

シウミン達の育ってきた地球連合政府とは

もちろん文化も風習も何もかもが違っていて

最初のうちはお互いに戸惑っていたが

今ではその違いを楽しむようになり

知識を教え合ったりしている


ソリップは地球から遥かに遠い辺境の地にあるが

地球標準時間を採用している

そして時間だけでなく

風習も地球のものが取り入れられているため

ヤチェ星人達にとって不思議なものばかりだった




「ねぇ~ぎょんちゃんはいつ戻ってくるの?」

タオが

ゆでたジャガイモとゆで卵を食べながら呟いた


「クリスマスに合わせて帰ったから・・・

新年あけて戻ってくるはずだよ」

チェンがカレンダーを見ながら答える


「ぎょんちゃん・・・早く帰ってきてほしい・・」


タオの呟きにシウミンがコーヒーポットを手にしながら

「タオ・・・お前もコーヒー飲むか?」と聞いてくる


「しうちゃん!!!!!こんな奴にコーヒーもったいない!!!!」


ルハンがタオを睨みながら

シウミンに自分のカップを渡してコーヒーを注いでもらった


「ねぇ!!!!クリスマスって何? そんなに大事な行事なの?」

タオがずっと疑問に思っていた事を口にした



ソリップで優秀なシェフの役目を担っていたギョンスが

重大な用事があるとクリスマス前に地球に戻って行った

新年あけて戻ってくる予定なのだが

すっかり口が奢ってきたタオにとって

ギョンス不在の食事が不満爆発の要因になっていたのだ

シウミンもチェンも

時間があれば美味しい料理を作る事が出来る

しかし2人ともソリップの仕事が忙しくて

ギョンスのような手をかけた料理は作れない

クリスやレイは「食事」という観念のない生活をしていたから

簡素化されたとはいえ不満を口にする事はなかったが

タオだけが我儘を言っている状況だった

(夕食は当番制で作る事になり

今日は料理のできないタオが当番なので

ゆでじゃがいもとゆで卵になっていた)


「そういえばクリスマスの意義って考えた事ないですね」

チェンがタオに言われてシウミンに聞いてきた

「そうだな・・・慣習として残ってるけど・・

元は1人の宗教家の生誕祝いだよな」

「いつ頃から必要な行事になったんだろうね」

「ああ・・そうだな・・

地球の民が全員その宗教を信仰しているわけじゃないのにな」

地球連合政府の統括下の惑星で育ったシウミン達も

今更問われると答えに窮している・・・


「地球連合政府がまだ地球だけの時代に

世界中にクリスマスという行事が流行して

宗教とは切り離されてただのお祭りになった・・と学校で教わりました」

セフンがタオのためにココアを入れながら周囲に説明をする


「お祭り?」

タオが不思議そうに首をかしげるので

「タオ達の星にはお祭りって無いの?」とセフンが聞いてくる

しばらく考えてタオがクリスの顔を見ながら

「ヤチェの祭りって・・・・ふりーせっくすでぃ・・と一緒?」

ぷーっ!!!!!!

シウミンが飲みかけていたコーヒーを盛大に吹いた

セフンは驚きのあまり

目を盛大に見開いてタオを見ている

チェンは言葉の意味を理解して

真っ赤な顔をしたままフリーズ状態だ


「嫌な事思い出させるな!!!!

あんなの祭りでもなんでもない」

ルハンが凄く嫌な顔をして部屋から出て行った


困った顔をしたクリスとレイが

お互いに目配せしながら小さくうなずく


クリスが小さく溜息をついた後に

タオの言葉の説明をした


「ヤチェでは家族とか恋人とかの観念があまりないんだ

子供は政府が作って育てる・・・

俺たちは子供だけで軍事訓練を受けながら育ってきた

地球みたいに親からの愛情というものを貰った事がない

セックスはスポーツみたいな感覚だな・・・・

タオの言ったその日は・・・お偉いさんが好きな相手を選んで

まあその・・・言葉の意味そのものだ・・・・フリーな1日なんだ」

説明しているクリスも真っ赤になっている


「いわゆる乱交状態なんだよ・・・あちこちで裸でヤリまくって

ヤチェの人たち全員がそんなの好きなわけじゃないから

嫌な人達は見つからないように隠れてるんだ・・・・

ルハンは・・・あの容姿で目立っているから・・・

いつも嫌でも相手させられて・・・・」

レイの説明の言葉が途切れる


「るうちゃん・・・僕たちの事を庇うために・・・

お偉いさんの相手してたんだよね」

タオが思い出したように涙を流している


「どっちにしろ・・・お前達って・・・

ヤチェではあぶれ者だったんだな

感覚的には俺たちの地球人に近いかもな」

シウミンは苦笑しながらタオの頭を優しくなでた


「ギョンスは・・・大事な人に大事な告白して

地球に残してきた両親を説得して

この星に永住する手続きを取りに行ったんだよ」

シウミンの説明にその場の全員が驚いた


「クリスマスはね・・・今の慣習で言うと

大事な人と過ごす大切な1日になってるんだ

それは恋人だったり家族だったり・・・・」


「ぎょんちゃんは・・・

恋人のためにわざわざクリスマスに戻ったの?」

タオの質問にシウミンは優しく頷く


「去年は僕たちの初めてのクリスマスだからって

たくさんご馳走作ってくれたの・・・

恋人に会えなくても我慢してたの?」

タオの質問にシウミンは

意味深な笑顔で黙ったままだった



「もしかして・・・カイの家に行ったんですか?」

セフンが聞いてくる


「俺は妹がいる・・・チェンとセフンは兄さんがいるだろう?

だからこの惑星に移住しても大丈夫なんだけど

ギョンスは1人っ子だから・・・そこが心配だったみたいだな

そこの心配事がクリアしたから手続きに行ったんだよ」


「そういえばベッキョンも一緒に地球に行ってるよね」


「ベクも移住の手続きを取りに行ったんだ」


「俺たちはこの惑星に最後まで住むことに決めたんだ

だからタオ達も遠慮することなく

ずーっとこの惑星の住人になったいいんだぞ」


シウミンの言葉にタオはセフンの手をとって喜んだ


「ずっとセフナと一緒にいてもいいの?」

セフンは黙ったままうなずいている





「おい・・・開けるぞ」

シウミンが自分の部屋を開けると

ベットで頭から布団をかぶっている

ルハンの姿が見えた


くすっ・・


「ルハン・・・どうした?」

ルハンからの返事はない


「さっきの事は気にしてないぞ・・・

タオが泣きながら

「るうちゃんは僕たちを庇ってた」って言ってたぞ」


ビクッ


ベットの布団の塊が小さく動いた

シウミンはその塊の横に座ると


「クリスマスの次には

お正月という行事があるんだよ

ルハンも去年経験したと思うけど

クリスマスよりも盛大なお祭りになるんだよ

ギョンスもその頃には戻ってくるんだけど

盛大なパーティ料理を作らないと・・・・」

そこまで話をしてちらりとルハンの方を向くと

ルハンは布団から顔を少し出していた


「ルハン・・・手伝ってくれるよね」

シウミンの笑顔にルハンは目を伏せて小さく呟いた


「しうちゃん・・・俺・・・」


「俺たちが出会う前の事なんて・・・

俺は気にしてない・・

問題は今このお互いの気持ち・・・

そう思わないか?」


シウミンの言葉にルハンは顔をくしゃくしゃにして笑顔をみせた


「しうちゃん大好き!!!!!」

そう言うといつものようにシウミンに抱きつく


「お正月になったら住民が増えるんだよ・・・

この住宅エリアも手狭になったから増築しないと・・・だな」


「増築するの?」


「ああ・・・ベッキョンに

ブルマーコーポレーションで開発された

簡単に家が建てられるグッズを

買ってくるように頼んだんだ」

それを聞いたルハンの瞳がきらきらと輝き始めた


「しうちゃんと俺の愛の新居?????」


「まだ誰が住むか決めてないぞ・・・うわっ」


シウミンはルハンに押し倒され

キラキラと輝くルハンの瞳を下から見上げて

小さくほほ笑んだ・・・


そして、さっきタオに説明した自分の言葉を思い出す


(クリスマスはね・・・今の慣習で言うと

大事な人と過ごす大切な1日になってるんだ

それは恋人だったり家族だったり・・・・)


ルハンといたら・・・毎日がクリスマスだな・・・・


見上げるルハンの顔はデレデレになっている

多分今の自分もデレデレした顔をしているんだろうな・・・・

シウミンはどんどんとルハンに感化されていく自分に

戸惑いながらも幸せだと感じ始めていた








~地球からソリップに向かうヒボム便~


「ベク~そんな顔しないで~」

「チャニョル!!!!

なんでお前もカイと一緒にソリップに移り住むんだよ」

「だって~今回のクリスマスで俺の告白にOKしたでしょ?

俺たち付きあうんでしょ? だったら離れたくないじゃん」

「お前みたいなでかい奴の住む場所ないわっ!!!!!」

「大丈夫・・・俺もブルマーコーポレーションの「簡単お家君」買ったから

土地さえあればすぐに家が出来上がるから」

「はっ? このヒボム便はどうすんだよ?」

「会社には話通してあるから大丈夫なんだ~」

「けっ・・・抜かりないヤツ・・・・」

「えへへへそれほどでも~」

「褒めてないわっ!!!!ボケ」





「ヒョン・・・あの2人もソリップで一緒なんですか?」

「住民が多い方が楽しくていいじゃない?」

「俺は・・・ギョンスヒョンと一緒ならどこでもいいです」

「カイ・・・散々待たせてごめんね・・・」





おしまい


クリスマスに上げたかった・・・・正月になってしまいすみませんでした・・・

初デート 前編~偶然による必然的な出会い番外編~

どうもご無沙汰しています
毎日激務で・・・PC開けてません・・・
妄想はしているんですけどね・・・・

今回は「偶然による必然的な出会い」のシウミンとルハンの
初デートの話をあげます

「偶然による~」をまだ読んでない方は
先に読まれた方が分かりやすいかと思います


「初デート」 前編 ~偶然による必然的な出会い 番外編~



惑星ソリップの近くにシナワールドの支店が新しく作られた

近くと言っても高速宇宙船で地球時間で2時間はかかる

(高速宇宙船は普通の宇宙船よりも速度がかなり違うし高価なもので
一般家庭にはあまり普及されていない)


シナワールドグループは

地球の近くにある

総合レジャー施設が設置されている惑星を中心に

今では地球連合政府の統治している惑星間に

「娯楽」を提供するスペースを数か所設置して

大成功をおさめていた


ソリップの近くに出来たのは

宇宙ステーションを小ぶりにした

レストランやショッピング施設がある建物だった


「へぇ~今度オープンしたシナワールドには

水族館があるそうですよ」


定期メールに紛れてきた

開店DMを読んでいたギョンスが楽しそうに言う


「水族館? もちろんレプリカものだよね」

チェンがたずねる


「多分太古の地球上にあった海を再現したものだと思います」


「俺たちが知っている地球は大気汚染が酷くて

ドームで覆われた中での生活だったからなぁ・・・・

大昔の綺麗な海なんて知らないなぁ・・・

たとえ泳いでいるのがロボットだとしても

再現されたもの見てみたいな」


シウミンがぽつりとつぶやいた一言に

水族館の意味も知らないヤチェ星人のルハンが突然叫んだ


「俺!!!!そこに行ってみたい!!!!しうちゃん連れて行ってよ」











「じゃあ~行ってきます♪」


「るうちゃん!!!お土産買ってきてね・・・絶対だよ」


「おうっ任せとけっ!!!!しうちゃん早く船出して~」


シナワールドがオープンして1か月後

ルハンとシウミンはソリップ所有の高速宇宙船で

シナワールドに遊びに行くことになった


ルハンが「水族館に行ってみたい」と

毎日の様に言い続けていて

シウミンが根負けしての外出となった


「でーと♪でーと♪」

今日のルハンは

覚えたての単語をずっと口ずさんでいて

ご機嫌な様子だった


シウミンと水族館に2人で行くと決まったときに

周囲から「デートだね」とひやかされた

ルハンはデートの意味が分からず

近くにいたベッキョンに尋ねると

「好意を持ち合う2人が

2人だけで楽しむために出かける」事と教わった



ルハンの星では「愛」をはぐくみ育てるという概念はない

子供は政府が製造し戦士として育成するため

赤ん坊や子供というものすら見た事がなく

愛の営みとされている行為もスポーツの様なもの・・・

そんな文化に育ったのだ


ソリップに来て、シウミンと出会い

初めて「愛」と言うものを知った

「愛」は教わらなくても本能で感じられるのだ

そして「愛」を育む事を覚え、

ルハンの毎日は幸せにあふれている


今日は初めて2人だけで外出するので

覚えたての「デート」という言葉が

ルハンを心地よく酔わせてくれていた




「さあ着いたぞ」

シウミンに言われて

駐船場に高速船を止めて船を下りる



ド田舎の惑星ソリップに来てから

初めての外出・・・それも初デートに

ルハンの心臓は興奮で今にも破裂するのでは・・と

緊張で顔もこわばっている


そんなルハンの様子を見たシウミンは小さく笑って

ルハンの手をそっと握った


「しうちゃん・・・・」

握られた手から優しい温もりが伝わってくる

やさしさが手からルハンの全身を巡ってくるのが感じられた



続く

初デート 中編

[初デート] 中編 ~偶然による必然的な出会い 番外編~


「ルハン・・・どうした? もしかして怖いの?」

「・・・・しうちゃんの・・・意地悪・・・」


水族館の入り口入ってすぐの所に

タッチプールと称される浅瀬をイメージした箇所があった

そこでは浅瀬に生きている生物を巧妙に再現している

もちろんこの水族館の「生き物」はすべてロボットだ

絶滅してしまった生物を巧妙に再現した事で

太古の海・・・太古の地球を感じられるのがここのウリでもある


そしてその浅瀬の生き物を触れるスペースを前にして

ルハンがさっきから固まったままなのだ

シウミンはその理由に感づいてはいたが

わざと気づかないふりをして「怖いの?」と聞いてみる


ルハンはあれだけの戦闘能力を持ち優秀な戦士のくせに

虫が嫌いでゲテモノが嫌い宇宙船は大丈夫だが

絶叫マシーンが大の苦手なのである

今シウミンが触っている真っ黒い変な生き物を目にして

引きつった顔をして近づこうとしてこない・・・

シウミンの「怖いの?」と言う言葉に

「こ・・怖くないもん」と力なく言い返すけど顔色が良くない


くすっ・・・

「ルハン・・・おいで」

シウミンの優しい声にルハンは恐る恐る近づく




「あ・・・柔らかい・・・」

「こっちのヒトデも面白いよ・・ほら手を乗せてごらん」

シウミンがルハンの手をとってヒトデの上に乗せる

「石みたいに固い・・・ええええ?何?」

ルハンの手の上にシウミンが手を乗せてぐっと押す

ヒトデにルハンの手の後が付いた・・・と思ったら

ぐぐぐぐぐと元の形に戻ってくる

「えええええ?」

ナマコであんなにビビっていたのに

今では楽しそうにヒトデで遊んでいる

そんな様子をシウミンは隣で楽しそうに見つめていた



サンゴ礁の海を再現したブースや

深海世界を再現したブースをいろいろ見てまわり

ルハンは水族館がすっかり気に入った


「この水族館の一番のおすすめの水槽は

この先にあるみたいだね~」

パンフレットを見ながらシウミンがルハンに言う

「ねぇ~あれって何?」

周囲をキョトキョトと見回していたルハンが突然叫んだ

『恋人たちのプロムナード』という看板を指している


「大水槽に行くのにカップル用の通路なのかな?」

シウミンが不思議そうに呟くと


「俺としうちゃんも恋人同士だよね!!!!あそこに行こう」

『恋人たちのプロムナード』という響きが気に入ったルハンが

上機嫌でシウミンの腕を引いていく


「うわっ・・・真っ暗だ・・・何も見えない」

足元に小さな灯りが付いていて進行方向が分かるくらいで

後は真っ暗な通路だった

深海の本当に暗い世界を表している・・・シウミンはそう感じた


「しうちゃん・・・俺に付いてきてね」

暗闇でも目が効くルハンは

シウミンの腕をとって通路をずんずん進んでいった


暗闇は嫌いなルハンでも

この通路の真の意味が分かってニヤ下がる


あちこちでカップルが

周囲が見えないのをいいことにいちゃついてるのだ


「うわっ・・ルハン・・・な・・」

通路の途中でルハンは足を止めると

シウミンを力強く抱きしめる

「しうちゃん・・・黙って・・」

「・・・・・」

これほどの暗闇だからシウミンには周囲は見えてない

でも闇夜に目が効くルハンには

シウミンの不安そうな可愛い顔が良く見えた

自分しか知らないそんな保護欲をかき立てるような

すごく可愛い顔を見たらもう我慢が出来なくなって

その可愛いくちびるに濃厚なキスをしてしまった

「る・・・・・は・・・っ・・ばか・・こんな・・」

シウミンの小さな抵抗も抑え込んで

しばらく2人は濃厚な口づけを繰り返す




バシッ

「しうちゃん・・なんで・・・」

「バカっ!!!!いつまでいるんだよ・・次の水槽に行くぞ」

堪能しすぎたみたいでシウミンに怒られたルハンは

ぶつぶつと文句をいいながら出口にむかってシウミンの手を引いていく




「うわっ!!!!!すごい!!!!!」

「しうちゃん!!!!!なんだこれ????」


プロムナードを抜けると薄暗い中に大きな水槽が目に飛び込んできた

想定外のスケールに2人はしばらくの間

口を開けたまま佇んでいた




続く



モデルになった水族館には
「恋人たちのプロムナード」という通路はありません・・・

初デート 後編

[初デート]  後編 ~偶然による必然的な出会い 番外編~



プロムナードを抜けると

一面を覆う巨大水槽が2人を迎えた

2人が立っている場所をほとんど水槽が覆っている

まるで海底に佇んでいるかのようだ

上を見上げると巨大な魚が

まるで宙を舞っているかのように優雅に泳いでいた



「しうちゃん・・・・何か凄いよ・・・・」

「ああ・・・あの大きいのはジンベイザメだな・・・・」

しばらく2人ともその場に佇んで水槽に見入っていたが

通路から離れたところに椅子があるのを見つけて

シウミンがルハンの手を引いて座った


「大昔はここにいるのが全て本物で、

海の中を泳ぎまわっていたんだな」


シウミンがボソッと呟いた


今ではもう戻らない地球の自然・・・・

美しい海に覆われた自分達の星・・・

その美しい海を自分達のエゴで失ってしまった人類

失ってからとても大切だったことを戒められた・・・・

この水槽の中は再現された世界・・・・泳いでいるのはロボットだ


「俺・・・・今まで『海』って見た事なかったんだ

なんかすごいね・・・きれいだね」

「ルハン・・・俺たちの星では『海』はすべての母と言われている」

「母?」

「ああ・・・地球の生き物は海から生まれて進化して

地上に移り住んだと言われているんだよ」

シウミンはそう言うとルハンの方を振り向いた

「お前達は知らないだろうけど

赤ん坊が生まれるのに母親の胎内で

生命の誕生を繰り返してるんだ」

不思議そうに首をかしげるルハンにシウミンは微笑む


「愛し合って母親の胎内に命が宿る

命が宿る事によりその体の中に海が再現されるんだ・・・」


シウミンはそう説明するとルハンのお腹にそっと手を添える


「あっ・・・・女のひとのお腹・・・ただの太った人だと思ったけど

お腹だけ大きい人って・・・・そうなの? お腹の中に子供がいるの?」

ルハンはシナワールドで数人の妊婦とすれ違っていた

でもそれはただの太った人だと思っていたが

シウミンの説明で今納得をした


「しうちゃん・・・・」

ルハンがシウミンの手を取って自分の膝の上に座らせた

後ろからぎゅっと抱きしめる


「なんか不思議だね・・・海って・・・

俺・・・ずっと見てられるよ・・・・あの魚たちと一緒に泳いでみたい」

「ああ・・・何か落ち着くな・・・きっと守られている気分なんだろうな」


しばらく2人は黙ったまま水槽を見つめていた

するとシウミンの首筋に冷たいものを感じて後ろを振り向く

ルハンが静かに涙を流していた・・・・

「ルハナ・・・どうしたの?」


振り向いたシウミンにルハンは顔をゆがめてほほ笑んだ

泣き笑いの顔にシウミンの心が揺さぶられる

ルハンの方を向いたシウミンはその涙に優しく口づけを落した


「しうちゃん・・・ありがとう・・・俺・・・今すごく幸せ・・・」

「ああ・・・ソリップに墜落してくれて感謝してる」

シウミンの言葉に

「なんだよっ・・それっ・・」とルハンが突っ込んで2人で笑った


他にも展示ブースは沢山あったけど

2人は大型水槽の前で体を寄せ合って

黙って水槽の中の世界を見つめ続けていた・・・・

13244620_623274537821534_2288666062828286932_n.jpg


普通に生活していたら

絶対に出会う事がなかった自分達




ルハンは思う

しうちゃんと出会って

育った星も環境も違うけど

ずっと一緒に生きていく事を決めた・・・

そして自分がこんなに穏やかに過ごせているのも

「運命」なんだろうな・・・

大好き・・・愛している・・・どんな言葉でも足りない


そして嬉しい時にも涙は出るものなんだと

教えてくれたのはシウミンの存在



13241179_623274561154865_319951804122635250_n.jpg




~♪♪♪~

「しうちゃん・・・この音楽って何?」

「あっやばっ・・・閉館15分前のお知らせだよ」

「えっ?」

「もう外に出ないと閉じ込められるぞ」

シウミンが慌てながらもルハンに笑いかける

「まって~

しうちゃんと2人なら閉じ込められてもいいけど」

「タオにお土産頼まれてるんだろう?」

「うわっ・・・まじやばっ」

2人は手をつないで慌てて出口に向かって走り出した









「るうちゃん!!!!!ありがとう!!!!

この子・・・ジンベイザメって言うの?

じゃあジンベイちゃんだね」


大きなジンベイザメのぬいぐるみを抱きしめて

タオが嬉しそうに笑う

隣に座っているセフンは、

そのぬいぐるみに何度がパンチをして

タオに怒られていた


さんごカルシウム入りのクッキーや

ユーグレナ入りのお菓子など

2人のお土産を広げ

ギョンスの入れてくれたお茶を飲みながら話が弾む


「今度の休みに行ってみたいな」

泳ぎ回っている魚が

巧妙に再現されたロボットだと言う事に

チェンは興味を覚え


おしゃれなレストランがあった事を聞いて

ギョンスは興味を持った


「まだ全部見てないから

これからも何度もでーとに行くんだ~」

ルハンはそう言ってシウミンの腕を掴む

シウミンも優しくほほ笑み返してくれた



数日後


高速船で出かけていたクリスが夕方戻ってきた

手には大きなジンベイザメのぬいぐるみ・・・タオのものよりも一回り大きい


大事そうに抱えて部屋に戻っていく姿を見たベッキョンは


「クリス・・・そんなにも欲しかったのか・・・」と呟いた・・・・・


クリスのジンベイザメはJINと命名された






おしまい

プロフィール

宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR