ドーム 1

いつも遊びにいらして下さる方々
ありがとうございます

今日はEXOクン達の京セラドーム初日ですね
私は仕事の関係で大阪までいけませんでした・・
薄緑のシウミン君・・・会いたかったです・・・

今回のお話はリアル妄想でラブラブな話ではありません
宗文の頭の中で張り裂けそうになっている話なので
毒だしのつもりで文章にさせて頂きます

この話は1%の真実と99%の妄想で成り立っている話です
リアル妄想なので気に障る方がいたらごめんなさい・・・
登場するメンバーは芸名で統一させていただきます



[ドーム] 1

2015年春

EXOのメンバーは

日本での2回目のファンミーティングを横浜で開催していた

今回は日本の公式ファンクラブが発足しての初めてのイベントだった


3日間5回公演の最後にメンバー達にサプライズが発表される


「10月に東京ドーム3日間、京セラドーム3日間のライブ決定」


東京ドーム・・・今では海外アーティストの憧れの会場だ

その東京ドームで3日間もライブをする・・日本デビューもしていないのに・・

この話を聞いた時は、嬉しいよりも怖い気持ちが先になり

メンバーはリーダーのスホを中心に困惑した顔でマネージャーを見つめる


「SMタウンでステージに立ったことあるけど・・・本当に単独でやるの?」


「この間テミン達が、やっとの思いで手に入れた場所を・・

俺たちが簡単にやっていいのかよ・・・」


「東京ドームって収容人数が55000人なんでしょう・・・

ソウルのオリンピック競技場の倍入るんだよ・・・・」


「そんな場所って・・俺たちだけって・・早すぎない?」


「日本で俺たちって・・・そんなに知られてないのに・・デビューしてないのに」


メンバー達から不安の声が次々と沸き上がってくる

スホはすでにプレッシャーを感じ始めているらしく一言も言葉を発してない


「とにかく決まったんだ・・・腹くくるしかないだろう?

マネヒョン・・・

このドーム公演に向けての日本デビューはあるんですか?」


シウミンがその大きな瞳で見えない何かを睨みつけるようにして

マネージャーに聞いてきた


「ああ・・・カムバ用に用意した曲を日本語バージョンで収録する予定だ」


「タオは? タオはどうなるんですか? カムバに間に合うんですか?」

セフンが不安そうに聞いてくる


「カムバックはタオ抜きでやる事が決まった・・もう撮影が始まるから」

マネージャーがそう言って部屋から出ていく


パタン・・とドアが閉まると

シウミンはドアを睨んだまま

「多分・・タオは戻ってこない・・・」ぽつりと言った

その言葉を聞いてメンバー皆がうなだれたように押し黙った


「タオねぇ・・連絡とれないんだよね・・携帯取り上げられたみたい」


ピリピリとした空気を破るかのように

レイがのんびりとした口調で話しだす


「あいつの事だから俺たちの連絡先なんて

携帯にしか保存してねぇだろう・・・くそっ・・・」

ベッキョンが悔しそうに呟いた


「僕達は僕達に与えられた事を

一生懸命にやるしかないって事なんだ・・」

チェンの小さく呟いた言葉にレイがほほ笑む


「そうだねぇ~僕も個人活動が増えそうで・・不安いっぱいだよ」


レイとf(x)のビクトリアは中国出身だ

この2人が中国での個別活動のために

事務所が特別な「工作室」を設置した

2人はSMのアーティスト以外の仕事を工作室から受けて活動を始めたのだ


「あと半年・・・半年あるって思えばいいじゃん!!!!みんなそんな暗い顔しないで」

チャニョルが大きな瞳をくりくりさせて皆に笑顔を振りまいた


「スホヒョン・・死にそうな顔してます・・・決まってしまった事なんですから

後戻りできませんよ・・・僕達は頑張るだけです」

ディオの発言にスホは泣きそうな顔から必死に笑顔を作ろうとしている


「うわっ!!!スホヒョンの顔・・・超ぶさいく~!!!鏡みてみぃ?」

ベッキョンの言葉にメンバーみんなが笑いだした




あと半年・・・半年しかない・・そう思ったらだめだ

半年もある・・・そう思えば少しは活路が見えてくるかもしれない・・・

でも・・・身の丈あってない会場で集客がなかったら・・・・

シウミンはぶるっと身震いすると自分で自分の体を抱きしめた



メンバーそれぞれの思いが交錯する中

ドーム公演へのカウントダウンが始まって行く・・・・・・
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ドーム 2

[ドーム] 2


東方神起のユノの入隊が6月に決まり

チャンミンも11月に予定された


会社としてはK-popの稼ぎ頭が事実上の活動停止となり

二番手人気のスーパージュニアも兵役ラッシュで個人活動しかできない

SMとしては三番手のSHINeeを日本市場で活躍させようと

知名度を広げるために

小さな草の根運動状態での日本ツアーライブをさせていた

つい先日も東京ドームでの初ライブも成功したばかりだ



しかし東方神起の抜けた穴を補充するグループとして

日本側からEXOを要請された

メンバーが抜けてごたごた続きで中国でのMの活動が停止状態の今

事務所としては日本側の要請飲むしかなかったのだ


まだ日本デビューもしてないのに大人の事情で、

「崖から突き落とされても自力で這い上がってこい」的な

まるで獅子の子育ての様な状況下の中

メンバーは必死に今自分達の出来ることに集中していた



もちろんその事は事務所の先輩である

東方神起のユノやチャンミン、

スーパージュニアのメンバー達も気にかけて

事あるごとに食事に誘ってアドバイスをしたり

弟達の不安を取り除くかのような話をしたり

自分達の東京ドームのライブを一緒に見たり

いろいろと親身になってくれていた


いろんな意味でのプレッシャーの中

EXOメンバーがスホを始めとして

押し寄せる見えない敵を相手にもがいている姿を

見ていられなかったのだ




この日はリョウクが

ディオとチェンを呼び出して一緒に食事をしていた


今のEXOの現状を見て何か自分にアドバイスできるか・・と

忙しい時間を割いてその時間を作ったのだった


行きつけの店の奥の個室でいろんな話をして

最後には「気負う事なく楽しめばいいよ」とリョウクは笑った


「でも・・・あんな大きな会場・・・ガラガラだったら・・」

チェンが心配そうに言うと

「そんなの僕たち知らないって思って!!!!

事務所の都合でライブさせられるんだもん・・って責任転嫁するの!!!!

観客動員は大人がなんとかするでしょう・・・

デビューもしてないグループに突然5万人集めろって言ってもね」


リョウクは楽しそうに笑いながら答える


「最初っから成功させようって気負っちゃうと

ぜんぜん楽しくないよ~

自分達が楽しくないとお客さんも楽しくないから」




ああ・・・この先輩達はこうだった・・・



ディオは苦笑しながらリョウクを見つめる


「ボーカルlineとして自己管理はしっかりやってね・・・

一番のアドバイスはそこ・・・僕はイェソン兄さんの復帰ライブで

喉の調子悪くて・・足引っ張っちゃったんだ・・・今でも悔しいよ」



ドン!!!ドン!!!!


話の途中で個室のドアがノックと言えない音をたてた


「おうっ!!!!俺だ!!!!リョウクが来てるってオーナーに言われてさ・・」

ドアを開けるとヒチョルが顔をだした


「ヒチョル兄さん!!!!!!」リョウクが子犬のように嬉しそうに飛びつく


「あっ!!!!後ろにいるのはキボマー!!!!!ひさしぶり!!!!!」


ディオとチェンは年上然としてアドバイスをしていたリョウクが

とつぜん可愛い弟に豹変する姿を目の当たりにして笑顔になる


「おっ!!!!お前らはリョウク担当か・・・

リョウクに旨い物たくさんおごってもらえよ」

ヒチョルはそういうと2人にウィンクをした


「キボマー!!!!キボマー!!!会いたかったよ~今日はどうしたの?」

リョウクに抱きつかれたままキボムは少し寂しそうな顔をした


「うん・・・リョウガー元気そうだね・・

今日はヒチョル兄さんに報告あって・・」


「え?」


リョウクが怖い顔をしてヒチョルを見つめる

ヒチョルも悲しそうな顔をして頷いた


「もう決めたそうだ・・・一応円満退社になるかな」


「キボマー・・・」

リョウクがキボムをぎゅっと抱きしめる



そんな様子をぼんやり見ていたディオとチェンに

ヒチョルは心配そうに声をかけた



「レイ・・は・・レイから連絡はあるのか?」


チェンは下がった眉毛をもっと下げた顔で


「時々電話もらいます・・・元気そうですが

すごくスケジュール過密のようです」と答えた

ヒチョルは眉間に皺をよせて小さく呟いた


「俺は・・・

レイが第二のキボムになりそうで・・嫌な感じなんだ」



ヒチョルの呟きはディオとチェンの心に深く沈んでいった



第二のキボムって・・・それって・・・いやそんな事はない

レイは日本公演を電話ですごく楽しみにしていたんだから・・・




続く

ドーム 3

[ドーム] 3


セフンはドンヘに呼び出されてドンヘの部屋に遊びに来ていた

タオがいなくなってから

元々仲の良かったドンヘからちょくちょく誘いの連絡がくる


寂しがりやのドンヘは入隊前に気持ちがナーバスになる事があり

同時期に入隊するウニョクには言えない事をセフンには漏らしていた


セフンとドンヘは年齢でいえば8歳違う・・・

でも甘え体質のドンヘが相手だと

セフンはどうしても世話をやく係に回ってしまって

気づくとドンヘにいつも振り回されていた




でもそんなヒョンは嫌いじゃない・・

兄の様な友達のような

時には弟のようになってしまうドンヘとの関係は

セフンにとって新鮮で楽しいものだった



今日はドンヘの部屋でお酒を飲みながらスパショのDVDを見ている


「セフナ~東京ドームってSMTやったけどさ・・・あのひろい場所

ぜーんぶが俺達のペンで埋め尽くされるんだぜ!!!!・・・

あーんな天井の上の方にも席あってさ・・・55000人の視線が

俺達に集中するんだよ・・・すげぇよ・・・」



セフンは画面に映し出されている青いペンライトの客席を見る


「海みたいですね・・・ひょんのチームカラーは青だから海底にいるみたい」

「お前らは白だっけ? シルバーだっけ? お前らだって天の川みたいに見えるんじゃね?」


セフンは会場を埋め尽くす星の様なペンライトの様子を想像する

いつもの会場の倍の人数が入るから

いつもの倍のペンライトが光っている・・・・すごいな・・・・・


「お前の所のタオはもう戻らないんだな・・・ダンスとかの構成しなおしだな」

ドンヘに言われてセフンの瞳は悲しげにゆれた


4月下旬にタオの父親が事務所に不信感を持っているとコメントを出した

つい数日前には中国のファンが

SNSにタオの最近のサインの写真を上げた

そのサインからEXOの文字が消えていた


タオとは連絡がとれないままだ・・・あいつの本当の気持ちを知りたいとセフンは思う

タオと東京ドームの天の川を見たかった・・・・あいつ号泣して凄い顔になって

その後は楽しそうに笑うんだろうな・・・・

押し黙ったままのセフンに気づいてドンヘは新しい缶ビールを勧める


「ほれ!!!!飲め!!!

俺たちはプロなんだよ・・・

ペンを喜ばせるのが1番の仕事なんだよ」

そう言って誰をも虜にしてしまうスマイルを向けてセフンの頭をなでた





~某ジムスタジオ~


「ミンソク・・・ちょっと休憩しようか?

ベッキョンお前へばってんじゃないか?」


チャンミンが持っていたペットボトルを2人に渡した


東方神起のチャンミンの専属トレーナーを紹介してもらい

シウミンはジム通いを始めた


体力づくりが当初の目的だったのだが

目の前のチャンミンの体を見ていると自分もそうなりたいと思い

最近は筋トレでモムチャンを目指し始めている


シウミンのジム通いを聞いたベッキョンは自分も始めたい!!!と

くっついてきて最近は3人でトレーニングする事が増えてきた


自分達がまだ東京ドームでコンサートするなんて聞かされてない3月下旬

シウミンはユノに誘われて1人で

京セラドームに東方神起のライブを見に行った


ソウルでのライブはファンの時から何回かは観たことはあったが

ソウルの2倍の会場での日本のライブは初めてだ

気合いが入りすぎて

マネージャーから渡された日本のライブグッズを

金浦空港から身につけて会場入りしたほどだ


初めてドームの客席からライブを観戦する


圧巻だった・・・東京ドームとほぼ変わらない

50000人以上の会場すべてが

東方神起のカラーである赤に染まる

鳥肌がたった・・・


ライブが始まるとカシオペアの1人に戻って

ただひたすら2人のパフォーマンスに酔いしれていた

サインボールが飛んで来れば大喜びでポケットにしまい込む

そしてライブが終了しシウミンは2人からたくさんのアドバイスを貰った

今思えば2人はEXOの東京ドームライブ開催をすでに知っていたのではないか

だから自分を呼んでいろいろアドバイスしてくれたんじゃないか・・・

シウミンはそんな事を思っていると



「どうした? まだなんか心配ごとがあるのか?」

ぼんやりと考え事をしていたシウミンにチャンミンが声をかけた


「シウミニヒョンの心配ごとって・・・トークぐらい?」

ベッキョンの言葉にシウミンは苦笑する


「ああたしかに・・・お前みたいにペラペラと話せるようになりたいよ」



「ライブ中のトークはユノのアレを実践するつもり?」

チャンミンの問いにシウミンは小さく「はい」と答えた




トークが苦手なんです・・・・

京セラの帰りの飛行機の中で

シウミンの言葉にユノは一緒に考えてくれた

「何を話すかを決めておけばいいんだよ・・・・

たとえばライブが5日間あったとすれば5個の話を用意しておくんだ」

「?」

「自分が聞いて感銘を受けた言葉とか・・・いろんな人が言ってる言葉を

拝借して紹介してしまえばいいんだよ」


「シウミンがこの言葉に感銘したんだとファンに紹介するんですね」

チャンミンがユノの言葉を補足するように伝える


「え・・・そんな・・・立派な言葉知らないし・・・」


「偉人の言葉や格言じゃなくていいんだよ・・・たとえば・・・・

『世間でどう言われているか知らんが おれはおれの信念に後悔するような事は

何一つやっちゃいねぇ これからもそうだ』とか」


「ワンピースのゾロの言葉ですね・・・

僕だったら『最後まで・・希望をすてちゃいかん

あきらめたらそこで試合終了だよ』 

スラムダンクの安西監督の言葉が好きですね」

シウミンは2人の言葉から気持ちが楽になった





「ユノもトークは得意とは言えなかったけど・・

2人になってから中々頑張りましたよ」

チャンミンが思い出したよう小さく吹き出した

「どうしたんですか?」

突然笑い出したチャンミンにベッキョンが不思議そうに尋ねる



「あのね~ライブ始まる時って

大声で『とうきょー』とか『ふくおかー』とか叫ぶでしょ?」

シウミンとベッキョンはチャンミンを見つめながらうなづく


「あの人ね・・ユノ・・・ツアー忙しすぎて

今どこの会場だか忘れちゃって」


「忘れちゃって?」


「横浜アリーナの時に『よこはまー』って出てこなくて」

そこまで言うとケタケタと笑いだすチャンミン


「横浜の代わりに『めぇぇぇぇぇぇぇ』て雄たけびあげたんだよ」



めぇぇぇぇぇぇぇぇ????????


数秒すぎてからシウミンとベッキョンが大爆笑した


あのユノヒョンでも緊張で失敗するんだ・・・

シウミンとベッキョンは偉大な先輩も人間だったんだな・・と実感したのだった






続く

地味な話がしばらく続きます・・・需要なんてないかと思いますが
自分のモヤモヤを吐き出すために書かせてもらいます

ドーム 4

[ドーム] 4


~チャニョルオンマのパスタ屋~


チャニョルは母親の経営しているパスタ屋の個室で

スホと2人で人を待っていた


スホ経由でSJのリーダーイトゥクから食事の誘いを貰い

それもチャニョルの母親の店に行きたいと言われたのだった


「俺んとこ普通のイタメシチェーン店ですよぉ~わざわざ来なくても」

「でもここでと指定されたからなぁ」

2人がぶつぶつと言いながら待っていると


「ごめんごめん!!!!遅くなっちゃった」

えくぼの目立つ笑顔を見せてイトゥクが部屋に入ってくる


「おかあさん!!!!すみません!!!!噂通りの美人オンマですね」


部屋まで案内したチャニョルの母親に

最高の笑顔を見せて愛想を振りまく・・・相変わらずそつがない・・・

2人が苦笑しながらイトゥクの行動は見習うべきなんだろうな・・と思う


食事が始まると

何となく雑談が始まってイトゥクは中々本題に入っていかない


スホとチャニョルはイトゥクの本意が分からずにビクビクしていた


食事も中盤にさしかかる頃


「お前達今度の日本公演・・・絶対に成功させる勢いで

腹くくっていかないとだめだぞ」


「・・・・・・・」

十分に分かり切っている事をあえて言葉で出すイトゥク


「この話はオフレコなんだけど・・・

お前らの下の奴らのデビューが決まった」


え???


「詳しい事は俺も知らないけど・・うちの事務所のお得意な

ロマンあふれる謎解きたくさんのコンセプトで売り出すそうだ」


イトゥクに言わせると事務所関係者からは、何も聞いていないけど

広告代理店などの知人から情報をもらったそうだった


「Mメンバーの訴訟などマイナスイメージに加え

他の事務所からもどんどん新人が出てくる・・・お前達のペンが

少しずつそっちに流れていく・・・

事務所としては新人をデビューさせるのは今だと決めたようだ」


「トゥギヒョン・・・」

スホが泣きそうな顔でイトゥクを見つめる

横のチャニョルも心配そうだ


「東方神起の留守の間を埋めるために日本での期待は大きい

そして韓国のペンは新しい方に流れていく傾向がある

となると・・・何が何でも日本で大成功をおさめなくちゃ・・・だな?」


ただでさえ今までのプレッシャーに潰されそうなスホ

イトゥクの話を聞いて益々大きなプレッシャーが彼を覆っていく


色白のスホの顔が真っ青に見えてチャニョルは

「スホヒョン!!!!」と肩を軽く揺すった


「お前らは大丈夫だ!!!!俺らよりもしっかりしている!!!!」

イトゥクの言葉も耳に入らないかのように

「ちょっと・・トイレ・・・」とスホは呆然としたままトイレに行った



「スホは頭いいんだけど・・真面目すぎるな・・・」


「スホヒョンは・・・吹っ切れるまでが大変なんです・・・

ライブでも吹っ切れれば何でもやるんですけど・・・」

チャニョルがイトゥクに愛想笑いをする


「そうだ・・・お前にも言いたかったことがあるんだよ」


へ?


「スホ・・あいつ真面目すぎてMC上手にまわせないだろう?

すぐに俺が俺がって自分で話はじめちゃってさ・・周囲に振ることしない

そう言うところが、うちのイェソンに似ているんだけど・・・」


「まあ・・・少しずれている所ありますからね・・

空気読めないっていうか・・」


「だからお前とベクでトークをまわせ!!!!

スホは締めの言葉ぐらいでいい・・お前ら2人に期待してるぞ」


チャニョルはイトゥクから言われた言葉を

理解しようと大きな瞳を数回ぱちぱちとする


その時スホがトイレから戻ってきた

顔を洗って来たようで顎から水滴が落ちてきている



「お前らは大丈夫だ!!!!俺たちが活動できない分

絶対に日本でも大ブレイク間違いない」


イトゥクに太鼓判を押されてスホも笑顔が浮かんだ

そしてその反面チャニョルに大きなプレッシャーが圧し掛かってきた



期待されるのって・・・嬉しいけど・・辛いなぁ・・・



チャニョルは小さなため息をそっとはいた


続く


なかなか進みません・・・この連休でなんとかします

ドーム 5

[ドーム] 5


~漢江のほとりの公園~


カイはテミンと漢江の畔で待ち合わせていた


お互いに仕事が忙しすぎて

2人っきりで会うのは本当に久々だった

今年は秋が遅いようでこの時期まだ残暑が残っている

かなりの遅い時間

公園は真っ暗だが吹き抜ける風が気持ちよい


ベンチに腰を下ろして

2人でビールを飲みながらお互いの近況をぼそぼそと報告し合う

しばらくすると

会話が途切れ2人は黙ってビールの缶を傾けていた


「あのさ・・・」

カイが言いにくそうにテミンに声をかけた


ん?

テミンがカイの方を向いてニカっと笑った


「お前・・日本のコンサートの事で

俺からアドバイスでも貰いたいのか?」

図星を刺されてカイは苦笑いをした


「テミナ・・相変わらずお前って勘がいいな・・悔しいくらい」

「その言葉そっくり返すよ・・・

勘がいいのに知らないふりも上手だよね」

「それってお互いにな」

2人は顔を見合わせて苦笑する



「俺たちは小さい会場から始まって

日本であちこちライブして

知名度を広げて行ってファンを獲得して

ご褒美として東京ドームだった・・・・

お前らとは全然違う」


言葉を切ってテミンはカイを見つめる

カイは黙ったままテミンを見つめて続きを促す


「日本デビューもしてないグループのドーム公演

お前らのプレッシャーは半端ないよな・・・

でもお前らなら出来る・・・俺はそう思うよ」


「・・・・・」


「東方神起の後継者扱い・・・

羨ましいとも思うけど大変だよな・・・いろいろ」


「テミナ・・・」


「これだけは教えてやる・・・・

あのドームを埋め尽くす五万人以上が

全部自分達のファンで、

自分のパフォーマンスに集中していると思うと

言葉で表せない・・・すごい興奮だった」

テミンはカイの顔をみてニヤリと笑うと


「エクスタシー感じちゃったね~」と言い放った


「感動的な話なんだろうけど・・・お前が言うと下ネタになるな」

カイは苦笑するとテミンの頭をひとつ叩いた





EXOのメンバーそれぞれが

東京ドームという大きな会場にむけて準備をしている時に

ソウル初のドーム球場が完成することになり

そこでの「こけら落とし公演」が決まった

スカイドームでのコンサートは

日本でのドームコンサートの前哨戦として

いろんな演出が予定されていた



コンサートの日にちは10月10日・・・

1年前にルハンが離脱宣言した日に当たる・・・・


いろいろな事が起きるたびにメンバーはお互いを信頼し合って

ますます信頼を強く結びつきあっていく


スカイドームのコンサートが大盛況で終了した後

レイはまた単独仕事のために中国に行った


その後すぐにメンバーは

日本公演に向けての振付の変更を言い渡される

「なんで・・・レイ抜きのフォーメーションなんだ?」

みんな認めたくないけど嫌な予感がしてくる

そしてチェンがメンバーに

レイからあった電話の内容を伝える







「チェン? まだ起きてた? 僕だよ」

「レイヒョン・・・こんな時間にどうしたんですか?」

「あのね・・・僕・・・日本に行けないんだって・・・」

「え?」

「僕・・・日本のファンに嘘ついちゃった事になるね・・・」

「全部の公演にこれないんですか? 東京ドームも?」

「うん・・・ダメだって・・・別の仕事入ってるんだって・・」


嘘だろう・・・半年も前から東京ドームは決まってたのに・・・

チェンは言葉が上手く出てこない


「僕も東京ドームで単独コンしたかったなぁ~

日本でラーメン食べたかったな・・・・

それよりも嘘ついちゃって日本のファンに悪い事しちゃったなぁ」


チェンの沈黙に気づいてレイが明るい声で電話を続ける

「チェンチェン? 何考えてるの? 僕は事務所やめないよ~

たとえ仕事が別になっても・・・僕はEXOのレイだから」


レイのふんわりとした声で言われてチェンは鼻の奥がツンとしてきた


「はい・・・分かってます・・レイヒョン・・・

体調に気を付けて下さい

ヒョンのいない公演も僕たち頑張りますから・・・

終わったら褒めてくださいね」


チェンの言葉にレイは楽しそうに笑った


「僕もサッカーのワールドカップ予選が長沙であってさ

国歌斉唱するんだよ・・・家族が喜んでいるんだ」



チェンの脳裏にヒチョルの言葉が蘇ってきた

(レイが第二のキボムになりそうで・・・嫌な感じがする・・・)



主催者側の思惑で

レイの不参加はライブぎりぎりの日程で発表される


レイという仲間を1人欠いた状態で

EXOのメンバーは

日本デビューと

初めてのドームコンサートの成功を期待され

そのプレッシャーを跳ね除けようと必死にもがいていた・・・



続く



この話は妄想によるフィクションです
プロフィール

宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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