可愛いは作られる

いつも遊びにいらして下さる方々へ
本当にありがとうございます
更新がなかなかできずにすみません・・・

ちょっとスジュ活してまして・・・
自称EXOのオンマのSJリョウクの単独ペンミに行ってました
そこで思いついた話を上げます

カイドの話はあと一話で終わるのですが
こちらを先にあげます・・・すみません・・・

リョウクは日本の歌を9曲歌ってくれました
ミーシャのエブリシングは鳥肌立つほど素敵でした

ぎょんちゃんやベクにチェンチェンの歌声も好きです
この三人にとって良いお手本になれるように
リョウクは頑張ってます・・・(でも今年兵役なんです)

リョウクとベクとぎょんちゃんとシウミン君の
おバカversionの話をどうぞ


[可愛いは作られる]


「おいっ!!!ギョンス!!!こんな所に呼び出して何だよ」

ノレバン・エブリシングのパーティルーム通称SJ部屋に

ベッキョンとシウミンとディオの3人が座っていた

ベッキョンは静寂さに耐え切れずにディオに話かける

「誰か来るんだろう?」

シウミンもカラオケの機械をいじりながら呟いた

「ん・・もう少し待ってて」

ディオは時計を見ながらそわそわと落ち着かない

ディオから懇願されて2人はこの部屋に連れてこられたのだが

何故か詳細は明かされていなく

いま誰かを待っている状態だった


「ごっめーん!!!!ちょっと遅れちゃったね~」

元気よく入ってきた人物を見て

シウミンとベッキョンは目を見開いて驚いた

「リョウギヒョン!!!!!」

リョウクは店員から奪い取ったと思われる

飲み物の乗ったトレーを手にして

今日も可愛い年齢不詳の服装で立っている

(この人といいヒチョリヒョンといい・・・

青の兄さん達は本当に年齢不詳だな)

ベッキョンが心の中で思った


「まあまあ座って座って」

リョウクに促されて直立していた3人はソファに座った

「まあまあ飲んで飲んで」

リョウクは3人が先ほど注文してたドリンクをテーブルに置く


「で・・・ヒョン・・・今日の用事って何ですか?」

ディオが恐る恐るリョウクに訪ねる



リョウクはラジオ番組のDJをしている

番組出演などでEXOの3人にとっては

大先輩のSJの中でも馴染みのあるヒョンだった

(ここに座っているのがイトゥクだったら緊張で固まっていただろう)


「僕・・今年兵役なんだけどね・・

その前にぜひ3人に伝えたい事があってね」

「伝えたい事? 歌の事ですか?」 ディオが答える

「違うだろう・・・チェンがいないし」 シウミンがディオの答えを否定した

「で・・・何ですか?」 ベッキョンが興味津々の顔で聞いてくる


3人の顔を見回してリョウクはニッコリとほほ笑んだ


「君たち3人にぜひとも伝えなければならない事は・・・・『可愛い』です」




はあ??????


3人はリョウクの口から出た『可愛い』を

理解するのに少し時間がかかった


「俺? 何で俺を呼んだんですか? 俺可愛いと関係ないし」

シウミンが驚いたように口を開く


「はあ? ウミニヒョン何言ってんの?

ウミニヒョンが可愛くなくて誰が可愛いんだよ」

ベッキョンが呆れた様に言う

「だって・・・俺を可愛いって言うのルハンだけだと思って・・」

シウミンはそう言いかけて、恥ずかしさで口を閉じる


「まあまあ落ち着いて!!!

僕はミミちゃん(ソンミン)から伝授された技があってね

それを3人に伝授しようと思って集まってもらったの」


「わざ・・・技って・・・伝承するもんなんですか?」

ディオが目を見開いたまま聞いてくる

「ソンミンさん・・・って・・・嫁に行くと思ってたら嫁もらったし」

ベッキョンの呟きにリョウクが苦笑する

「せっかくの技だから

僕だけで終わらせるのもったいないし

それに軍隊に行ってる間に『可愛い』似合わなくなるし

君たち3人にはぜひ使ってもらいたいんだよ」

「はあ・・・・」

「ペンは大喜びだよ。ペンサとして覚えておいて損はないよ」


リョウクに押切れられるように

3人は技の習得を了解した



それから数時間

可愛いの技取得にむけて特訓が繰り返された

「その目線は斜め45度!!!!!何度言ったら分かるの!!!!」

「恥ずかしがっちゃダメだ!!!!僕たちはプロなんだよ」

「その目線の時は指先の向きはそっちじゃない!!!!!」

いつもニコニコ可愛いリョウクが鬼軍曹に豹変した

最初は乗り気でなかった3人も

リョウクの「プロのアーティストだろう」の一言で

負けん気に火が付いて技の取得に必死になる


「よし・・・もう大丈夫だね」

リョウクの一言で3人は床に座り込んだ



「これで僕は安心して兵役に行ける・・・ありがとう」

リョウクは涙目で3人に握手を求めてきた

「ヒョン・・・・」

3人も習得出来た喜びと

リョウクが今年中に兵役に行ってしまう事実に涙目になっていた


こうしてソンミンの考案した『可愛い』の技は

リョウクから無事にEXOの3人に受け継がれたのだった



ただ不思議な事に

元祖は「可愛い」だけだったのに

伝授された相手によってその技が熟成され

ベッキョンには「あざとさ」が加わり

シウミンには「色気」が加わった

ディオに関して言えば映画の撮影などがあり

可愛いの技は封印されたまま・・・・

忘れたらいけない・・・と

カイの前だけでその技は披露されていたのだった







可愛いは作られる・・・それが真実






おしまい
スポンサーサイト

バレンタイン狂想曲  前編

[バレンタイン狂想曲] 前編


世の中はバレンタインなるもので

お正月過ぎたあたりからマスコミにも取り上げられ

今年の傾向やら「義理チョコ」の消滅「友チョコ」の出現

などと老若男女問わずチョコに対しての関心が集まる季節となった


そしてここSM学園も例外ではなく

バレンタインは毎年やってくるのだった



チェンの場合


「チェン~さっきから何書いてるの?」

バレンタインまであと数日となったある日の放課後

チェンは職員室からくすねてきた紙に

マジックで大きく目立つように何かを書いている

それを興味深げにレイが覗きこんできた

「あはははは!!!!そこまでしてチョコ欲しいの~」

「そんなに笑わないでよ!!!!」チェンが横に座ったレイを睨む


その紙には

『安心して下さい!!!チョコ大好きです!!!!』と書かれていた

「それどーすんの?」

黙って紙を持って歩き始めたチェンに

レイが興味ぶかげに付いてくる


数日前の事

本命から義理まであわせて

誰がどれだけチョコを貰えるか・・・という話となり

チャニョルとベッキョンとチェンが数を競い合う事になった


「どうせクラスで一番はルハンだろう?

去年なんか他校からも持ってきてさ・・・

靴箱に入りきれなくて先生が段ボールで

ルハン専用ボックスなんて作って置いてたな・・・」


「あれ凄かったな・・・シウミンもルハン程じゃないけど

専用ボックスあったなぁ・・」

「あの2人を除くと・・・誰が一番だと思う?」

「俺・・お前ら2人には負けないもん」


「俺だって日頃の行いが良いから

義理はたくさんもらえると思う」

「じゃあ総数で競争しようぜ」



こんなやり取りがあったために

去年よりもチョコの枚数を増やそうと

チェンは無い知恵を絞りだして

貼り紙作戦を思いついたのだった



げっ!!!!!

チェンが玄関に付くと

すでに靴箱の周囲には戦いの火ぶたが切って落とされていた


『チョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコ』

『受験には甘いものが必要です』

『僕を助けて下さい』

『君はここにチョコを入れたくなる』


創意工夫を重ねたメッセージが靴箱の扉に貼ってあったのだ


「あはははははは~みんな凄い~!!!!」

ひとつひとつのメッセージを読みながら

レイは大笑いをしている


『失敗作回収box』

そう書かれたメッセージはベッキョンのもの

さすがあざとい・・・・総数で対決しようと言ったのは奴だ


『きみの真心入れて行ってね』

これはチャニョルだ・・・ちょっと引くかも・・・

そう思いながらチェンは自分の靴箱にメッセージを貼り付けた

「チェンのが一番面白いよ~」

レイが相変わらず楽しそうに笑っている

「でもさぁ~チェン・・・どうしてこんな貼り紙するの?」

さっきまで笑っていたレイの表情が急に変った

「え?」


「チェン・・・そんなにチョコが欲しいの?」

レイの顔が無表情となり感情が読めない・・声も低くなっていた

「貼り紙するほど他の人からのチョコが欲しいなら・・・

僕はあげないよ」


「え?」

レイの意味深発言でチェンの心臓がバクバクし始めた

ただでさえ困ったように下がった眉毛がもっと下がる

チェンがこんな貼り紙をする事になった経緯は

レイに話していて知っているはずだ


泣きそうになっているチェンを見てレイが妖艶にほほ笑んだ

後ろからチェンに抱きつくと耳元に


「冗談・・・チェンには僕がちゃんとあげるよ」と囁く

目を見開いたままのチェンにレイは続ける


「ちゃんとあげるから貰ってね・・・僕を・・・」

そう言いながら

チェンには見えないように

彼の靴箱から貼り紙をそっとはがす・・・


チェンはレイを見つめてつばを飲み込むと

周囲をすばやく見回し誰もいないのを確認して

レイの腕を掴むと逃げるようにして走り去って行った・・・

この後チェンがレイを美味しく頂いたのは言うまでも無い



ディオの場合


家庭科室は甘い香りに包まれていた

家庭科の教師のリョウクは毎年恒例になっている

バレンタインに向けての菓子作り教室を開いていた

自分の分を作るついでに

生徒達にも菓子作りの楽しさを味わってもらおうと

家庭部主催という名目で今年も教室を開いていた


幽霊部員のタオとクリスも

似合わないふりふりエプロンで参加している

(エプロンを忘れたのでリョウクの私物を借りているため)

部長のディオは1人だけプロ並みの手際良さで

美味しそうなクッキーやフォンダンショコラを作っている



「あーったいちょー!!!!このパンダさん変な顔になっちゃったよ~」

「タオ!!!!押すな!!!!この飾り付けのクリームがずれただろう」

他の部員は好き勝手につくれるから

場所の提供だけで良かったが

どう見ても不器用が歩いているといえるタオとクリスには

つきっきりで面倒を見なくてはいけなくて大変だった


超初心者と言う事でクッキーを焼かせていたが

飾り付けの段階でも残念な出来になってしまっている


「クリスにタオ・・クッキー生地は先生とディオの使ったから

味は大丈夫だから安心してね・・・後は飾り付けとラッピングだね」

ちょっと焦げちゃったのは御愛嬌だよ・・と付け加えて

ラッピングセットを2人に渡した


「そうそう玄関の靴箱に『失敗作回収box』ってあったよ

焦げたのとか入れてくれば?」

他の部員が思い出したように言うと

「うん!!!!そうする!!!!可愛いのだけセフナにあげるんだ」

タオが元気よくうなづいた


ディオは

カイのリクエストのフォンダンショコラが

凄く上手に出来て満足していた

普段ポーカーフェイスなディオが

ニマニマしながらラッピングをする姿は

山姥が夜中に包丁を研いでいるような

不気味さを醸し出して

周囲を少しビビらせていた


しかしリョウクは寡黙なディオの

心の動きを読める先生だったので

実際は小躍りするぐらい大喜びしているのを

可愛いなぁ・・・と暖かく見守っていた

(他の人からは焦点の合わない目線で遠くを見つめ

ニヤリと口角が上がっているだけに見えた)


ディオの渾身の出来のフォンダンショコラを貰ったカイは

もったいなくて食べられずに毎日ながめる事になる


せっかくだから永久保存にしよう・・・

そう思って冷凍庫にしまってしまうだろう

去年もらったチョコクッキーも冷凍庫に入ったままだ


カイはディオの事が好きすぎて

ディオそのものも自分だけのものとして

いつかは永久保存したいと思っている

ディオはそんなことは露とも知らない・・・・



続く

バレンタイン狂想曲 後編

[バレンタイン狂想曲] 後編

ルハンの場合


ルハンはバレンタインが大嫌いだ

正確には去年から嫌いになった


小さい時から運動神経抜群で

愛想も良いしルックスも良い・・・モテないわけがない

バレンタインも山のように告白されて

チョコレートも山のようにもらってきていた・・・

それが当たり前のように思っていた・・・・

この学校に入るまでは・・

この学校に入学して運命の出会いをしてしまった

同級生のそれも男子学生に一目ぼれをしてしまったのだ


親友から恋人になって初めてのバレンタイン・・・

自分だけじゃなく恋人のシウミンも山のように告白され

山のような数のチョコレートを貰うことを知って

自分の事は棚に上げて

嫉妬の炎で焼死してしまうのではないか・・・本気でそう思った


この頃ちょっとした胃炎になっている・・・やきもきしすぎだった

そんな恐怖と闘ったのが一年前・・・

それ以来ルハンの中では

バレンタインは忌み嫌う行事になってしまった


ルハンは知らないがシウミンも同じ悩みを抱えていた

親友としか思ってなかったルハンから

猛アタックを受け続けて晴れて恋人同士になった去年

もの凄い量のチョコと告白の手紙と告白の人数が

ルハンを待ち受けていたのを見て愕然とした・・・・

ただでさえ奥手なシウミンは

自分よりもルハンにふさわしい相手が

その中にいるのではないか・・・そう感じてしまった

自分に自信のない彼だからこそ

バレンタインには自己嫌悪に落ちて寝込みそうになった

そんなこんなで今年も例の行事がやってきてしまう・・・・



「しうちゃん・・・今年のバレンタインなんだけど・・・」

ルハンが思いきって口を開いた

放課後2人が良く行くcaféでまったりと過ごしている時だった


「ん?」


「卒業式は終わったし・・・期末テストも終わってるし・・・

後はたいした授業ないから・・・2人でどこかに行こう?」


へ?


ルハンの唐突な発言にシウミンは驚いて目を丸くする

そんなびっくりぽんなシウミンの顔を見て

ルハンは可愛らしさに目じりが下がってしまっていた


「学校をさぼるのか?」


「違うよ~しうちゃん!!!俺たちの去年のバレンタインを思い出してみてよ

学校中大混乱だったでしょ?

まあ俺たち2人以外にもテミンとか

卒業しちゃったユノ先輩とか・・・」


ルハンに言われてシウミンは去年の事を思い出す

確かにルハン以外にもたくさんもらって大騒ぎになった人達もいた

でも去年のルハンの人気は断トツだったような気がする・・・

シウミンは自己嫌悪になった去年を思い出して瞳を伏せた


「だから混乱を少なくするためにも俺たち2人は臨時休業するの」


「・・・・・・」


「俺!!!!すっごい焼きもち焼きなんだよ!!!!

俺の大事なしうちゃんが

告白されたりチョコもらったりするの嫌なんだ」


凄い事を言われてシウミンの頬が赤く染まる


「そんな・・・お前の方こそ凄い人だったジャン・・・」


「俺しうちゃん以外には興味ないもん!!!!

しうちゃんと出会う前と違って今はしうちゃん一筋だもん

エッチだってしうちゃん以外とは出来な・・・うぐっ・・」


明るくさわやかなcaféで

突然凄い事を言い出したルハンの口を

シウミンが慌てて塞いだ


「俺だって・・・ルハン以外は興味ないよ・・」

シウミンの口から満足な言葉を引き出せて

ルハンはニヤリと笑う


「バレンタインは2人っきりで旅行に行こうね・・・

そして思う存分愛し合お・・・うぐっ」


「分かったから・・・声大きいよ・・」


愛の逃避行のために

2人は学校をさぼる相談を始めた




SM学園理事長室

「今年のバレンタインどうなるのかな・・・

ユノとチャンミンが卒業したから少しは納まるかな」

学園長のイトゥクがソファに座って心配そうに話し始める


「おっそうだ・・・問題児ルハンから休暇願が出てるぞ」

理事長のヒチョルが自分宛てに直接きた書類をイトゥクに渡す


「バレンタインの混乱を避けるために休むから

『公欠』にしてほしいって内容」


「去年は大混乱でしたからね~

他校の生徒まで入り込んでの大騒ぎでしたよ」


紅茶を運んできたリョウクが

自家製のチョコクッキーを添えて2人に差し出した


「それにしても・・・うちって男子校なのに・・・

なんでこんなにバレンタインで盛り上がるんだろう・・男子同士で・・・」

イトゥクがため息をつきながら小さく呟く


「そんなの知らねぇ~けど伝統だよな」

ヒチョルがリョウクに向かって言うと


「ヒチョリヒョンとトゥギヒョンの時代なんか

もっと凄かったじゃないですか」


「男子校なのになぁ」そう言うとヒチョルはゲラゲラと笑った

ちなみにSM学園の周囲にある学校も全て男子校である・・・




おしまい

愛の逃避行  バレンタイン狂想曲番外編

いつも遊びにいらして下さる方々
ありがとうございます

なんか忙しいんです・・・仕事・・・
知らない間にシウミン君は女の子と2ショット
ルハンは時代劇の姿になってるし・・・・

自分でも何が何だか分からない状態ですが
以前の続きの話をあげます・・・
バレンタインの続きの話です






[愛の逃避行]  バレンタイン狂想曲番外編


まだ日が昇る前の暗闇の金浦空港に
ルハンとシウミンはやって来ていた

二月も半ば・・まだまだ寒い時期である
去年の今頃は韓江が凍ったとかニュースになっていた

そんな寒い中大きなスーツケースをひとつ転がしながら
色違いのリュックとスニーカーで
バリバリのペアルックを決め込んで
2人は空港のロビーを歩いている

平日の早朝のためか
空港の人影もまばらで余計に寒さを感じる

「結局学校サボっちゃった・・・」

シウミンが後ろめたい気分でそう呟くと

「俺たちいない方がいいんだよ!!!!
大混乱を未然に防ぐ!!!!
これ大事な事よ!!!
危機管理能力を問われるよ」

ルハンが当たり前の口調で言う

「何が危機管理能力だよ」と
シウミンは苦笑いをする

JALカウンターで出国手続きをして
飛行機に乗り込むと
2人はさっそくガイドブックを取り出して
あーだこーだと相談を始めた

ルハンの実家は
中国で富裕層に位置している超金持ちだった
ルハン自身も財産分与された資産があり
本当はファーストクラスに乗りたかったのだが
シウミンが嫌がるので
妥協してのビジネスクラスでの旅行となった

2人が向かう先は羽田空港

そこから夢の国で一日過ごしてそこのホテルに泊まり
翌日は渋谷や原宿をぶらぶらして大阪に移動し
大阪で美味しいものをたくさんたべて一泊し
関空から金浦に向かうという二泊三日の旅行だった

「そう言えばさ・・・
理事長判断で俺たち『公欠』扱いってホント?」

シウミンが不思議そうにルハンに聞くと

「大丈夫・・・それはばっちり・・俺、理事長のオキニだし」

ルハンの言っている事が理解できずに
シウミンは小首をかしげる

「あのさ~俺のおじさんで
映画製作会社にいる人知ってるよね」

「ああ夏休みに遊びに行った時に、
妙に俺の頭なでてた人?」

「うん・・アレね・・俺すごくムカついた!!!!
後で奥さんに浮気ネタばらしてやったけど
まあそのおじさんがハンギョンと飲み友達でさ」

「ハンギョンって映画俳優の?」

「うん・・俺たちの先輩だって・・
俺がこっちに留学決まった時に
たまたま話することがあって・・
あの人も留学してたんだって・・」

「で・・そのハンギョンと
俺たちの『公欠』がどう関わってくるの?」

不思議そうにルハンを見つめるシウミンに
ルハンは思わず抱きついて
耳元に「しうちゃん可愛い」とキスをした

「ば・・バカッ!!!話をそらすなっ!!!!」

「ごめん・・しうちゃん・・・その顔可愛すぎ!!!!
で・・これからが話の本番・・・
何とハンギョンとうちの理事長が知り合い」

「理事長もOBだよね?
留学した時に友達になったって事?」

「ただの友達じゃないんだよね・・・
俺たちと同じ恋人・・・・
今も遠距離恋愛真っ只中なんだ」

ルハンの顔を見つめたまま
シウミンは大きく見開いた目を数回パチパチとした

「ルハンはヒチョル理事長の弱みを握ってて・・・
それで今回『公欠』なの?」

「まあ・・・そう言う事になるかな・・・
ってあの人には弱みにはならないけど」

ふーん

シウミンはルハンの意外な交友関係を知って
不思議そうな顔をしたまま
またガイドブックに視線を移した

その表情がまた可愛いと
ルハンはシウミンの頬や首を触りまくる

おでこをくっつけながら一冊のガイドブックに見入る位
2人は自分達の世界に入って行った
CAが呆れて寄り付かなくなっていても
2人は気づかないし、2人の世界は終わらない

早朝から飛行機に乗ったのは
朝イチで夢の国に入場するためだった

ルハンは絶叫系の乗り物は乗れない・・
なので2人はパレードを見たり
園内をぶらぶらして楽しんでいた

シウミンはルハンの買った
「ねずみの耳の付いたカチューシャ」をして
どう見ても男の子には見えない位可愛かった

ルハンは携帯でシウミンの写真を撮りまくって
いつも以上にべたべたいちゃいちゃしまくっていた

シウミンが女の子に見えたにしても
美形なカップルがひとめを憚らずにいちゃついてる様子は
雑誌か何かの撮影だと思われる位
人々に遠巻きに見られていたのだが・・

自分達の世界に入っている2人は気づかない

この日の夜は園内に設置されているホテルに泊った

凄く人気があり予約するのが大変で
日本のホテルでありながら
ルハンはチャイニーズのコネをフル活用しての予約

本当はスイートに泊りたかったのだが
シウミンが良い顔しないのが分かっているので
普通のツインにしたのだった
(ダブルベットにしたかったけど
男の子2人旅におかしいだろうと却下された)

今回の旅行は学校での混乱を避けるため・・と言っているが
実はルハンにとってシウミンとの
誰にも邪魔されない夜を過ごすための旅行だったのだ

恋人同士になったのはいいけど
ルハンは留学生用の宿舎でレイと一緒
シウミンは自宅から通学していて
中々2人っきりで夜を過ごすことが出来なかったのだ


「うわっ可愛い!!!!」

ホテルの部屋に入ると
シウミンは夢の国をそのまま彷彿させる部屋を見回して
ほうっ・・・と息をひとつ吐いた

シウミンは生真面目な所があり
浮かれてもどこか冷めた部分を持っていた
それが今日はずっと浮かれ続けて
今もぼんやりした瞳で部屋の中を見回している

夢の国の主役のねずみが持っている
熊のぬいぐるみをイメージした装飾品の
一つ一つを手にして
シウミンの瞳はキラキラとしている

ああああもう駄目だ・・・我慢できないっ!!!!

いつものキャパを外れたシウミンが
ここまで可愛くなれるとは想定外だったルハンは
我慢の限界を飛び越えてしまい
あっと言う間にベットにシウミンを押し倒す

「しうちゃん!!!!もう限界・・俺・・もうだめ・・
しうちゃんが欲しくて死にそう」


いつもとは違い熱に浮かれたように
瞳をウルウルさせたシウミンは
ルハンの首に両手をまわして耳元で何かを囁いた

「しうちゃーん!!!!!!!」

ルハンの絶叫とともに
2人の甘い甘い
ハニーチップの何百倍も甘い夜が始まった


~ソウルSM学園~

「ルハンとシウミンが不在だと
チョコが別のルートに流れるのかな?」

玄関でチョコレート用の箱を作っていた教育実習生が
その横で玄関を整頓している事務室のウニョクに声をかける

「うーんどうなんだろう・・・この学校の伝統は
靴箱に入れるより直接の手渡しの方が多いからなぁ
ドンヘ・・お前・・自分の時どうだった?」

ドンヘと呼ばれた実習生が手をとめて昔を思い出そうとしていた

「なんか・・・忘れた・・・」

ぷっ

「お前っていっつもそうだよなぁ・・・チョコだってさぁ
自分の食べたいのがあったら他人のものでも勝手に食べてて
自分宛てのチョコなんて周囲にあげちゃってたもんな」

「そうだっけ? ヒョクはそんなに貰えなかったよね」

「余計な事は覚えてなくていいのっ!!!!」

ドンヘは箱を三つ作って
ルハン、シウミンと名前を付け
残ったひとつに「ドンヘ教育実習生」と貼り付けた

「は? お前自分の箱も作ったのかよ」

「なんか懐かしくなっちゃって~」
ウニョクの呆れた顔を前にしても

ドンヘは明るい笑顔で躊躇することがない


結局

ダンスの短期留学中のテミンも
それ程チョコの数を伸ばすこともなく

愛の逃避行中のルハンとシウミンの箱も空っぽのまま

一番人気は季節外れの実習生であるドンヘだったのだ

ベッキョンとチャニョルが悔しがったのは言うまでも無い


おしまい

塔の上のシウミン姫

いつも遊びにいらして下さる方々
ありがとうございます

本当は[運命]の最終回を書こうと思ったのですが
体調不良で寝込んでしまい
話をうまくまとめられてません

そこで寝込んでいた時に妄想していたおバカな話をあげます

ラプンツェルとは全く関係ありません・・・


[塔の上のシウミン姫]





レイは今日もぽかぽか陽気の中
大好きな空中散歩を楽しんでいた

散歩の途中でいつも通る巨大な塔を横目にみて、
ふといつも思わない気分に襲われ
一番上まで行ってみよう・・・・そう思った

乗っていた箒を上手く操って急上昇する


この塔は魔法使い仲間(レイは実は魔法使いだったのだ)では有名で

昔から誰の魔法か分からないけど
誰も近づくことのできない魔法がかけられていて
塔の中にはどこかの国のお姫様が幽閉されている・・・そんな内容だった


比較的他人の事に興味のないレイは
塔の横を通ってもお姫様うんぬんには全く興味をしめしてなかった

ただ数日前に通ったときに耳に入ってきた歌声が気になっていた
誰が歌っていたのか・・・お姫様か・・それ以外か・・・
レイの琴線に触れた歌声の持ち主の顔ぐらいは見たい・・そう思っただけだった


地上からかなり高い場所にある窓をめがけて箒で飛んでいく

「あ・・・あの歌声・・・僕の好きな声だ・・・誰が歌ってるんだろう・・・」

魔法がかけられているために塔には触る事ができない
窓の外をうろうろと旋回するしかレイにはできなかった
飛行を安定させて窓の中をのぞくことができた
そして窓の中から外を見ていた人物と思わず目があった



その人はレイの心を一瞬にして虜にする
誰かのために歌を歌っていたその人物は
窓の外を見て驚いて歌声をとめた









「暇ですね~」

塔の中では暇を持て余した人々がお茶を飲んでいる

「俺たち・・・何で外に出られないんだろう」

子犬のような愛嬌を持った人物の呟きに
人の良さそうなたれ目の人物は苦笑する

「外の情報は丸々入ってくるのにな・・・
塔に幽閉されてもうどのくらい経つんだろうな・・・」

1人だけ上等な服を着た色白で猫目の人物が
PCを操りながらため息をつく

「シウミンさま・・・・
テレビにインターネットに色々見れますけど・・・・
ここから外部へは連絡取れませんし・・・
誰が何のためにかけた魔法なんでしょうか」

「俺の先祖が何かやらかした為なんだろうな・・・・
お前らまで一緒に外に出られなくて・・・すまない」

シウミンと呼ばれた人物は腰までの長さの髪の毛を無造作に束ねると
奥の方にいるもう一人の人物に声をかける

「ディオや~ベクやチェン達におやつでも持ってきて」

「はーい」

「チェンや~良かったら歌でも聞かせて」

「はい」

チェンと呼ばれた青年は歌うことでご主人の気分が紛れるのなら・・と
心をこめて歌を歌っていた


「おいっ・・・窓の外・・・誰かいるぞ」

ベッキョンの声にチェンは驚いて窓の方をみた

この塔は地上からかなり高い場所にあり
その窓も部屋の上部にあって自分達もそこまで登れない

でも窓の外から除いている人物がいる
たれ目で優しそうな顔をした人だ・・・

外を飛んでいる? 魔法使い?

「君たちなんでここにいるの?閉じ込められているって本当?」

「そんな所にいるあなたは? 魔法使いですか?」

チェンの問いかけに窓からのぞいていたレイは笑顔で答える

「うん・・・いま箒で空中散歩中なんだ」

「俺たちをここから出してくれない?」

ベッキョンが思いっきりの笑顔でダメ元で頼んでみる

「ごめん・・・僕の魔法じゃ塔にも触れない」

レイの返事に中の人々はがっかりした表情で肩を落としていた

「でも・・・僕にも何かできるかな? 」

黙って考え事をしていたディオが
突然レイの方をむいて口をひらいた

「言い伝えによると・・・
このシウミン様を助け出せるのは真実の愛の力だそうです
だから・・・このシウミン様の事を全国に広めてほしいです」


「ああそんな噂聞いた事ある・・・
うん・・・今から写真とってインスタにアップするよ
あれ・・・動画の方がいいかな?」

レイは片手で箒を操りながら右手でスマホを取り出した

「シウミンさま? どの人? 動画とるからカメラ目線でお願い!!!!
何か言葉を発してくれればもっといいな」


シウミンは上部の窓を見上げるようにしてレイの方を見つめた

そして囁くように

「誰か・・・私をここから出して下さい・・・」

瞳には涙をうかべ哀願するような表情で動画に収まった



数時間後にSNSを見ていたシウミンは
レイが約束通りに動画を上げてくれた事を確認する

塔に幽閉された美しいお姫様というタイトルで
この世と思えないくらい美しいシウミンが涙目で
助けてほしいと訴えている・・・

「うわっ・・・俺は姫じゃないぞ・・・なんだこれ????」




「どうだった? あんな感じでいい?」

窓の外からレイの声がする

「レイさん・・・うちのシウミンさまは『姫』じゃないです『王子』です」
チェンが慌てて訂正をするがレイは笑ったままだった

「麗しいお姫様とその女官たちでいいじゃん
その方が助けに来てくれるもの好きがたくさん集まるし~」

たしかにレイの動画はシウミンの美しさを上手く表していた
シウミンの後ろにベッキョンやディオの姿も写っている
3人とも髪が長かったので女性にも間違うくらいだ

「チェンが映ってなかったのは僕が削除したの・・・
チェン目当ての人が来たら困るから・・・・
初めて会ったときからチェンは僕のものにする予定だから
この救出大作戦には僕も1枚噛むつもり・・・
必ずチェンも外に出してあげるからね」

凄い事をサラッと言ってレイは去って行った
残されたチェンは顔を赤くしたまま両手で頬を抑えている


レイのあげた動画はあっという間に世界中に広まった
シウミン姫の美しさに
虜になった輩がたくさん名乗りをあげた






「美しい・・・俺の理想の嫁だ・・・絶対に助け出してあげるから」

「ルハンさま・・・少し落ち着いてください・・・大丈夫ですか?」

「鼻血出てますよ・・・拭いてください・・鼻息荒過ぎだし」

ルハン王子も動画を見た途端にシウミンの美しさの虜になった1人だった

お付きのチャニョルとカイを引き連れて
今すぐにでも塔まで駆けだして行きそうな勢いだ

「この塔がどこにあるのか調べないと・・・って・・こらっ!!!!
ルハン様!!!!待てよ~!!!!!」

カイの話を途中にルハンは馬にまたがり走り去って行く

「あの人のことだから本能でたどり着くんじゃねぇ? 俺たちも付いて行こう」
チャニョルの言葉にカイはため息をついて馬にまたがった

「シウミン姫~!!!!!!!今から~るうが助けに参上します~!!!!!!」
そうさけんでルハンは馬の腹を蹴ると全速力で走らせていく









恋する力は素晴らしい!!!!
ルハンはいつもとは別人の働きぶりを見せた
いつもはここぞというときには
「へたれ」体質が出てしまい
詰めの甘さを見せていた彼だが
地図も何もみずに本当に本能だけで塔までたどり着いた

そして塔の下ではシウミン目当ての輩の多さに怯むことなく
鼻息を荒くしてその競争を次々と勝ち進んでいく

少しパワーが落ちてきた・・・そんな様子が見えると
チャニョルやカイがSNSの動画を見せる

涙目で「誰か・・・ここから出して下さい」というシウミンの訴えに

「うぉぉぉぉぉぉぉ~しうちゃん必ず出してあげるからね」と
パワーが復活するルハンだった


良くあるおとぎ話のように
塔の下ではいばらの森を切り開いて進んだり
化け物と対戦したり
ズタボロになりながらもルハンは勇敢に戦っていく

その様子は塔の上のシウミン達に配信されて見る事が出来た

やさしそうなイケメンのルハン王子が
自分の名前を叫びながら化け物を倒していく
そんな様子を見ていたシウミンは
いつの間にかルハンに魅入られていく


最後の大物を倒して
血だらけのルハンは肩で息をしながら
チャニョルとカイに支えられ
シウミン達のいる階の扉をあけた




おおおおお
すっげー可愛い・・・
本物は何倍も何百倍も可愛い・・・
ここまで来て良かった・・・神様ありがとう・・・

ルハンは感動で泣きそうなのをぐっとこらえる


ルハンの前にたったシウミンは
つりあがった大きな瞳に涙をたくさん溜めたまま
ニッコリと微笑んだ
まるで女神さまの様な美しさだ

「シウミン姫・・・ただいま参上いたしました・・ルハンと申します」

騎士の挨拶として片ひざを地につけてシウミンへの敬意を示す

「ありがとう・・・」

シウミンはルハンの額に着いた血を自分の服で拭うと
その唇に自分の唇を合わせた




柔らかい・・・

ぶちっ


何かが切れた音を周囲のみんなが感じた

それがルハンの理性が切れた音だとは誰もすぐには気づかなかった


ルハンはシウミンを抱き上げると奥にある寝室に飛び込む

「しうちゃ~~~ん!!!!!!!!!」

「ああああ・・・あっ・・・ルハン・・・・」









奥の寝室から聞こえてくる嬌声を
聞こえない・・・という大人の対応をし
その場に残された5人は初めましての挨拶をかわす


「とりあえず座ってください・・・お茶でも入れますから」

ディオがそういうと居間のソファに客人たちを座らせる


「チェン~魔法が解けたみたいだね~
僕もそっちに行ってもいい?」

部屋の上の窓からレイが覗いている


「今からお茶にしますからレイさんもどうぞ」



レイのもたらした情報によると
シウミン達が幽閉された理由は意外なところにあった


「ルハンを勇者にするために俺たち幽閉されてたんですか?」

ベッキョンは理不尽という顔をしてレイを睨み付ける

「なんか~ヘタレ王子を再生させるのに
運命の相手を幽閉して助け出させる・・・そう考えられたみたい」

ディオは呆れて目を見開いたまま声が出なかった

「でも・・・シウミン様は姫じゃなくて王子なのに・・・
その所は大丈夫なんでしょうか・・・・」

チェンが心配そうにレイに尋ねると

「今もお盛んにヤリまくってるようだから関係ないんじゃないの?
本当の運命の相手だったわけだから・・・・」

エクボをみせながらニッコリ笑ってレイは答えた

「ぼくの運命の相手もチェンだしね」
どさくさに紛れて手を握りしめる


いつの間にかここにもカップルが数組成立していた

「あなたの入れてくれたお茶美味しかったです」
カイはいそいそとディオの手伝いをしているし

「ねぇ~可愛いね~連絡先教えて~」
チャニョルはベッキョンにまとわりついてる








「しうちゃん・・・・俺の運命の相手だとすぐにわかったよ・・
男とか女とか関係ない・・・しうちゃんだけだから俺の好きな人は」

「ルハン・・・俺も・・・」

シウミンはそういうとルハンの胸に顔をうずめて幸せそうにほほ笑んだ






おしまい





訳の分からない話です

寝込んでいた時の夢でみた話なのでオチもありません・・・・・・
プロフィール

宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR