鹿とむしゅたー 1

いつも遊びに来て下さる方々ありがとうございます

2014年も今日で最後になります

2014年・・・EXOにとってもペンにとってもすごく辛い1年でした・・・

2013年の年末からshowtimeの放送などで

2014年は最高の年になるかと思ったのに


1年たった今・・・12人から10人になってました

2015年はメンバーにとってもペンにとっても幸せな1年になってほしいです

もちろん離れて行った2人にも幸せになって欲しいです


るーみんがハンチョル(ハンギョンとヒチョル)と

同じ道を歩んでしまいました


ハンチョルペンから るみらーになったのでショックが大きかったです

みなさんは元気になりましたか?


今年最後から来年初頭にかけて話をあげます

すっごくくだらない話になりますけど・・・

2014年ありがとうございました

2015年もよろしくお願いいたします



[鹿と むしゅたー] 1




ルハンはその生まれながらの美貌で

在学している大学でも有名人であった

誰もが魅了される少女のような美しさに

頭の良さと運動神経の良さが兼ね備えられて

非の打ちどころのない、神様はなんて不公平なんだと

誰もが空を仰ぎながら文句の一つもいいたくなるような男であった



しかし神さまはちゃんとすべてを見ていて

決して不公平な扱いをルハンにしていたわけではなかった


ルハンは性格がイマイチだった・・・・・

イマイチという言い方がアレならば

言いかえると「変わり者」だったのだ


友達としては付き合うのは楽しいが

恋人としては・・・・という事で見た目だけでモテるのだが

すぐに相手に振られてしまう・・・そんな日々が続いていた


しかしルハンは「変わり者」だったので

そんな状況下でもへこたれることもなく

今日も自分の最大のお気に入りの「ハムスター写真集」をながめて

その美しい要望を無駄にするようなニヤけかたをしている


そんな残念なイケメンだからこそ男友達はたくさんいた



~大学のカフェテリア~


「お前本当にハムスター系の小動物好きだよな・・・」

男性用ファッション雑誌を眺めながらクリスが呆れてルハンに言う


「この写真集可愛いよねタオも大好き!!!!このジャンガリアンのお口

超かわいい~」

スナイパーの様な鋭い目つきのタオが、見た目と全く異なる甘ったれた声で

ルハンの横から写真集を覗いていた


「るぅちゃんもハムスターとか飼えばいいのに」

その一言にルハンは急に悲しい顔をし、タオが驚く


「ルハンは昔可愛がっていた猫に死なれて、

もう何にも飼うことできなくなったんだよ」

幼馴染のレイが優しくフォローをした


「ゴメン・・・今度うちのわんこのキャンディと遊んであげてね」

タオが瞳をうるうるしながらルハンの手に何かを預けた


「え? 何?」


「これ昨日出たばかりの写真集!!!!!!ハムケツ!!!!!るうちゃんにあげる」

タオが渡したのはポケットサイズの写真集で

ハムスターのお尻ばかりを集めたものだった


「はあ? 何だこの写真集・・・ハムスターの尻ばかりじゃないか・・

俺は女性の方がいいけど・・・こんなので喜ぶ奴がいるのかよ」

クリスが呆れたように呟くとレイが笑いながら答えた


「喜ぶ奴・・・ここにいたよ」



うわぁ~なんて可愛いお尻ばかり

この写真集を企画した人グッジョブ!!!!!

すっげ~・・・このぴこっとなっているしっぽと

この小さいあんよの絶妙なバランス・・・萌えの極致だよ

くーっ!!!このしっぽ触りたいっ!!!!!手のひらでムニムニしたいっ!!!!!


ルハンが破顔しながらハムケツ写真集を熟読している姿を見て

こいつ・・・大丈夫かな・・・・と心配する友人達だった
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鹿とむしゅたー2

[鹿とむしゅたー] 2


カフェテラスで友人達と別れてから

ルハンは下宿に戻ってハムケツ写真集を堪能しようと

いつも通らない公園を近道するために通った


するとカラスがいつもより多く飛び交っていてうるさい

生ゴミでも誰か捨てたのか? と考えながら歩いていると


うわっ!!!!!!


何か茶いろいものが足元にあって思わずつまずきそうになった


ルハンは運動神経が無駄にいいので

その障害物を蹴飛ばすことなく上手く避けられたのだった



何だ??????



良く見るとその茶色いものは小動物だった

カラスに襲われたのか背中に突かれた跡があり血がにじんでいる

恐怖に動けなくて小さくなってふるえている


「ハムスターのような・・・でもちょっとでかくないか?」

ウサギぐらいの大きさのハムスターを

ルハンはハンカチで大事に包み、更に自分のコートの内側に入れて

大切に下宿まで連れて行った


その小動物はよほど弱っているのか抵抗することもなく

ルハンにされるがままで、ぐったりしたまま小さく息をしていた




「すっげ~かわいい顔している」

ハムスターを机に置いて傷口に薬を塗ったり

汚れている所を蒸しタオルで拭いてあげたりしたら

薄汚れていた状態からとても綺麗なハムスターが現れた


ルハンが「大丈夫だよ、怖くないからね」と言いながら

お世話をしていたら

ハムスターは言葉が通じたように暴れる事を止めた


大きな黒々とした瞳でルハンの事をじっと見つめる

さっきレイからリンゴを貰ったのを思い出し

小さく切ってハムスターに渡してみる


小さな手に持たせると

クンクンと匂いをかいでカリっと一口食べる


のどが渇いていたのか、お腹がすいていたのか

そのリンゴをシャリシャリと夢中で食べた

小さな手で一生懸命にリンゴをもって

口いっぱいに夢中で食べる姿をルハンは目じりをさげて見つめる

ひとつ食べ終わると ルハンを見つめて寂しそうな顔をする

ルハンはニッコリとほほ笑むと次のリンゴを手に持たせてあげる

ハムスターがおなか一杯になるまで、そんな事を数回繰り返した



「お前本当にかわいいなぁ・・・」

ルハンはその瞳に見つめられて萌え死ぬんじゃないかと思った



「お前俺と暮らすか?」

自分でも予想もしなかった言葉を.ルハンが呟いた


ハムスターは大きな瞳でルハンの事をじっと見つめ

ルハンの言葉が分かったかのように


ぺこり


ハムスターがルハンに向かってお辞儀をした・・・



その可愛らしさにルハンは心臓が止まるかと思ったのだった


その日からハムスターとルハンの共同生活が始まった

鹿とむしゅたー3

[鹿と むしゅたー] 3

ルハンには小さいころより不思議な能力があった

祖母は当時田舎に住んでいて

そこは敷地内に裏山などがあり自然に囲まれていた

家に遊びに行くと、いつもルハンは小動物たちに懐かれる

動物達の言葉は分からないが、その表情から意思の疎通が出来、

動物達はルハンの言葉が理解できた


その様子を見ていたルハンの祖母は、一族の言い伝えを教えてくれた


「うちの御先祖様は、人間になった鹿を嫁にもらった事があり、

わが一族には人間以外の血が混じっているんだよ。

ルハンのその能力も先祖がえりの一種なんだろうね・・・」



だからといって凄い能力でもなく

街中に住んでいると猫や犬に懐かれたりする位で

自分でもすっかり忘れていたものだった


拾ってきたハムスターに「むしゅたー」と名前をつけて一週間

あまりの可愛らしさに学校に行くことすら忘れ

毎日お世話するのが楽しくて仕方なかった


むしゅたーはルハンの言葉が分かるようで

ルハンが話しかけると

そのつぶらな黒い瞳でじっと見つめ

最後にはコクンとうなずく

そしてはにかんだ様に俯いたりするのだった


その様子を見るだけでルハンは萌え死ぬんじゃないかという位

体がぞくぞくし、そのイケメンと言われる顔を残念なくらいに

破顔させて喜ぶ



食事はルハンの食べている皿から

直接もらって食べるようになり

ルハンと同じベットに眠り

そして傷が治ってから一緒にお風呂まで入るようになった


その切っ掛けは

ルハンがたまたま

ドアをきちんと閉めないで風呂に入っていたら

ちょこんとドアの隙間から むしゅたーが覗いてて

気づいたルハンが

「むしゅたーお前も入りたいの? おいで気持ちいいよ」と声をかけると

トコトコと中に入ってくる

風呂場の床が濡れていたので滑りそうになったけど

転ぶ前にルハンによって救出されて

大事に手のひらに乗せられて湯船に入った



ほわわわわわわ~


むしゅたーが初めて湯船に入ったのを目の前で見たルハンは

その無防備で幸せそうな顔をみて胸がキュンとした


そして気づかないうちに、むしゅたーの口にキスをしていた


キスをされたむしゅたーは瞳を大きく見開いたままルハンを凝視している

その様子も可愛くて「むしゅたー本当に可愛いな・・むしゅたー好きだよ」

ルハンの言葉にむしゅたーは視線をそらして俯いた

その頬が赤くなっていたのをルハンは気づかなかった



ジリリリリリリリリ~!!!!!!


目ざましの音がなる

昨夜友人達から散々メールやカトクが来ていて

そろそろ大学に行かないとまずいだろうと思い始め

ちゃんと起きようと目ざましをかけていた


あわてて目ざましをとめる


「今日は・・学校に行かないとまずいかな・・」

布団の中でそう考えながら起きようと体の向きを変えた・・その時

ルハンの視界に何か違和感を感じるものが入り込んできた


え?


あまりにも信じられなくてもう一度目を擦って見直してみる


マジ?


ルハンの隣に知らない少年が眠っていたのだった

鹿とむしゅたー 4

[鹿と むしゅたー] 4


ルハンは少年が裸だということに気づき

思わず自分の姿を確認する

そしてパジャマを着ている事に安心するが

あまりの想定外の事に頭が真っ白になっていた


隣のルハンが慌てて動いたために

少年が目を覚ました


少女かと思う位可愛い寝顔だったけど

瞳を開けると黒目がちでまた可愛らしさが倍増されて

その瞳はぼんやりとルハンを見つめている



「お前・・誰?」

ルハンの問いかけに少年は数秒キョトンとしていたが

すぐに自分の体をみて驚愕の表情で叫んだ




「僕・・・僕・・・ニンゲンになった~!!!!!!!」


ニンゲンになった~って・・え?


ルハンが驚いて少年を見ると少年は泣きそうな顔で自分を見ている


「お前・・・もしかして・・むしゅたー・・なのか?」


少年はルハンの問いかけに不安げにコクンと頷いた







~その頃 ハムスター国 王宮~


王宮の花が綺麗に咲き誇る庭園のテーブルに

ハムスターの姿をした人間型の生き物が2匹座っていた



ここは童話界と人間界の間に属する世界で

いろいろな動物が統治しているそれぞれの王国が存在していた

人間界へも行きやすい立地条件のため

時々冒険をしに行く輩も存在したが

国の中では人間のように振舞っている住人も

人間界に行けばただの動物になってしまう

時々神様の気まぐれで人間になれる住人もいたが

それにはいろいろな条件が必要だったので

ほんとうにそれは稀なケースだったのだ




「シウスター王子・・本当に人間界に行ってしまったけど

大丈夫なのでしょうか・・・私は不安でたまりません」


王子の誠実な執事のチェンが力なく呟くと

占星術師であるスホがカードを並べながらほほ笑んだ


「大丈夫です。王子には吉のカードしか出てません・・

それよりも昔の恩人を捜しに行ったんですよね

見つかるかどうか・・・占ってみましょう」


シウスター王子が子供のころ

好奇心に負けて人間界に行ったことがある

(もちろん執事のチェンも護衛としてついて行った)

その時にネズミ捕りの罠に捕まり

死にそうになっていたのを人間の少年に助けられた

その少年の話す言葉は人間のものだったが

不思議な事にチェン達にも理解できた




シウスター王子はその時に助けられた少年が忘れられなくて

いつか大人になってもう一度会いたいと願っていたのだ



「あの少年なら私達の言葉が分かるようでしたから

お礼を言っても通じると思いますが・・・・・

王子は会ってお礼を言って・・・

そのあとどうするつもりなんでしょう」


そこまで言うとチェンは口を閉ざした

シウスター王子が人間の少年に異常に執着していた・・

それは何年たっても変わることがなかったのだ


ここにきて王子に縁談の話がたくさん持ち込まれている

多分その事と今回の人間界行きの話しは無関係ではない・・・


「王子は恩人の少年に恋していたんでしょうね・・・カードに現れてます

 おや? 何か王子の身辺で起きてます・・それが何かまでは分からない・・」


スホはそう言うとカードをもう一度シャッフルして再度並べ始める


「うーん・・何だろう・・何かが起きてます・・でもチェンさん・・・

最後は王子は幸せになると出てます・・・だから大丈夫ですよ」


スホの占いは最終的には当たっていることが多いので

『最後は王子は幸せになる』という結果を聞いて

チェンはため息をつきながらも

何とか心を落ち着かせようとしたのだった

鹿とむしゅたー 5

[鹿と むしゅたー] 5


~ルハンの下宿~

「とりあえず俺のものでいいから服を着ないとだな・・・」

裸のまま毛布に包まっていた少年は、出された下着と服を

ルハンに手伝ってもらって身につける


「お前口がきけるようになったんだな・・もしかして名前あるのか?」


「僕・・シウスターと言います」


「ちゃんと名前あったんだな・・・

ハムスターだから『むしゅたー』なんて

勝手に名前つけちゃったけど・・・

俺・・小さい時ハムスターって発音できなくて

はむしゅたーって呼んでたんだ・・その名残」

ルハンが恥ずかしそうに笑った


その姿を眩しそうにシウスターは見つめて

「むしゅたーでもいいです」と答えた


「いや・・シウスターだから・・しうちゃん・・しうちゃんって呼ぶよ」



(はむしゅたーが罠にかかってる・・・大丈夫? たしゅけてあげるからね)


恐怖で震えていた時に突然聞こえてきた優しい声

そして優しい笑顔をむけてきた人間の少年・・・

昔の思い出がシウスターの頭に瞬間的によみがえった

きゅん・・・シウスターの胸が疼く・・・


「それにしてもハムスターが人間になるとは・・・

俺も初めての経験だよ!! こんなこと誰も信用しないし・・・

さて・・これからどうしよう」


どうしようと言いながらも

ルハンはちっとも困った様子も見せずに楽しそうだ


「まずは・・・しうちゃんの服買いに行こうね」 とシウスターにほほ笑んだ


ペコリ


シウスターはルハンに向かってお辞儀をする

人間の姿になっても可愛いのは変わらないな・・

ルハンはそう思うと嬉しそうに目じりを下げる


そういえば・・・・

忘れていた記憶がルハンによみがえってくる


小さいときネズミを助けた記憶があった・・・

でも今考えるとあれはネズミじゃなかった・・・

自分でもはむしゅたーって言っていた・・・

あのハムスターは足に怪我をしていてバンドエイドを貼ってあげた・・


そうだ

その時もペコリとおじぎをしてから逃げて行った・・・

すっかり忘れてたけど・・・ちゃんと家に戻れたのかな?



「俺ってハムスターに縁があるんだな・・・

さあ朝ごはん食べて買い物に行くぞ!!!!」

ルハンがそういうと朝食を作るためにキッチンに向かった


その後ろ姿をシウスターはじっと見つめていた
プロフィール

宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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