偶然による必然的な出会い 8

[偶然による必然的な出会い] 8



「ベッキョンさん・・・この荷物はここでいいの?」

チャニョルが1番重そうなカバンを引きずりながら聞いてきた


「ああその隅に置いてくれ・・あと「さん」はいらないから」

「なんて呼べばいいのかなぁ~あっ「ベク」なんてどう?」

チャニョルが大きな瞳を一層大きくして どう?って言う感じで周囲を見回す


「お前・・・研究所のメンバーじゃないじゃん」

ギョンスが嫌そうな顔をしてチャニョルを見る


「どうせヒボム便の2人は専属なんだろう? 仲間と一緒だよな・・・

いいよ「べク」って呼んでくれよ・・よろしくな」


「あまり荷物ないんですね」

カイが段ボールを2個部屋に置くとぽつりと言った


「まあな・・・僻地に飛ばされたからって持って来なかった」


「僻地で悪かったですねっ!!!!」


ギョンスが口を尖らせて文句をいうと

ベッキョンは申し訳ないという顔をして


「僻地が天国だったとはな・・・

連邦政府の誰も知らないってさ」と声を出して笑った



「ところでさ・・ギョンス・・お前たちのボスってすごいな」

「ボスって? シウミニヒョンの事ですか?」

「ああ・・・短時間に誰も疑問に思わないうちに

異星人をバラバラに隔離したようなもんだ・・・

ボス以外見張りをつけたようなものだし・・・・

あの瞬間に指示できるなんて・・・学生時代から頭のいい噂きいてたけど

やっぱ・・・すごいわ」

ベッキョンが感嘆したように呟く


「ええ? 単に部屋を分けただけじゃなかったの?」

チャニョルが驚いた顔をして聞いてくる


「そこのでっかいやつ!!!!お前バカか?

得体のしれない異星人が4人・・・

見た目は凶暴性はなさそうだけど、

何のためにこの星に来たか分からないんだぞ

同じ部屋に集めたらどんなことを起こすか分かんないじゃないか・・」


「あのクリスって人が説明したじゃない? 船が古くて壊れて墜落したって」

「ニョルヒョンって本当におめでたいね・・・

クリスって人は真実を全部話してないよ」

カイがぼそっと呟く


「確かに・・・宇宙船の大破した画像をみたけど・・・

あんなかすり傷で済むのも・・・ちょっとおかしいですよね」

ギョンスは少し考え込んだように呟いた


「シウミニヒョンは感が鋭いんです・・・野生の感っていうのかな・・・

予知能力まではいかないんだけど・・何か感じるものがあったんでしょうね」


ギョンスはそういうと

「僕の作ったシチューがあるので食堂に行きましょう

お客さん達の分も用意しないといけないから・・手伝ってください」

笑顔で3人の背中を押して部屋から出ていった・・・
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偶然による必然的な出会い 9

[偶然による必然的な出会い] 9



~同時刻 セフンの部屋~



「へえ~ここがセフンの部屋なの? 」

部屋に通されたタオが

パンダのぬいぐるみを抱きしめながら興味深そうにあちこちを眺める


部屋はシンプルな装飾でカーテンや布団などもモノトーンでまとまっていた

タオが部屋をうろうろ観察し始めると

セフンは黙ったままベットのシーツを交換しはじめた



「きゃあああ可愛いっ!!!!なにこれ~!!!!」

タオの視線の先には部屋の装飾とは似合わないぬいぐるみの山があった

さっきパンダのぬいぐるみを探すために引っ掻き回してそのままだった

そのぬいぐるみの山に向かってタオは突進していった


「セフナ~すごいねぇ・・・こんなに沢山可愛いのがあるっ!!!!」



「ん?」

セフンはぬいぐるみの山を指さすと首をかしげた



「え? タオにくれるの? え~いいの?」


「ん」


「えーどの子にしようかなぁ~全部可愛いなっ」

タオがぬいぐるみに囲まれてあれこれ悩んでいると



「お」

セフンがタオに声をかけてベットをとんとんと叩いた


「え? タオがベット使っていいの? セフナはどうするの?」


「あ」


セフンがソファを簡易ベットに直したものを指さした



「え~だめだよセフナには狭いじゃん・・・一緒に寝ようよ」


「ほ?」


「2人で寝られる広さあるよ!!!!大丈夫だよっ」


セフンが驚いたままタオの事を見つめていると

タオはニッコリとほほ笑んで

気に入ったぬいぐるみをいくつかベットに並べ始めた


「でねタオとセフナとパンダさんと一緒に寝ようね」


タオの満面の笑みにセフンも一緒になってほほ笑んだ

初めてあったのにも関わらず、話すことができないセフンと

ここまで会話がなりたっているのが普通ではないことに

2人は全く気付いていない



「あ」

セフンは時計を見て指さすとタオが時計の方を向いた


「そうだね・・もう一回集合って言われてた時間だね~

さっきの部屋までタオの事連れてってくれる?」


「ん」


タオは左腕でパンダのぬいぐるみを抱え

右腕をセフンの腕に回してごく自然に腕をくんだ

2人は長年の友人のように

すっかり打ち解けた雰囲気で部屋から出ていく





~同時刻 チェンの部屋~


「このベットを使ってくれていいですよ」


「ベット1個しかないじゃん・・・チェンはどうするの?」


「そのソファが簡易ベットになるんですよ・・・そっちを僕が使いますから」



ふーん・・・という顔をして

レイはチェンの部屋を興味ぶかくあちこち見回す

チェンはベットメイクをしながらレイの様子を見ていた


出会ってからずっと自分のそばにくっついてくる

あまりにも近くに寄ってくるので

チェンはドキドキと心臓が破裂しそうだった

男性だとわかっていても

きめ細かい白い肌と笑うと浮かぶえくぼが眩しくて仕方ない


研究畑一筋だったチェンは

ちゃんとした恋愛をしたことがなかった

出会ったばかりなのに・・・・

笑顔を絶やさない綺麗なレイに魅かれ始めている事に

チェンは薄々と気づいていた



「ねぇ~この機械ってなあに?」

レイが作りかけの機材に興味を持って訪ねてきた


「それは自動水やり器のテスト版です・・・畑を広げる予定なので

ここのメンバーだけだと水やりが大変なので・・・」


「へえ~チェンって発明家なの?」


「この星ではなんでもやらなきゃならないんです・・・

本業は農作物の研究の方なんですけどね」


「僕ね~発明大好きなんだ!!!!自分の星でも宇宙船の整備とかしてたよ」


え?


チェンは宇宙船の構造が惑星によって違うことに興味を持っていた

レイたちが乗っていた船は大破してしまったけど

地球連合政府のものとどう違うか知りたかった・・・・


「レイさん・・・落ち着いてからでいいので

レイさんの星の宇宙船の構造を教えてください」


2人の共通の話題が見つかり

チェンは興奮するように話始めた





~同時刻  クリス~



「さて・・・これからどうしたもんかな・・・」

クリスはあてがわれた部屋のベットに腰をおろすと

1人でぼんやりとしていた


相談をしようにも仲間はバラバラの部屋に分けられてしまい

自分はひとりきりにされている


乗ってきた宇宙船は大破した

この星から出ていくには新しい船が必要だ


それよりも自分達は追放されたに等しい状態だから

侵略するための星を見つけたとしても報告する気にはならない


「とりあえず・・・しばらくやっかいになるか・・・」


クリスは考える事をやめてベットに大の字に寝そべった

偶然による必然的な出会い 10

[偶然による必然的な出会い] 10



シウミンの部屋に案内されている間

ルハンは必死になって今起きている事を考えていた

生まれた時からの美貌と積み重ねられた経験で

今までどんな星に行っても、

ルハンがその気になって落ちない人はいなかった


侵略をするシナリオから

自分の好みでもないリーダーを落とすこともあった

だからどんな相手でも自分の虜にさせる自信があったのだ


しかし

今自分の前を歩いている男は

どんなに見つめても、どんなにほほ笑んでも

自分の持っているテクニックを酷使して深いキスをしても

全く自分に靡こうとしない・・・それどころか意識すらしてくれない


自分の初恋の女神さまそっくりだというのに・・・

自分の方が恋焦がれてしまいそうだ・・・ルハンはそんな事を考えながら

シウミンの上着の裾を掴んで後ろをついていく


顔はニコニコと笑顔を絶やさないでいるが

その裏では必死でこれからの傾向と対策を考えていたのだった



政府が子供を作り出して管理しているルハン達の星では

セックスはただの娯楽にすぎなかった

定期的に卵子と精子を政府に提供する義務があるだけで

人々は結婚・出産・子育てというものとは関わっていない

子供は子供だけで政府の機関で育てられる・・・・


そんな中で育ったルハンは

初めて知った恋の相手の実写版が目の前に現れたチャンスを

絶対に失いたくないと思っていた



(どうすれば・・手に入るんだろう・・・

こうなったら部屋に入った途端に力づくで関係してしまうか・・・)



恋愛をきちんとした事のないルハンは

自分の考えが間違っている事に気づかない




「着いたよ・・ここが俺の部屋だ・・どうぞ」

シウミンがルハンの方を振り向いて先に行かせようとしたが

ルハンが上着の裾を握りしめたまま動かないので

溜息を小さくするとルハンに背中をむけて中に入った



パタン


扉がしまる


(いまだ)



ルハンがシウミンの背中に飛び掛かる


その瞬間


え?

えええええ???????



ルハンは自分が宙を舞っている事に気づいた


くるり・・・すとん・・・

優秀な戦闘員であるルハンは無意識に受け身の体制をとった

空中で猫の様に回転して地面に着地したのだった



「ほう・・・やはり身体能力は素晴らしいものがあるな・・」

着地した目の前に腕を組んで感心しているシウミンの姿があった


その時、ルハンは背中から抱きついたつもりで

反対に投げ飛ばされた事に気づいたのだ


今までそんな事がなかったから悔しくてシウミンの顔を睨む


「ふっ・・・お前・・本性を現したのか? 俺を人質にして

この星を支配しようとでも思っていたのか?」


「ちがう・・・」


「さっきまでの様子がいつもと違っていたそうだけど・・・

あれは俺を油断させるための演技だったのか?」


シウミンは眉間に皺をよせた怖い顔でルハンを問い詰める

初恋の人の実写版はルハンに優しくなかった

ルハンはただ抱きしめてkissをしたかっただけだ

悲しくなったルハンから思わず涙が一筋こぼれる


ドキン・・・


シウミンは、自分を見つめたまま

静かに涙をながすルハンを見て慌てはじめた


「俺は・・ただ・・女神様と触れ合いたかっただけだ・・・」


「だから・・・俺はお前の女神様じゃないって・・男だよ?」


「男とか関係ない・・・ずっとずっと好きだったんだ・・」


シウミンにしがみ付いてぽろぽろと涙をながすルハン

シウミンは対応に困ったあげく、そのまま好きなだけ泣かせることにした


参ったな・・・


シウミンは頭を数回左右に振ってルハンに声をかけた


「あーもうわかったから!!!!疑わないから・・泣き止んでくれよ」


シウミンの着ていたジャケットの胸の辺りがルハンの涙で濡れている


「ごめんなさい・・・・」

「お前たちの様子が落ち着くまで、この部屋使っていいからな」

ルハンはようやくシウミンの部屋を見回した

掃除が行き届き整理整頓がきちんとされている

寒色系でコーディネイトされている部屋は

クールなシウミンにぴったりの印象だった



「ギョンスが軽食を用意してくれてるから

あと少ししたらさっきの部屋に戻るからな? 」


シウミンが機嫌を直してくれたので、ルハンは嬉しそうにほほ笑んだ


(何食べればこんな美形になるんだ?

こいつらの星・・なんか秘密でもあるのかな)


シウミンはルハンの笑顔をみつめながら、

これからどうしようかと考えをまとめていた

偶然による必然的な出会い 11

[偶然による必然的な出会い] 11




「働かざるもの食うべからず」

チーム長のシウミンの方針により

乗ってきた宇宙船の大破で

ソリップに居候状態になったクリス達異星人も

シウミンたちと同様に働かされる事になった


元々発明に興味のあったレイは、チェンと共に機械の開発をして

タオはセフンと共に牛やヤギの世話をし

クリスはあまりの不器用さに何をさせても残念な結果となり

今ではベッキョンと一緒にギョンスの補助をする日々だった



ルハンはシウミンと一緒に畑の整備をしたり

作付けをしたりいろんな雑用をしている


ルハンはシウミンが弱いものに優しい人間だと知った

人前で涙を流すことのなかったルハンが

初対面の人物の前で涙を流すなんて想定外の出来事に

ルハン自身が一番驚いたが

涙を見たシウミンが慌てふためき、その後すごく優しくなった事にも驚いた

異星人4人は今までと全く違う生活に戸惑いはしたが

その生活が気に入って一生懸命に汗水流して働いていた


その姿を見ていたソリップのメンバーとも信頼関係が出来始めた


ヒボム便のカイとチャニョルは1週間ごとに地球とソリップを往復し

ギョンスの希望の品物を揃えてはやってくる


あっという間に

クリス達が居候してから1か月がすぎようとしていた




「しうちゃん!!!!!あそこの柵が壊れかけているよ」

「何か動物がぶつかったのかな?

イノシシかな? 作物食われちゃうから直すか・・・」


ルハンはシウミンが優しいのをいいことに

いつの間にか勝手に「しうちゃん」と呼んでいる

シウミンも襲われたと勘違いして(勘違いではなかったのだが)

ルハンを投げ飛ばしてしまった事が心に残っていたので

ルハンの好きなようにさせていた


ルハンは初恋の人そっくりなシウミンと毎日過ごせることが嬉しくて

最高の笑顔を惜しげもなくシウミンに見せる

そんな日々にいつの間にかシウミンもルハンが気になる存在になっていた


「その柵を直したらセフンたちの所に行ってみよう」

「うん子ヤギが生まれて可愛いってタオが言ってた」

2人は手際よく柵を直すと車で牛小屋の方に向かった



「本当にクリスさんって使えない人ですね」

ギョンスが厨房で珍しく声を張り上げた

「まあまあ人間誰にも失敗はあるって」

ベッキョンが珍しくクリスの事を庇う

「これでお皿何枚目ですか? 」

「ああ・・・まあ・・・・すまん・・・」

大きな体を小さくしてあやまるクリス

ギョンスはその様子をみて小さくため息をつくと

「もう皿洗いはいいですから・・外でチェン達の実験の手伝いしてきてください」

「チェン達に早く食洗器を直してもらえばいいことじゃん

クリス外にいくよ・・・お皿はカイに連絡して買ってきてもらえば?」

ベッキョンが恐縮しているクリスを連れて外に逃げていく



「え~クリスきたの? もう壊さないでよ~」

数日前にクリスが手伝うといって

レイたちの試作品の水やり器を壊したばかりだったので

レイに冷たくあしらわれる


「ほんとにクリスってさ・・・すっごくイケメンなのに不器用だよね」

ベッキョンが飲み物の入った水筒を渡しながら笑う

「まあ・・人には得意不得意があるからな・・・」

クリスは苦笑しながらそれを受け取って一口飲んだ

「俺・・・クリスのめげない所が大好きだよ」

「ああ・・・ありがと・・そう言ってくれるのはベッキョンだけだ」

ベッキョンはそんなクリスを見て

侵略を続ける民族の話を思い出していた・・・・

(こいつら本当にその民族なんだろうか・・・もしそうだとしたら・・・)

そう考えて頭を左右に振った

(スホに調べてもらってる・・今度のヒボム便で資料がくるはずだ)

ベッキョンは息を大きく吸うと笑顔をつくる


「夕飯は何が食べたい? ギョンス様にお願いして美味しいものを作ってもらおうよ」

「なんでも旨いな・・・食事がこんなに旨いものだなんてここで知ったぞ」

「お前らの星ってよっぽどひどいもの食わせてたんだな?」

「ああ・・・おかげでこんな体だ」

筋肉質のムキムキな体を指してクリスがいう

ベッキョンは飲んでいた水を吹き出すと大笑いした




「あのね~やぎの赤ちゃんが超かわいくてね~

タオ名前つけたの・・・一番小さい子にユキちゃんって」

夕飯の時にタオがみんなに報告をする

「セフナもその名前いいねって言ったくれたんだよ」

「ねー」

「ねー」

タオと一緒にいることでセフンに変化が見られた

まだ言葉を話すことはできないが

嬉しそうに声をだして笑うこともできるようになったし

今もタオに相槌を打っている

そんな様子をシウミンが嬉しそうに見ていた

シウミンのその様子をみてルハンは

戦いに明け暮れていた昔を思い

この穏やかな日々をずっと守っていきたいと思い始めていた

偶然による必然的な出会い 12

[偶然による必然的な出会い] 12


「セフナ~もっと飛ばして~」

タオはセフンの運転するバイクの後ろに乗って

大声ではしゃいでいる

気候の穏やかなソリップは今日も良い天気に恵まれた


午前中は2人の部屋の

(セフンの部屋がぬいぐるみ仕様のタオの部屋化してしまった)

片付けをしていたので出かけるのが午後になってしまった


「ゆきちゃんが待ってるから~いそげ~」

「おー」


2人の乗ったバイクは ヤギや牛のいる小屋にアクセル全開で向かって行った








~宿舎~


「俺としうちゃんが、この間牛小屋にとりつけた機械ってなんだ?」

大型モニターの前で操作をしているチェンにルハンがたずねた

「ああ・・・あれですね・・・ちょっと待ってください」

手元のボタンをあれこれ押すと

ソリップの畑や牛小屋など開拓した周辺の地図が現れた

「畑や牛小屋まで少し距離があるので

このモニターで気象の管理などしようとおもって・・・その機械です」

「ふーん」

「まだカメラまでは取り付けてないんだよ~そのうちカメラもつけたいね」

レイが2人の会話に入り込んでくる

「レイ・・・お前・・こっち方面の仕事しだしてから凄く楽しそうだな」

「まあね~僕もともと発明とか大好きだったから・・・ルハンだってさ・・」

そこまで言うと言葉を切ってレイはルハンを見つめる

「なんだよ・・・何が言いたいんだよ」


ふふふふとレイが笑うとルハンの耳元に顔を寄せて


「初恋・・・みのりそうだね・・・」

「っ!!!!!!!!」

真っ赤になったルハンを残したままレイは去っていく



「ルハーン!!!!コーヒー入れたけどお前も飲むか?」

キッチンからシウミンの声がして

ルハンは大慌てで返事をする

「飲む~今そっちにいくよ」

レイに言われたことが耳に残っている

赤くなった顔を見られないように

わざと走ってキッチンに向かうルハンだった






あれ・・・・なんか変だ・・・

小屋についたタオの頭の中で警報がなっている


「ユ・・・ユ・・」

セフンがゆきちゃんを探しているが姿がみえない

ヤギや牛たちが怯えていて小屋の奥から出てこない

おかしい・・・・



ぞわっ!!!!!!!

誰かが自分達を見ている・・・

タオは視線を感じて鳥肌をたてた

「セフナ~僕忘れ物したから取りに帰ろう」

わざと大きな声でそう一言いうと・・・

セフンの腕を掴んで急いでバイクに乗り込んだ


急いで戻って・・・るうちゃんやたいちょーに報告しないと・・・

「セフナ・・・できるかぎり回り道して戻って・・・時間稼ぎしないと

タオたちのバイクの後をおっかけてくる・・・」

ひとりじゃない・・・さっき感じたのはかなりの量の殺気だった・・・


いくら落ちこぼれとはいえ

生まれた時から戦闘員としての訓練をつんだタオには

隠れていた敵を察知することができた









「タオとセフンはゆきちゃんの所に行くって言ってたね」

「地図でいうとここらへんですよ」

「あれ? 小屋の周囲が何か赤いよ」

「この赤いのってCO2の濃度を表してます・・・あれ? なんでここだけ異常に多いの?」

チェンが機械が壊れたかな・・・牛が逃げたかな・・・とブツブツ言う横で

レイが眉間に皺をよせて考え込んでいた


その横を洗濯ものをかかえたクリスが通る

「なんだ・・珍しいな・・レイのそんな顔・・・」

「クリス・・・ちょっとみて・・・小屋の裏に大きな木があるんだけど

その木の辺り・・・CO2の量が多いんだけどさ・・・」

「・・・・・・・もしかしたら外から誰かきたか?」

「なんでもなければいいんだけど・・・

ヤチェの調査団じゃないよね・・・・」

レイの一言にクリスは画面を睨んだまま考え込んでいた





偶然による必然的な出会い 13

[偶然による必然的な出会い] 13




「このコーヒーってこの間のと違うの?」


「ルハン良く分かったな・・ユノ指令から貰った入手困難な豆なんだよ」


「うん・・・いつもと香りが違うなって思ったんだ」


シウミンとコーヒーを飲んでいたルハンは

自分の予想が当たってシウミンに褒められた事が嬉しくて

小さな子供みたいにくしゃっと笑った


(ああ・・・なんか可愛いな・・・)

シウミンの心が甘く疼く・・・


最近ルハンがシウミンと2人きりの時に見せる顔

イケメンなのにその顔を思いっきり崩して心の底から笑っている

目の下に皺がよって元の顔から想像できないくらい崩れる笑顔

そんな笑顔のルハンの瞳は

自分を見つめるときにはハートが浮かんでいる

四六時中そんな好意を寄せられてシウミンも悪い気はしない

いつしか崩れた笑顔でさえ愛しいと感じ始めている

普段あまり笑顔でいる事のなかったシウミンも

知らず知らずのうちに常に笑顔でいる事が多くなった



「今日の夜は牛小屋の柵の確認に行くか?

子ヤギが逃げ出せないようにもう少し柵を細かくしよう」

「うん・・」

2人はコーヒーを飲みながら

まったりした時間を過ごしていると

ルハンの頭の中に突然タオの思考が入ってきた



(るうちゃん!!レイ!たいちょー!!なんか怖いよ~!!!)


「タオ!!!!」


「タオがどうかしたか?」

ルハンが突然天井を見上げてタオの名前を叫んだ


「タオが今やばい!!!!あいつに危機がせまってる」


ルハンがシウミンの顔を見ながら呟いた


「タオに何かあると・・俺たち分かるんだ・・」


「危機って?」


「何かに追いかけられてるみたい・・逃げてるのかな?」


シウミンはルハンの言わんとする事を理解して

リビングから外に飛び出した

なんてこったい・・・

EXOくん達のペンミ2日目参戦してきました

この日の2部しか当たらなかったんですよね~

いつも天井とお友達の席ばかりだった私・・・・・

なんと今回はステージの横のアリーナFがあたりました

アリーナと言っても通常でいえばスタンド1階席みたいなの

花道まで少しあったけど肉眼で顔の見れる場所だったので

双眼鏡を忘れて落ち込んでいた(今までは大型スクリーンを双眼鏡で見る席だったんです)

私は肉眼で表情が見られる・・・それだけで幸せでした


しかし

4月より片道2時間通勤となってしまった私は

週末の2日間も2時間かけて横浜までいってしまったツケが・・・

体ボロボロで夕飯の後にダウン・・夜中に起きて洗濯して風呂にはいって・・・

そんな生活をしているので更新がまったくできず

それだけじゃなーい

ルハンのセンイル話を上げられなかった!!!!!!!

シウミンくんの時にルハンのversionはどうしよう・・なんて

妄想していたのに・・・・



なんてこったい


と更新できない言い訳をあれこれしてみました・・・・


惑星ソリップの話が途中ですが

ルハンのセンイル話をあげます

リアル妄想です

では・・・・今から書きます←




シウミンくんのインスタが無くなったよ~

ルハンと相互フォローしていたのに~

なんで~

あーん

更新率低かったけど

そこで るーみん繋がっていたって思ったのに!!!!!!!

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祝生誕 鹿晗   前編

すっかり遅れてしまいましたが

4月20日はルハンくんの誕生日でした・・・ちなみに19日はミーミことチョウミの誕生日です

今更ですがセンイル話をあげます

めずらしくリアル妄想です・・・・

そしてここではキャッチホンの機能は無いものとして読んでください



[祝生誕 鹿晗] 前編


日本でのファンミーティングも無事に終わり

ソウルへの帰国は翌日と言うことで

EXOメンバーはホテルで各々のんびりと過ごしていた


レイとチェンの部屋にシウミンが遊びにきて

日本の芸人の誰が面白かったなどの話をしていると

「あ・・・タオに電話しようよ」とレイが突然言い出した

「あっいいですね~タオも気になってると思いますよ」

「タオって書いた団扇があったな・・・」

「なんか嬉しかったですね」

「あー僕のバッテリー切れそう・・・・ウミニヒョンの貸して」

レイが自分のスマホを見て悲しそうな顔をしていると

「ほれ」

シウミンがポケットから自分のスマホを取り出してレイに渡した


え?

チェンが時計に目をやって顔をひきつらすが

レイは気づかずにタオに電話をかける

時間は19日夜の11時45分・・・あと少しで日付がかわる・・・

「ミンソギヒョン・・・ヒョンのスマホいいんですか?」

チェンが恐る恐る尋ねると

「あ? ああ・・・あっちは1時間の時差あるから・・・1時間後に電話するつもりだから」

そう言うとニコリとほほ笑んだ

(いや・・・ヒョンはそう思っても・・ルハニヒョンはそう思ってないよ・・・)

チェンはそう思ったが言葉には出せずに

困ったようにレイを見つめていた


タオと電話が繋がったようで

レイが嬉しそうに中国語で話をしている

その様子をチェンとシウミンが見ていると部屋にセフンがやってきた

「おう・・セフナ・・今タオと電話で話をしている所だ」

シウミンの説明に苦笑いのセフン

(もしかしてセフナ・・タオに電話して繋がらなかったのかな)

チェンはセフンの様子をみて

ますます眉毛を下げて困った顔をするのだった









「なんで~なんで~しうちゃんとつながらないの?」

ルハンは話し中のスマホにイライラを募らせる

「って誰と話してんだよっ!!!!!」

ルハンは自分の誕生日を迎えるにあたって

絶対にシウミンと一緒に時間を共有したいと思い

自分から電話をかけた・・・・しかし話し中で繋がらず・・・


シウミンたちは日本のイベントが終わった・・・今日はホテルに泊まって

明日ソウルに戻るはずだ・・・だから今はホテルにいるはず


日本とソウルは時差がない・・・ソウルと北京は1時間の時差だ

もしからしたらシウミンは1時間後に自分にかけるつもりなんだろうか


そうだとしても今誰と話しているんだ?????

.ルハンは一生懸命に思考をめぐらせてある人物を思い出した




あいつか

あいつの所にみんなで電話してんだ

てか

なんでしうちゃんのスマホで電話すんだよっ!!!!!ムカつく!!!!!


ルハンはある番号を電話帳から探し出すとそこに電話をかける











「僕の名前をもった子もたくさんいたの? なんか嬉しいな」

レイと電話で話ししてて

タオは淋しかった心が温かくなっていくのを感じた

レイからシウミン、チェンへと電話の相手が変わっていく

タオはヒョンたちの気持ちがすごく嬉しくて

潤んだ瞳をティッシュでおさえながら電話口でうなずく


そんな時にタオの部屋をノックする音がした

「しゃおずー あなたに電話きてるわよ」

「ママ?」

タオの母親が家のコードレス電話を持って部屋までやってきた

「家電に? だれ?」

「ルーハンくん」

「げっ!!!!」

携帯の方で話をしていたチェンにタオ親子の会話が聞こえる

「チェンチェン・・・ごめん・・・家電にるうちゃんから電話入った・・

ミンソギヒョンの電話使ってんだよね・・・切るから・・・」


タオの話をきいてチェンはルハンならやりかねないな・・・・

だからミンソギヒョンの電話は使わない方がいいって思ったのに・・・

困った眉毛がますます困って下がっていく






「もしもし・・・るうちゃん・・・なに? どうしたの?」

「てめえ!!!!!!いつまでしうちゃんと話してんだよっ!!!!!!」

「ひっ!!!!!」

思わずタオは隠しカメラでもあるのかと

実家の自分の部屋にいるのにも関わらず

周囲を見回してしまった

「なんでタオだって・・・」

「やっぱりお前だったのか!!!!!しうちゃんと電話で話そうと思ったのに

ずーっと話中なんだよ!!!!!もうすぐるぅの誕生日なのに」

「るぅちゃん誕生日おめでとう・・・もうミンソギヒョンとの電話切ったから」

「おっそうか? タオ怪我早く治せよ!!!!じゃあな!!!!」

家のコードレス電話を切るとタオは小さくため息をついた






長くなったので一回切ります

祝生誕 鹿晗  後編

[祝生誕 鹿晗] 後編


~♪

「あっミンソギヒョン電話です・・・ルハニヒョンからだ」

チェンが持っていたシウミンのスマホが着信を知らせる

時計を見ると日付はとっくに変わっている

チェンが困った顔でシウミンを見つめた


「むこうではまだ日付変わってないから大丈夫だよ」

シウミンはそう言うとチェンに優しくほほ笑んだ

スマホを受け取ると通話ボタンを押す






「ああルハン・・・電話? レイに貸してたけど・・・ゴメンな」

「しうちゃん・・・るうの誕生日だよ忘れてない?」

「ん・・・」

ブツ・・・・・プープープープー


突然電話が切れてシウミンは首をかしげてスマホを見る

バッテリーが切れていた

「あっやばっ充電!!!!!!」


その様子を見ていたチェンは

今頃ルハンはどうしているか想像するとブルっと身震いをする


「ミンソギヒョン・・・急いだ方がいいです・・こじらせるとめんどくさいです」

「ああ・・・知ってるよ」

シウミンが苦笑いをして自分の部屋に走っていく





え?

なに?

なにが起きたの?

どうして電話切れたの?

え?

るう・・・何かした?

今日はイベントで久々にフットサルやったけど・・

しうちゃん!!!!!!

ルハンの脳裏にマイナスの思考が湧きでてくる

自分の誕生日に自分から電話したからウザかったとか???

いろんな想いが頭から離れない

思わず涙が出てくる・・・・しうちゃんのバカ・・・


~♪

シウミンからの着信にルハンは飛びついた

「しうちゃん!!!!」

「ああゴメンな!!!!!レイにスマホ貸してたらバッテリー無くなったんだ

今充電しながら電話してる」

シウミンのすまなそうな声にルハンは小さくため息をついた

「そっちはまだ日付変わってないだろう? 間に合ったな」

「うん・・・こっちはまだだけど・・・そっちは変わったでしょ・・・」

「まあ時差あるからな・・・」

シウミンはルハンの言わんとする事が分からず

頭の中ははてなマークでいっぱいだった


「そっちでもこっちでも日付が変わる時に

しうちゃんと時間を共有したかったんだよっ!!!!!」

「あ・・・」

ルハンがぶっきらぼうに言う

やっとシウミンがルハンの想いに気づく

「ごめん・・・」

「うん」

「あ・・・ちょうど時間だな・・・ルハニ・・・誕生日おめでとう」

「うん」

「プレゼント用意できなかったけど・・・後で送るから」

「プレゼントよりも・・・しうちゃんに会いたい・・・」

「ごめんな・・・カムバに日本での仕事に・・・そっちに行く時間ない・・・

それに・・・今は中国でMとしての仕事はないから・・・」


「・・・・ごめん・・・」

「お前があやまる事じゃない・・・代わりに日本での仕事が増えた

完全体での日本での仕事がこれから益々増えていく・・・」


「・・・・」

「お前が誕生日にくれたブレスレット・・・毎日してる・・・・

あれしているとルハンと一緒にいるみたいで心強いよ」

「うん・・・俺もお揃いのしてる・・・しうちゃん・・・好きだよ」

「離れてていても俺たちは繋がってるんだぞ・・・わかってるよな?」

「フットサルの時にしうちゃんの事思い出して・・同じ髪型にしたんだ」

「ああネットで上がってたな・・・リンゴ頭」

シウミンがくすっと笑うとルハンもつられて笑った


「ハニ・・・生まれてきてくれてありがとう・・・韓国にきてくれてありがとう

俺と出会ってくれてありがとう・・・好きだよ・・・愛してる・・・」

「しうちゃん・・・ミンソク・・・俺も愛してる・・・」

チュッ

えっ??????

シウミンが電話口でkissをした音がする

ルハンは驚いて目を見張る

「今回の日本でのペンミは俺のマスターさん達がたくさん来てた

だからネットにたくさん動画あがってるぞ・・・

お前が見るとおもってパフォーマンスしたのもあるからな」

「しうちゃん・・・・」

「俺はお前を信じてるから・・・」

「うん・・・・俺がんばるよ」

チュッ

今度はルハンからのkissのお返しだった


「今度会った時は一晩中ヤらせてね」

「・・・・・・・」

「最近しうちゃん鍛えてるから大丈夫だよね

俺超たのしみにしてるから!!!!!」

「・・・・・・・」

「あーんな事やこーんな事してもら・・」

ブチッ

プープープープー



ルハンの立ち直りの速さにシウミンは思わず苦笑する



翌日の空港写真を見てルハンは

なんだかんだ言っても

シウミンは自分に甘いんだと感じて顔がほころぶ


「そのリンゴ頭・・・俺のお願いをOKしたと受け取るからね」






おしまい



4月20日 ルーハンの25歳のお誕生日でした

おめでとうございます・・・ブレスレットお揃いでいいんですよね

これからも萌えの提供をよろしくお願いいたします


祝生誕 鹿晗 お付き合いいただきありがとうございました

祝生誕 鹿晗  お付き合いいただきありがとうございました

妄想の発端になったのがリンゴ頭の髪型とブレスレットでした

話は結局おバカversionになってしまいました・・・・

ルーハンが19日にした髪型がリンゴ頭で

シウミンくんが20日にソウルに戻るときの頭がリンゴ頭だったんです

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話の中のリンゴ頭がこれです

そして

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このブレスレットが話に出てきたブレスレットです


写真はお借りしました
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宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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