いよいよ福岡参戦です

いつも遊びにいらして下さる方々ありがとうございます

明日から←正確には今日ですね~
福岡のライブが始まります

宗文は・・・初日だけ参戦します

関東から福岡に飛び立ちます


今回はボッチ参戦です

こんなおばさんと会ってもいいよ~っていう方声かけてくださいね

一泊したら翌日は広島で途中下車して関東に戻ります

Twitter  @soubunsan

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この子達に会うんだよ~
もう嬉しくてドキドキです


お話の更新を楽しみに来てくれた方・・・すみません
戻ったら更新します・・・・
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運命 10

[運命]10

あの夜・・・たまたま猫を追いかけてあの塀の側まで行って・・
かすかに聞こえてきた歌声に気が付いたんだ


不思議な感覚だった
天使の歌声かと思うくらい
俺はその歌声に魅了された

そしてその歌声の持ち主と塀越しの交流が始まった
相手の顔なんて知らないまま
俺たちは色んな話をしたっけ・・・
でもルハンからの質問の方が多かったな・・・

5年も・・顔の分からない相手との交流・・
他の奴等から見ると理解できないかも知れない・・・
でも俺はルハンと話をするのが凄く楽しかった
会えない時間も2人で話をした事を何度も思い出していた

今思えば当時の俺は恋をしていたかのようだった・・・・

最後の交信から10年経ったんだぞ・・・
ルハン・・・お前が生き延びろと言ったから
俺はプライドも何もかも捨てて生き延びた


あの穴から除いたお前の顔はあまり記憶にはないけど
キラキラと夜空の星が瞬いているかのような
お前の瞳は忘れない・・・すごく綺麗だった・・・


俺たちのあの塀が壊されようとしているんだぞ・・

ルハン・・・今どこにいるんだ・・・会いたい・・・

お前は俺に会いに来てくれないのか







バリバリと壊されていく塀を見つめながら
シウミンは小さくため息をついて
隣のチェンに店に戻ろうと肩を叩いた





あの建物・・・知ってる・・

あの塀・・・俺・・何度も壊そうとした塀・・・


あああああああっ頭が・・・頭が割れそうに痛い・・・




塀の向こう側の様子が見えるようになると
テヨンが突然頭を抱えて崩れ落ちていく



「きゃあ~あなた大丈夫?」

セフン達の近くで見ていた女性が
崩れ落ちるテヨンに気づき悲鳴をあげた
テヨンの周囲に小さい人の輪が出来る

何事が起きたのかとシウミンは
足を引き摺りながらも急いで輪の中に飛び込んでいった


「大丈夫ですか? 私の店がすぐ近くにあるので
お連れさんを休ませてあげてください」

シウミンはテヨンを抱き上げているセフンに声をかけて
自分の店まで連れて行く事にした

チェンがディオに詳細を説明するために
先に店まで走って行った




「あっ!!!あの人この間のお兄さんだっ」

セフンが急ぎ足で去っていく姿をタオが見つけて
クリスとレイに伝える

「誰かを抱きかかえてるぞ・・・女性っぽいな」

「クリス・・・シウミン達が一緒に移動してる」

「なんだろう・・・俺たちも行くか」





「大丈夫ですか? 
お連れさんをそこのソファに寝かせてください」


シウミンのcaféに着くと

指示されるままにセフンは
テヨンを店の奥のソファに寝かせた

「すこし様子を見てみましょう・・
私はシウミンと言います。ここの店のものです
今コーヒーでも入れますので座っててください」

「お世話になります。私はセフン・・・これはテヨンです」

セフンは上着を脱ぐとテヨンのソファの隣に座った




「僕・・あの女性・・・ルハンだと思う」

店の外から中を覗いていたレイがクリスに囁いた

「俺もすごく似ていると思ったが・・レイはそう思うか・・」

「もっと近くで確認したいけど・・・あの人が邪魔だね
監視しているみたいだ・・・」

「そうだな・・・確認したくても邪魔されそうだな」

2人でこそこそ話をしていると中からディオの声が聞こえてきた


「すみません・・・うちはコーヒーの香りを大事にしたいので
店内は禁煙になってます・・・吸うなら外でお願いします」

手にタバコを持ったままセフンはディオに小さく謝り
ソファで寝ているテヨンの顔を確認してから
喫煙のために店の外に出た

「俺が世間話でもして時間作るから・・・レイ・・確認たのむ」

「うん・・・タオ行くよ」

レイはタオを連れて店の中に入って行った


続く

運命 11

[運命]11


まずい・・・このままではマズイことになる・・・


セフンはタバコを深く吸い込むと
一気に煙を吐き出した・・・

この村に来てからのテヨンの様子を見て
嫌な予感しかしない・・・・

セフンが一番恐れているのは
彼の記憶が戻る事


出会ってからずっと
テヨンの事しか見ていなかった
彼の心が欲しかった
でも彼の心には別の誰かがいる


テヨン本人は気づいているのか・・・・
彼の記憶が戻ったら・・・自分は・・・


「テヨンが落ち着いたら
すぐに村を離れよう」

セフンは自分に言い聞かせるように呟くと
2本目のタバコに火をつける



「すみません・・・火をいただけませんか?」


突然自分の後ろから声がして
セフンは驚いて後ろを振り向いた


端正な顔立ちに
仕立ての良いジャケットを羽織った
背の高い男性が手にタバコを持ったまま
自分を見ている


「どうもライターを忘れてしまったようで・・・」

セフンは自分のライターに火をともすと

「どうぞ」と男性に向けて差し出した

男性は深くタバコを吸いこむと
美味そうに煙を吐き出す


「あまりお見かけしない方ですが
旅のお方ですか? 塀の取り壊しでも見学に?」

にこやかに男性が話かけてくる

「ええ・・・新聞にあったので
ちょっと興味が湧きましてね・・・」

セフンが何とはなしに話に応じてきた


「都会の方からいらしたんですか?
私は数年前までいたんですけど・・今どんな感じですか?」

男性の話術にセフンはいつの間にかのせられていく








「ねぇ・・・レイ・・この女のひと・・
るうちゃんと同じところに傷があるよ」


寝かされているテヨンに
近づいたタオがレイに囁いた



「あれ?タオにレイ・・・どうしたの?
さっきまでいたセフンさんは?」

コーヒーを運んできたシウミンが
セフンの姿を探してキョロキョロする


「外でタバコ吸ってますよ。
店内は禁煙だっていいましたから」

ディオがカウンターからシウミンに答える


「ねーしうちゃん・・・この人・・・
るうちゃんと同じところに傷があるの」

タオが不思議そうにテヨンの手の甲の傷を指さした


「タオ・・・この人がルハンだとでも言うのか?」


「この傷・・・訓練の時にタオを庇って出来た傷だ」

レイが怖い顔をしてテヨンの事を見つめている


「ルハン・・・本当にルハンなのか?
なんで女の姿をしているんだ・・ルハンは男だったよな?」

シウミンがテヨンの顔を確認するかのように
自分の顔を近づけた時にテヨンがゆっくりと瞳を開いた



続く

運命 12

[運命]12


満月の綺麗な夜だった

何となく1人になりたくて監視の目をくぐり
塀のそばに行きぼんやりとしていた

その時・・歌を歌っていた

歌うのは好きだから知らないうちに口ずさんでいたんだろう

すると塀の向こうから塀を叩く音がした

モールス信号のようだ

『歌』『上手』

なんか嬉しくなった



満月の夜

いつも不思議な交信をしていた


相手は同じ歳の男の子
彼からもたらされる話はとても興味深くて

こんな生活をしている自分でも
普通に生活していたら体験出来る事なんだろうな・・

そう思いながらいつも楽しみにしていた

部屋に戻ると同居人達にその話をして
いつか・・今の状況から抜け出せたら・・・
自分もそんな生活をしてみたい・・・

そうみんなで話あっていた・・・




戦争が終わる寸前

仕事でヘマをして
リンチに強姦された上・・・道端に捨てられた

虫の息の状態の中
道端にあおむけに寝ていた俺は
ぼんやりと目をあけた

満月がとても綺麗だった


『ルハン・・』

少し高めの声で俺の名前を呼ぶ声がする

もうろうとした頭でぼんやりと月をながめていたら
たった一度しか見たことのない
でも絶対に忘れない風景が脳裏によみがえる・・・


色白の肌に大きな一重の意志の強そうな・・つりあがった瞳
そして綺麗な鼻筋に男の子なのに赤く柔らかそうな唇


会いたくて会いたくて何年もかけて塀に穴をあけて
やっとその顔を見る事ができた

シウミン・・・

瞳から涙があふれてきた・・・


そうだ・・・何としてでも生き延びないといけない

俺たちは約束したんだ・・・


最後の交信の時に俺が叩いた信号は・・・あいつには届いただろうか・・・


俺は・・・動かない体をむりやり引きずるようにして

なんとかその場から逃げ出すことができた・・・


そして・・・

そして・・・今・・

俺は・・・

俺の探している人は・・・どこにいる?

俺はだれ?

俺はいま何をしている?


あああ頭が割れるように痛い・・・
暗闇の中でもがいているようだ


頭の痛さから目を覚ました俺は・・・


ぼんやりと目をあけた・・



目の前に誰かがいる・・・・




続く

運命 13

[運命]13



ルハンの瞳って夜空に輝く満天の星のようだ・・・

初めて見た時のシウミンの感想

それ以来夜空の星を見上げては
キラキラしていたルハンの瞳を思い出していた

満月でいくら月明りがあったとしても
小さな穴から見たルハンの顔なんて正直覚えていない
(ルハンは懐中電灯を持ってなかったから薄暗かったのだ)

でもあのキラキラした瞳は忘れない・・・
見分けられる自信もあった


テヨンが瞳をひらいた

それを塀の穴越しと同じくらい近くで見たシウミンは
テヨンと呼ばれていた女性の姿をした人物が
自分の知っているルハンと同じだと本能的に感じた

「ルハン・・・ルハンなんだろう?」

シウミンの問いかけに目の前の人物は数回瞬きを繰り返す

「るうちゃん~!!!!るうちゃん~!!!!タオだよぉ~」

タオがシウミンの後ろから大きな声で叫び
抱きつきに行こうとしたのをレイが体で止めた


ぼんやりとした瞳でシウミンを見つめている人物は
掠れた声で小さく呟いた
あまりにも小さな声だったけどシウミンの耳にはしっかり届いた

「しうちゃん・・・?」

シウミンはルハンの反応にニッコリとほほ笑んだ

「そうだよ・・・俺がシウミンだよ・・・ルハンなんだろう?」

「ルハン? 俺のなまえ・・・ルハン・・・」
何度か呟いた後に目の前のシウミンの顔をまじまじと眺める

「知ってる・・・この顔・・・俺・・・ずっと・・会いたかった」


ルハンの瞳から涙が一滴流れ落ちる


シウミンは包み込むようにルハンの事を抱きしめ
幼い子をあやすかのように背中をポンポンと優しく叩いた

「るうちゃん・・・記憶無くしてたんだね・・テヨンとか呼ばれてたし」

タオの言葉にレイは黙ってうなずいた

「ルハン・・・僕たちの事も思い出した?」

レイの言葉にルハンは視線を上に向けて2人をみつめた

「レイ・・・タオ・・・クリスは? クリスがいない・・・」




「わああああん!!!!るうちゃん!!!!今呼んでくるから待ってて~」

タオが泣きながら外に飛び出して行った






セフンはさっきから
自分と話をしている人物の話術に乗せられ
テヨンの事をすっかり忘れていた

政治経済いろんな話を目の前の男性は振ってくる
セフンは心地よさを感じる位多弁になっていた

自分でも気づかないくらい
男性との会話に酔いしれていた


「クリス~クリス~!!!!!!」

タオが涙でぐちゃぐちゃになった顔のまま走ってくる

「クリス~!!!るうちゃんが気が付いた!!!!タオ達の事も分ってる」


え?


走りこんできたタオの話で
テヨンの意識が戻った事だとセフンは気づいた

でも・・・るうちゃん・・って誰の事だ?
そういえばこいつ塀の側で声をかけてきた奴だ・・
テヨンの知り合いか?

セフンは青ざめた顔のまま店に戻ろうとしてクリスに止められた


「あなたの連れの女性・・いや本当は女性ではない・・・・
彼は私たちの弟のルハンです・・・・
今までどんな経緯で一緒にいたか分かりませんが
どうやら彼の記憶が・・・ルハンだという記憶が戻ったようです」

「ルハン? あれは私の婚約者のテヨンだ・・いい加減な事言わないでくれ」

最後の足掻きのようにセフンはそう答えるのが精いっぱいだった









とっくん・・とっくん・・・


ああシウミンの心臓の音が聞こえる・・・
やっと会えた・・・俺の想い人・・・・



シウミンに優しく抱きしめられながら
ルハンは静かに涙を流していた


「ルハン・・・いろんな事があったんだろうね・・
俺もいろんな事があったよ・・・
でも約束どおりに会う事ができた・・・」

シウミンの優しさがルハンの体に染み渡る様に入っていく・・・


しうちゃん・・・・
俺・・・生きてて良かった・・・






続く
プロフィール

宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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