共に生きる 2

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ストロベリームーン 前編

6月になりました関東地方も梅雨入りです
が・・梅雨らしからぬ晴天続きですね

CBXのイベントも行くつもりで午後有給をとったのですが
なかなか仕事終えられず
気づいたら2時・・・
もう代々木公園はすでに凄い人になってました
(東京に移動するのに時間かかるので・・・)
諦めて1人でLineライブを見ていた宗文です

「共に生きる」がまだ途中ですが
6月9日は「ハンチョル記念日」でした
そしてなんとその日は満月がピンクに見えるという
「ストロベリームーン」の日だったそうです

なので以前ここで書いたハンチョルの話の続編を書きました
もちろんルーミンも含まれてます

まだ読んでない方はカテゴリー「るーみん短編」にあるので
先に読んだ方が分かりやすいかと思います
http://lu7xiu99.blog.fc2.com/blog-entry-200.html




[ストロベリームーン]


DBzM2yfUIAIR5d9.jpg


~sideルハン~

「ルハン~ルハン~」

俺がスーツのタイを結んでいると
悲鳴に近い声で呼ばれた

振り向くとレイが
どうすればそんな結びになるんだ・・と言うような
ブラウスのリボンタイ部分を団子状にして
部屋に飛び込んできた

まるでデジャブだな・・・これ何度目?
正装するたびに毎回これかよ・・・

「お願い~直してよ~」

「リボンタイが結べないなら
ネクタイにすればいいのに」
俺がため息まじりにそう言うと

「チェンがこのブラウス似合うって言ったんだもん!!!」
そういいながらニヤけてくる

最近やっとチェンを堕としたレイは
やたらめったらラブラブ度を俺にアピールしてくるけど

ふん・・俺としうちゃんの方がラブラブだよ


レイのタイを直して部屋から出てくると
今日の主役が廊下をウロウロと
落ち着きなく歩き回っている

仕立ての良い上質の白のタキシードが
とても似合っているハンギョンは
長年の恋人だったヒチョルと今日婚礼をあげる事になった

闇の一族のハンギョンと魔族のヒチョルは
お互いに仲良くない長老たちの妨害にも屈せず
愛をつら抜き・・・その愛を通しぬいた

長老たちも反対する気力も失せて
やっと添い遂げる事になったのだった
傍で見ていても全力で応援したくなるくらい
2人の愛は強固だった

いい加減なように見えても
ちゃんと周囲の祝福を得てからの挙式がいい・・と
ヒチョルが言ったために
出会ってから今日までに時間がかかってしまった

俺もそんな男気のあるヒチョルに
ハンギョンはすっかり尻に敷かれてると
感じる事も多い


「ハンギョン・・・大丈夫?」

俺が声をかけるとその端正な顔を歪めて
「胃が痛い」と返事をする

俺の苦笑いの顔をみてハンギョンも苦笑した

「俺も大変だが・・・ルハン・・お前も今日は決めろよ」

今度は俺の胃が痛くなってくる



俺の大好きなシウミンは
ヒチョルの元で魔族見習いをしている
正確には「見習いをしていた」だ
昨日の時点で無事に見習いを卒業したらしい

ハンギョンからその話を聞いた時に
このおめでたい日に
自分も決めてやろうと心に誓った


「ご主人様・・ヒチョル様が到着されました」


その報告を聞くとハンギョンは玄関に向かって走っていく

ヒチョルが着いたとなると、しうちゃんも一緒・・・

そう思ったとたん
俺もいつの間にか走って玄関に向かっていた






~sideシウミン~

「ヒチョル兄さん・・・月が綺麗ですね」

「ああ・・俺の好きなピンク色だ」

「兄さんの挙式に間に合って良かったです」

「リョウク・・・戻ってきてくれてありがとう」

ヒチョル様はそう言うと
被っているベールを外しほほ笑んだ
ハンギョンさんから贈られた
白いチャイナドレスが似合ってる

僕たちの種族でも
ヒチョル様はダントツに美しい人だと僕は思う
そして挙式を迎える今日は
一段と美しさに磨きがかかっている


今日はヒチョル様とハンギョンさんの挙式が行われる
ハンギョンさんの屋敷で
一族の長老たちをも招待しての大宴会になる予定だ

そして夕べ
僕とチェンは「魔族見習い」からの卒業を
突然言い渡された

「俺も結婚してあいつの屋敷に住むから
お前達も見習い卒業だ・・
これからは1人前として独立しろ」

突然言われたのでまだ心の準備が出来てないけど
この挙式のお手伝いが僕の最後のお勤めになるようだ

「チェンにシウミン・・・僕のいなかった2年間ありがとう」

数日前にヒチョル様の元にあらわれたリョウクさんが
僕たちにねぎらいの言葉をかけてくれた

僕たちが丁度魔族見習いになった時に
今までヒチョル様のお世話をしていたリョウクさんが
修行に行く事になって・・・
人生ってどうなるか分からないな
ヒチョル様の所にこなかったら
ルハンと出会う事もなく
今の様に愛し合う事もなかった・・・・


「ヒチョル~」

屋敷の奥から大きな声がしたかと思ったら
ハンギョンさんが必死で走ってくる
その姿を見ながらヒチョル様は右手でカウントを始めた
1・2・3・・

「おっせ~ぞ・・・
あまりにも待つんだったら帰ろうかと相談していたんだ」

ハンギョンさんが泣きそうな顔をして
僕たちの方を見るから
苦笑しながら首を横に振る

久々に会うヒチョル様が照れているんだと
すぐに気が付かないくらい
ハンギョンさんも舞い上がってるようだ



ハンギョンさんがヒチョル様をお姫様抱っこをして
玄関から奥に走り去って行くと
引き換えにルハンが走ってきた


「しうちゃん・・・」

「ルハン・・・久しぶり」

今日のルハンも正装した姿がすごくカッコいい
どこかの国の王子さまのようだ

「しうちゃん・・・その服かわいいね」

ルハンが目じりを思いっきり下げてニコニコしている

ヒチョル様はハンギョンさんとの逢瀬の時は
ハンギョンさんの好みのチャイナスタイルが多い
今日も婚礼用の白のチャイナドレスだったので
お付きの僕とチェンもチャイナ風の服装だった


「へぇ~君がルハン? 残念だけど僕たち挙式の準備で
今から忙しくなるから用事があるなら後にしてね」

リョウクさんが意地悪な笑顔でルハンに言い放つと
僕とチェンを促して控室のほうに向かっていく

「ごめんね・・・」

「後で必ず会ってくれる? 言いたい事があるんだ」

ルハンが緊張した顔で僕に言う

「うん」

僕も見習いを卒業した事を報告したいから小さくうなずく







~sideルハン~

「あのヒチョルのお世話しているリョウクさん
『リア充撲滅』が趣味なんだって~」

いつの間にか横にいるレイが俺に囁く

「リア・・撲滅? なんだそりゃ」

「知らない~そんな噂聞いたよ~」

ぼんやりした雰囲気なのに情報収集力は俺よりもある
レイのそんな所は凄いと思う


「はい・・頼まれた奴・・作ったから」

「ありがとう・・・さすがレイだ」

俺はレイから受け取ったものを大事にしまうと
婚礼の行われるホールに向かって歩き出した


続く

長くなってしまいました・・・

ストロベリームーン 後編

[ストロベリームーン 後編]


婚礼の宴は大盛況で続いている

長年不和だった闇の一族と魔族の長老たちも
ヒチョルとハンギョンの盛大なもてなしに十分満足していた
あまりにも長い時間を「不和」としていたため
協定を結ぶ切っ掛けが欲しかったのかもしれない

長老たちを恐れて中々交流が出来なかった若者たちも
今日がチャンスとばかりに交流を深めようと声をかけあっている


「しうちゃん・・」
今日の主役であるヒチョルとハンギョンの座っている
ひな壇後ろで控えていたシウミンの背後でルハンの声がする

シウミンが慌てて振り向くと
ルハンの使い魔である白いフクロウの姿が見えた

フクロウが口を開くと
主のルハンの声で伝言を伝える

「うん今から向かうから待っててね」

シウミンの声が聞こえたのか
ヒチョルが前を向いたまま
控えているシウミンとチェンに話しかけてきた

「お前らもうお役御免だから
好きなとこに行って楽しんで来い」


さっさと行けと言わんばかりに
左手を頭の後ろで振ってくる

2人はヒチョルにペコリと頭を下げると
それぞれの相手の待つ場所に向かって走って行った







ルハンが指定したのは
屋敷の中庭にある大きな噴水の所だった


「ルハン・・・カッコいい・・王子様みたい・・」
ルハンが佇んでいるのが見えて
シウミンは必死で走り始める

「しうちゃん・・ころんじゃう・・気を付けて」
ルハンがそう注意を呼びかけた途端に
着ていた衣裳の帯がほどけて踏んでしまった・・・

あっ・・・

シウミンは思いっきり転ぶのを予感して
身構えていたら・・・
背中からふわりと抱きしめられて
地面にダイブする事は避けられた

「もう・・しうちゃん・・・あぶないんだから」

耳元でルハンのやさしい声がする
振り向くとルハンの笑顔が間近にあった

「うん・・ごめん・・ありがと・・下ろして」

シウミンはルハンに背中から抱きしめられて
空中に浮いている状態だ
ルハンの背中から大きく美しい白い翼が見えた

ルハンはシウミンの耳に優しくキスをすると地面にそっと下した

「ルハンの翼・・初めて見た・・綺麗・・」

大きくつりあがった瞳を
一回り大きくしてルハンを見つめるシウミン

そんなシウミンを見てルハンの端正な顔は崩壊寸前

2人は見つめあったまましばらく言葉を発しなかった



バーンパーン

2人の沈黙を破るかのように花火が鳴り出した

「しうちゃん・・・花火だよ」
ルハンはシウミンを優しく抱きしめると
噴水横のベンチに腰をおろす

「ヒチョル様達のお祝いの花火だね」

シウミンが楽しそうに花火を見上げると
ルハンはその横顔をじっと見つめていた

「綺麗だね」
「うん・・でも・・しうちゃんの方がきれいだよ」

え?

花火の音で言葉が良く聞き取れなかったシウミンは
見上げていた顔をルハンの方に向けた

「はい」

頭の上に何かを乗せられた

?

驚いて頭の上の物を取って見ると花かんむりだった

「しうちゃん・・・俺と結婚してください」

シウミンは黙ってルハンの顔を見つめる

「俺・・ハンギョンほど力ないけど・・・
しうちゃん1人ぐらい守れる・・・」

「ルハン・・・」

「一緒に住みたいの・・・しうちゃんとずっと一緒にいたいの」

シウミンはビックリしたまま声が出ない

カッコよく決めるつもりだったルハンは
シウミンの返事が中々聞けなくて
段々と小さな子供みたいに駄々捏ね始めた

「しうちゃんは・・・俺とは・・・住みたくないの?」

泣きそうな顔をしてシウミンを見つめる

シウミンはニコっと笑うと頭を左右に振った

「俺も・・俺もルハンと一緒にいたい」

そう言ってシウミンはルハンの首に抱きついた


2人の唇が重なる
始めは優しくそれから深く

名残惜しそうに唇が離れる

ルハンがもう一度花かんむりをシウミンの頭に乗せる

花かんむり


「綺麗だよシウミン
もう離さない・・ずっと一緒だよ」

「うん・・・ずっと離さないでね」

2人をストロベリームーンの灯りが
包み込む様に優しく照らしていた


DBzM2yfUIAIR5d9.jpg


おしまい







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Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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