願う ~7~

願う ~7~



「俺もずっと好きだった・・・お前の事が・・・

邪な気持ちを忘れようと女遊びに走ったこともある・・・

だけど・・・忘れることが出来なかった・・

でも怖くて告白も出来なかった・・・

せめて親友のままで良いからずっと側にいたいって・・

そう思ってたんだ」


突然くちづけされて

驚いて目を見開いたままのミンソクに

ルハンがやっと自分の想いを伝えた



「ルハン・・・俺・・お前・・・いつも彼女がいたから・・

てっきり・・・俺の事は『親友』なんだと思ってた・・のに・・」


「初めて会ったときから・・ミンソクに魅かれてた・・・

だから一緒にいたくて・・・フットサルチームに誘ったんだ」


「え? そんな昔から?」

ミンソクの驚く顔が可愛くてルハンは小さく笑った


「なんだよ!!!!俺たち・・・両想いだったんじゃないか!!!!!」


唇を尖らせて文句を言うミンソクにルハンは優しくキスをする

お互いの存在を感じ合うkissだった


ミンソクの瞳から涙があふれてくる

ルハンはその涙を指で優しく拭うと

ミンソクの頬に手を添えてもう一度kissをしようと顔を近づけた


その時・・・

「あの~ここ子供たちがたくさんいるんだけど・・・」

2人の頭上から聞いたことのある声がした


「!!!!!!!!!!」

2人が同時に顔をあげるとユナが気まずそうな顔をして立っていた


「ユナ・・・お前・・せっかくいいところだったのに・・・邪魔すんなよ」


ルハンが嫌そうな顔をして妹にむかって文句を言う


キスをしている所を見られた恥ずかしさから、

ミンソクの頬は真っ赤になっている


「お兄ちゃんすっかり元に戻ったわね!!!!

ミンソクオッパのkissのおかげね」


「・・・・・・」


「ヘタレ兄ちゃん・・やっと告白したの?

もうずっと前から見ていてイライラしてたんだよ」


「え?」


「まったく・・・周囲はみんな気づいてたのに

2人だけ分かってなかったなんて・・・ほんとに鈍感なんだね」


ユナの言葉にルハンとミンソクは

お互いに顔を見合わせて恥ずかしそうに笑った


そんな2人の様子をユナは嬉しそうに見つめ


「もう大丈夫よね」と言ってから神妙な顔をした


「お兄ちゃん・・・私たちもうソウルに戻っていい?」


「え?」


「1か月近くトリノにいて・・父さんも母さんも限界みたい

お兄ちゃんの容態が落ち着いたら家に帰りたいって言ってたの」


ルハンが事故にあってからもうすぐ1か月になろうとしている

海外生活などしたことのない両親にとって

言葉の通じないヨーロッパでの生活は、ストレスのたまるものだったようだ



「ユナちゃん・・・俺がずっと見てるからルハンの事は大丈夫だよ」


ミンソクの言葉にユナは笑顔でうなずいた


「今朝の状態では、まだダメかなって思ったけど

すっかり元に戻ったから

ミンソクオッパに看病をお任せして帰国します」


そしてルハンの方を向いて

小さい子供がするようにイーっという顔をしてから

「お兄ちゃん達のお邪魔はしませんから~

好きなだけイチャイチャしてください」と言って

病室の方へ走って行った



「なんだよっ!!!あいつ!!!!」

ルハンも小さい子供の様にぷんぷんしている姿をみて

やはり兄弟なんだな・・・とミンソクは微笑んだ



「俺たちも病室に戻ろう・・・

ルハンの今後のリハビリについても相談しないと」


ミンソクがルハンの車いすを押して病室に戻ろうとすると


「えーもう戻るの? イチャイチャできないじゃん」

唇をとがらせて文句を言う


そんなルハンの耳元にミンソクは何かを囁いた

「!!!!!!!!」

ルハンはミンソクの言葉を聞いて急に静かになって

恥ずかしそうにほほ笑んだ


「これからリハビリ辛いと思うけど・・・俺が一緒にいるから

大丈夫だよ」


「うん」


ルハンの笑顔をみて

ミンソクはこれから待ち受けているリハビリ生活も

2人で乗り越えられる・・・そんな確信を持った



ルハンの家族が帰国するとすぐに

ミュンヘンの宿舎にあったルハンの荷物を全て

ソウルに送る手続きをした


ルハンとミンソクは日本の病院でリハビリする事を決意して

2人で渡日する事になった
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るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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