ドーム 6

[ドーム] 6


日本でのコンサートは東京ドーム前に

福岡が追加された


福岡はドームではなく去年と同じ会場

メンバー達は東京ドーム前の肩慣らしとして

あまり気負うことなく2日間を過ごした


そしてその1週間後・・・・


事務所も日本側も東京ドームコンサートに向けて

過大な宣伝を行った

若者の街として有名な渋谷の駅周辺を

EXOのデビュー広告で埋め尽くしたのだった

JR渋谷駅はどこもかしこもEXOだらけ

待ちゆく人々は耳に残る えくそ という言葉と

アップテンポな曲に足を止めて耳を傾けている



事務所側は保険として

韓国と中国からファンの観戦ツアーを少なからずの数用意した

客席もほぼ埋まり主催者側は安堵した






「EXOスタンバイしてください」

いよいよ東京ドームの初日が始まる

緊張の中メンバーは舞台そででスタンバイしていた


シウミンは足がガタガタと震えて上手く立てない

小さく深呼吸をして気分を落ち着かせようとする

ふと自分の手を誰かが握っているのに気付いた

「チェン・・・」

「ウミニヒョン・・・僕・・怖いです・・・」

チェンが泣きそうな顔をしている

チェンの頭を空いている手でやさしく撫でてから

スホの方を見ると

もともと白い顔が青白くなっていて

かなり緊張しているのが見て取れた

シウミンはもう一度深呼吸をすると目をつぶった


「よし・・・円陣組むぞ!!!!」

チャニョルの音頭でメンバーが集まってきた


右手をだして重ねあう

「We are one」

「EXO サランハジャ」

掛け声とともにスタンバイの場所に散らばる




きゃああああああああああ~

大歓声とともにコンサートは幕を開けた





始まってしまうとさすがにプロの集団である

会場が倍に広がっただけでファンをあっという間に

EXOの世界に誘ってくれた


3日間の公演は盛況を極め

ハードルが高かった分

物凄い達成感をメンバー達は実感した


東京ドーム3日目

少し余裕の出来たメンバー達にサプライズが待っていた


アンコール前に一度捌けてから

元気よく歌を歌いながらトロッコに乗り込もうとすると

目の前の客席のペンライトの色が違っているのに気付いた

メンバーが不思議そうにスタンド席を見回す

黄色のペンライトの地に赤い色のペンライトで文字が表されていた


EXO  WE ARE ONE

意味を理解したメンバーの瞳から涙があふれてきた



あの4月の横浜アリーナで東京ドーム公演の発表から半年

タオの離脱やレイの日本公演の不参加


いろんな事があった・・・でも今自分達はここに立っている

メンバーの涙に客席のファンからもすすり泣く声が聞こえてきた




うわぁ・・・きれいだな・・・・

トロッコに乗り込んだシウミンは

目の前に広がるペンライトの海を息を飲んで見つめる


さっきまで白い光が宇宙の中の星々を表していた

そして今はEXOのスローガンであるWE ARE ONE と書かれている



東京ドームで2年前に参加したSMTの思い出が脳裏によみがえった


あの時ルハンと、こんな大きな会場で単独コンサートできたら凄いな・・って

将来絶対に成功させようねって約束したな・・・


ルハンは緑色のライトの中シャイニーのダンス補助に入っていて

今度立つときは俺たちのカラーで宇宙を作りだそうぜ・・・って

ルハン・・・今・・俺はその宇宙の中に立ってんだぜ・・・

お前も一緒にいたら・・・隣にいて一緒に見たかったな・・・


そんな事を考えながらぼんやりとトロッコで運ばれていると

アリーナで「シウミン」と書かれたスローガンが目に入った


俺の名前だ・・・・・

俺たちは本当に東京ドームでコンサートを成功させたんだな・・・

シウミンは泣かなかった・・・

涙の代わりに女神のような崇高なほほ笑みを

アリーナにむける


そして次にスタンド席に振り向いた時は

アイドルのはじけるような笑顔に変わっていた



大人の事情で

早すぎる東京ドーム公演を行ったEXOだったが

彼らの努力によって盛況に終わった


そして彼らはまたひと回り大きく成長したのだった


続く

次がラストです・・・つまんないですね・・・すみません・・・
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Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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