包子に惚れる 6

[包子に惚れる] 6



「まだ走るの?」


「トレーニングは始まったばかりですよ」


「僕走るの嫌い~!!!!」


「お前ダンスやってたくせに体力ねぇなぁ」


「ルハンと違って体力バカじゃないもん」


「お前~!!!!バカって言ったなぁ!!!!!」


「きゃあ~やめてよ~!!!!背中突っつかないでよ~」


「うるせぇ~!!!!!!」


「じょんでぇ~助けて~」



大学のグランドの隅を

運動部に交じりながらコソコソと走っている集団があった

ミンソクを筆頭にレイ、ルハン、ジョンデの4人が

体力づくりのために走り込んでいた




この間の飲み会で

「ピエロを含む大道芸」に、とりあえず挑戦することになった


ピエロに詳しいミンソクによって

トレーニングのプログラムが考案され

大道芸は体力勝負だと言う事で

体力づくりの走り込みをしている


ルハンもレイも付属高校からの持ち上がりのため

知り合いもたくさんいて

今もグランドのあちこちから声をかけられていた


特にサッカー部で鳴らしたルハンは

サッカーやフットサル関連のサークルから今でも勧誘されている



「ルーハーン!!!!!何やってんだよ~俺らのサークル入ってよ」


「ルハーン!!!!コンパだけでもいいから顔だして~!!!!」


あちこちからの誘いも笑顔で軽く流していくルハン



ルハンって・・・・凄い人気なんだ・・・

先頭を走るミンソクは、ルハンの顔の広さに驚いていた


知り合ってばかりで

やたらとスキンシップが多くて驚いたけど

とろけそうな笑顔で自分に話しかけてくる姿に

いつもミンソクは見惚れてしまう・・・


本当にうれしそうに笑うんだなぁ・・・・


そのデレデレのぐずぐずの笑顔は

自分だけに向けられたものだと気づくこともなく

ルハンの笑顔に魅かれているミンソク・・・



今も先頭を走りながら後ろを振り返ると

予想通りにルハンのいつもの笑顔があった



思わず胸がきゅん・・と痛くなり


酸素を欲っして息苦しくなる


理由はわからない・・・


ミンソクは自分の頬が熱を持った事に気づいて

あわてて視線を前方に戻すと

「屋上まで走るから~そこで少し休憩するから頑張って」と

3人に声をかけ、1人ダッシュで建物の中に走って行った




可愛い

可愛い

可愛い


ルハンの頭の中はずっとその言葉しか出てこない

飲み会で少し酔っぱらって呂律が回らない姿も可愛かったし

今も汗を流しながら走っている後ろ姿も可愛い

自分と目が合った事で頬を赤らめて視線を外す所も

今どき女子でもいない位の純情さを醸し出して凄っごく可愛い


(それにジョンデから見せてもらった

昔の太っていた頃の写真

本人は嫌がっていたけど・・・

俺にとってみれば白くて柔らかそうで丸くて・・・

本当に食べてしまいそうな位愛らしかった)


ぱおず・・・ルハンはミンソクに聞こえないように小さく呟く


ミンソクの事を考えると幸せな気持ちになる

ミンソクの笑顔を見ると嬉しくて叫びそうになる


ああ・・・これが「恋」なのか・・・・初めて体験する・・・


ルハンは自分がミンソクに恋している事に気づいて

思わず顔が綻んでくる・・・


そして世界中の人達に向けて叫びたくなった


俺は!!!!!ミンソクが好きだ~!!!!!と・・・


しかしここでは知り合いが多すぎる

自分の恋心を知られたら何言われるか分からない・・・

俺の可愛いミンソクに興味でも持たれたらとんでもない!!!!!

思わず叫びそうになったルハンは

少しだけ残っていた理性を奮い立たせて

叫ぶのを思いとどまった


そして先に加速したミンソクを追いかけるように

走るスピードを速めて行った




「ジョンデ~あの人たち変だよ」

レイがバテバテの様子で横のジョンデに文句を言った


「ミンソクもサッカーやってたから体力ありますからね」

そう言ってジョンデは小さく笑う


「何がおかしいの~?」


「レイさん・・・ダンスが上手だそうですが

走るのは嫌いなんですね」


レイはダンスに関しては

体力のある方だと自分では思う


でも走る事は嫌いなのでもうバテバテになっている


好きな事と嫌いな事で体力のペース配分が全く違っているが

今までそんな事に気が付いていなかった


「だってぇ~嫌いなものは嫌いなんだもん」

口を尖らせて文句をいいながらも走る足は止めなかった


「僕が横にいますから体力づくりの走り込みは

ちゃんとやりましょうね」

ジョンデの笑顔にレイは嬉しくなって

「ジョンデは僕の専属トレーナーになってね」と

ジョンデの腕を掴むと自分の方に引っ張り

自分の手のひらにジョンデの手のひらを合わせて

手をつないでそのまま屋上に向かって走っていく



手を繋がれたジョンデは顔が真っ赤になっていて

自分でも自覚したのかレイより少し前を走り

そのままレイをひっぱる形で階段を駆け上がって行った




小休止の後

喜怒哀楽の表現練習や

個人個人のパフォーマンスの仕方を練習して

1日のスケジュールを終えた


最後にルハンが部員に報告をする


「今日から2週間後に大道芸のパフォーマンス大会があるんだ

1か月前にミンソクが個人で出ようとしてエントリー済みなんだけど

その大会にエントリー内容を変更して俺たち4人で出場するから」


「へ? 聞いてないよ~」

レイが文句を言うとルハンが意地悪そうな笑顔で答える


「うん今初めて教えたもん」


「え~あと2週間って・・・特訓してもピエロの芸は出来ないよ」


「僕もジャグリングとか・・自信ありません」

ジョンデも困った顔をしてミンソクを見る


「大道芸の大会だから・・・ピエロに限ったわけではないんだよ」

ミンソクが慌てて補足説明に入った


「今回は人前で芸を披露する・・という経験のために出場します。

レイとジョンデは自分の得意なもので構わないと思う

たとえばキーボードを弾いたりとか・・・・」


「歌は? ピエロに歌はダメか・・・」


「あまり声は出さないけど・・・でもパフォーマンスの紹介があってもいいよね」


「ルハンはどうするの? 1輪車とか乗るの?」


レイの質問にルハンはニヤリと笑い


「俺の得意なものやるよ~!!!!ピエロの化粧はするけど」

そう言うとカバンの中からサッカーボールを取りだした


そのボールを足で巧みに操り始める


「あ・・・フリースタイルフットボール・・・」

ミンソクがそう呟くと

残りの2人もルハンの華麗な足さばきに見とれている


ルハンの足は器用にリフティングを続けていく

ボールは体に吸いついたように上手に操られて地面に落ちることはない


「ルハン・・・凄いね」

ミンソクが瞳をキラキラさせてルハンを見つめている

その時ミンソクとルハンの視線が合った


ミンソク・・・可愛い・・・・

無心でボールを操っていたルハンに煩悩が目覚めた

その瞬間ボールは地面を転々と転がっていく



その様子を見ていたレイとジョンデは

ルハンを生かすも殺すもミンソク次第だと実感した



2週間後には人前で披露できるまで技を磨かなければならない

目標が出来たおかげで4人の練習にも熱が入って行った


続く
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おはようございます<(_ _*)>

たまたま無料放送の日で
私も見ました(≧▼≦)!!

おでん買うときも
ジャンケンしてたんですねぇ(*´-`)

来月あのチャンネルを買おうか、、、迷ってます 笑


るぅ、、デレデレですね(●´mn`)

なんかもう既に
立派なパフォーマンスグループな気がします 笑

楽しみに待ってますヾ(=^▽^=)ノ

Re: おはようございます<(_ _*)>

> aさんへ

私はshowtimeのために11月からDATVを契約しました
韓国で流れなかったシーンが流れるって聞いたので・・
この番組は、ルミラーのための番組と言っても過言じゃないです

これからもルーミンモーメント沢山あるはずです♪
いつもコメントありがとうございます

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宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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