カッコいいの定義 後編 プラネット番外編

[カッコいいの定義] 後編  プラネット番外編


異動してきたその日から

ベッキョンとチャニョルは即戦力として

情報部でこき使われていた


「おらおら~そこにある書類の束を俺によこせ!!!!」

「ベッキョンさん~助かります~」


「電話おれが出るから」

「チャニョルさん・・・ありがとうございます」


経理課で鍛えた技術を酷使して

ベッキョンは山積みになっていた書類を

テキパキと仕分けして適格に処理をしていく


チャニョルはほとんど苦情の電話なのに

笑顔で爽やかに対応をして相手を納得させている



へぇ~


2人の仕事ぶりをシウミンは席に座って嬉しそうに観察していた


さっきまで走り回っていたチェンとセフンは

自分の席に座って2人を驚いたように見つめている


「適材適所って言葉あるけど・・・ほんとなんだな」

チェンが思わず呟いた言葉にセフンはうなずく


庶務課で残念なイケメンとされたチャニョルは

持ち前のポジティブさと元気さでクレーム処理に適していた


経理課で毎日数字と書類と睨めっこをしていたベッキョンは

チェンとセフンが苦手としていた書類処理を

いとも簡単にかたずけてしまっていた


「ふふふこれから楽しくなりそうだな」

シウミンが嬉しそうにチェンたちに言うと

2人もほっとした顔でうなずいた



定時のチャイムが鳴った時には

2人のおかげで山積みの仕事もなんとか片付いていた


「今日はお前たちの歓迎会だな」

シウミンが言うと

「は~い」とチェンとセフンが答える

キョトンとするベッキョンとチャニョルをつれて

情報部の部屋を元気よく飛び出して行く




「ようこそ~情報部へ~」

「かんぱーい」

「今日は好きなだけ飲んでいいぞ」

「わーい少佐~今日もごちそうになります~」


日本式居酒屋「のぞみ」の個室で

2人の歓迎会がささやかに行われた


「少佐のおごりだから好きなだけ飲んでいいよ」

セフンがまるで自分の事のように偉そうに言うと

チャニョルが嬉しそうにその大きな瞳を輝かせて

手にしたメニューを食い入るように見つめる


「情報部ってこのメンバーだけなんですか?」

ベッキョンの言葉に苦笑するシウミン・・・

そして「俺のせいで・・・人が寄り付かなくてさ」と寂しそうに答えた


「少佐は悪くないです!!!!

仕事熱心なのがちょっと行き過ぎてるだけで」


チェンが眉尻を下げて困ったような顔で

フォローと言えないフォローをする


「少佐の良さが分からないバカは放っておけばいいんです」

セフンが冷たく言い放つとベッキョンは小さく笑った


「人事で俺たち以外に希望したヤツがいたと聞いたが

それはお前か・・・」


ふふふ  セフンはニヤリと笑うとベッキョンの方を向いた


「すごいですねベッキョンさん・・あの書類処理能力といい

この洞察力といい・・・情報部で一緒に仕事できるのが楽しみですよ」

セフンに持ち上げられてベッキョンはいい気分になっていた



一方その横では・・・・

「チャニョル・・・お前すごいな」

ゲブッ・・・

突然シウミンに褒められたチャニョルは驚いて

飲んでいたビールで思わずむせた


「庶務課にいる時から思っていたけど

その何があってもめげないポジティブさと

誰にでも幸せにする明るい笑顔はすごいよ」


憧れの人からの褒め言葉に思わず顔が綻ぶチャニョル


「これから大変な事あると思うけど

ここにいる俺たち5人で何とか乗り切っていこうな」


「はいっ!!!!!!!!俺っ頑張ります!!!!!!!!」




(やれやれ・・・何とか使える2人が入ってくれて良かった・・・

これから僕とセフンは少し楽になりそうだな・・・)

チェンが心の中で密かに思う

そして最高の笑顔を惜しげもなく振りまくシウミンに

すっかり心酔しているチャニョルとベッキョンの姿をみて

(少佐って本当にすごいな・・・)とシウミンの凄さを再認識するのだった


これから・・・現場に出ることになったら・・・・

本当に死ぬか生きるかの日々になる事もあるのに・・・・

でもあれだけ少佐に心酔すれば任務もやり遂げるだろうな


チェンはそう思うと

自分もその少佐のカッコよさの虜になっている事実に

苦笑いをするのだった



それから任務でチャニョルやベッキョンがヘマした時には

シウミン少佐が全力で助けに来てくれた


シウミンは誰にでも「バカ野郎」と怒鳴る事が出来る人だったが

自分にも「バカ野郎」と言える人物だったのだ

そんな稀有な上司はめったにいない

情報部の4人はそのことが良くわかって

「チームシウミン」として次々と任務を遂行させていくのだった



しばらくしてルーハンとシウミンが恋人同士となると

ルーハンの仲間たちがチェンたちのように

シウミンのために嬉々として働くことになる


男が惚れる男

それがシウミン少佐だった



ルーハンだけは「惚れる」意味が

他の人たちとは違っていたが

それはそれでシウミンも同じだからおあいこ・・・



おしまい
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

おはようございます(*´∀`*)

男が惚れる男
カッコいいですね(●´mn`)

愛されシウちゃん大好きです( 〃▽〃)

これからも更新楽しみに待ってます<(_ _*)>

Re: おはようございます(*´∀`*)

> aさんへ

とりあえず登場人物をまとめてみました

次の話はもう一つの話を終わらせてから書きたいと思います

いつもコメントありがとうございます
プロフィール

宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR