七夕狂想曲 その後

お久しぶりです

「運命」がまだ途中ですが

七夕狂想曲の大人になったルーミンを書きます



[七夕狂想曲 その後]



幼稚園で、あれほど仲良しだったルハンとシウミンは

住んでいる地域が違ったので

小学校と中学は別々の学校に通う事となり

高校も運動部は強いが

勉強はそこそこの学校に進学したルハンに対して

運動部もそこそこ強い進学校に進学したシウミン

普通だったら幼稚園時代の事は忘れ大人になってしまうところだ


幼稚園時代は子供同士が仲良しでも

お互いの家のライフスタイルが違ったりすると

親同士のコミュニケーションは無かったりする



しかし2人ともサッカーに熱中していたおかげで

2年生の時に運命の再会をする事が出来たのだ






「おい・・・ルハン・・・さっきから何をぼんやりしてる?」

チームのキャプテンがルハンを心配して声をかける

2年生になり3年の引退と共に新チームとなった

ルハンは1年の後半からずっとレギュラーだった

新チームとしての初めての大きな大会

周囲が緊張する中でルハンだけが自然体で

別にぼんやりしていたわけではなかったのだ

そしてルハンの視線の先には、

これから対戦する学校の選手がいた


「あの学校は今年は侮れないぞ・・・油断するなよ」

キャプテンの話も今のルハンの耳には入ってこなかった



あのちっちゃい子・・・白くて猫みたいな目をした・・・可愛い・・・

1年生かな? ・・・って腕にキャプテン章巻いてるじゃん・・

って事は俺らとタメ? 2年生なのか?

俺・・・初めて対戦するのに・・・あいつの事知ってる気がする

何でだろう・・・懐かしい・・・・胸が痛い・・・・


試合が始まってからも

ルハンはずっと相手校のキャプテンから目が離せない



それは相手校にいたシウミンも同じだった

サッカー強豪校にいたルハンは有名人

ルックスもプレーも一流となれば目立つことこの上ない

その有名人のルハンがずっと自分を見ている・・・

シウミンはその事に気が付いた

マークされあうポジションじゃないのに

少し離れたところからずっと見つめている


そしてその感覚はシウミンの心をざわつかせる

試合に集中しようとしても何かがひっかかる




プレーに集中できないルハンはシュートが決まらない

そのおかげか1-0という僅差でルハンの学校が勝利した



「おい・・・ルハン・・・お前の今日のプレーは何だ!!!!」

さっさと着替えを済ませたルハンは

顧問の雷が落ちる前に荷物を持って控室を出ようとしていた

「こらっ!!!! どこに行くんだ!!!!」

顧問の怒鳴り声に控室のドアを閉める直前で振り向いた

「今日のプレーは確かに注意力散漫でした・・・反省してます

お小言は明日まとめて聞きます・・・今このチャンス逃したら・・

俺・・・一生後悔するんで・・・すみません・・・」

そう言い残してドアを閉める・・・




「相手の方がやはり上だったな・・・

お前達も頑張ったけど・・・やはりルハンを中心に強かったな」

シウミン達は善戦した試合だったと顧問の評価を得た

負ければ悔しいけど・・・相手が上だったと感じる事も多かったので

次回につながる様に練習を頑張ろう・・・と話がまとまって解散となった

マネージャーに細かい指示をだして控室を最後に出る


え?


1人で部屋を出たシウミンの目の前に

さっきまでの対戦相手のルハンの姿があった

明らかに自分を待っていたという感じで

壁に寄り掛かったまま自分の事を見つめている



お互いに見つめあったまま言葉が出ない


でも何だろう・・・懐かしい・・・

シウミンの胸が懐かしさで溢れそうになる

目の前のルハンに笑いかけた


すると・・・ルハンの瞳から涙が一滴落ちた・・・・


ドキン・・シウミンの胸がドキドキしはじめた


知ってる・・・この泣き顔・・・・




そういえば・・・

幼稚園の時に、泣いてばかりの綺麗なおとこのこがいた

すごく仲良しだった・・・毎日一緒に遊んでいた・・・

幼稚園卒園しても同じ小学校に行くと思っていて

入学式にその姿がなくて寂しい思いをした・・・


そしてその子はいつも俺の手に名前を書いていた

マジックで「るはん」って・・・・



シウミンは自分の手をルハンの方に差し出した


「もう名前書かなくてもいいの?」

「しうちゃん・・・・・」






るぅは・・・しうちゃんと結婚するの・・・

家に帰ってから親に報告すると

男の子同士は結婚できないと親に諭されて

大泣きした事を思い出した

小学校もそのまま一緒だと思い込んでいて

入学式にシウミンの姿が見えずに大泣きした・・・

不思議だな・・・ずっと忘れていた

すごく大事な思い出だったのに・・・・


シウミンはルハンに近づいて涙を優しく拭った


10年たってもお互いの気持ちは変わってなかった

幼稚園時代の初恋の相手と再会して

そしてまたお互いに魅かれ、愛し始めている・・・


「会いたかった・・・会いに来てくれてありがとう」

「しうちゃん・・・・・」


誰もいないスタジアムの暗い廊下の隅で

シウミンはルハンの頬に優しく手を添えて

その唇に自分の唇を重ねた


幼稚園の時にファーストキスをルハンに奪われたっけ・・

そんな事を思い出しながら今度は自分からkissをする


この時はまだ幼稚園時代に

結婚の約束をした事は思い出せてなかった


お互いに好きあっていた事だけが確認でき

この再会以来2人は愛を育みあう

そして

ある事がきっかけで幼稚園時代の約束を思い出し

ルハンがプロポーズする事となるのだった







おしまい
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宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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