Android’s Tear 3

[ルハン]   0001side



『しうちゃん』というワタシの新しいご主人は

しばらく泣き続けてからワタシから離れた



油切れ状態で上手く回らなかった節々も

ワタシが目覚める前に手入れをしてくれたのだろう

頭の中も潤滑が上手く回ってきたようだ・・・・

ようやく色々と考える事ができる




「ルハニ? 誰ですか?」


ワタシの問いに『しうちゃん』恥ずかしそうに答えた


「お前そっくりなやつ」



なぜ顔を赤くして答えるのだろうか・・・

ワタシが首をかしげるようにすると

『しうちゃん』は思い出したかのように

ホログラムを作動させた






「しうちゃ~ん!!!!猫がいるよ!!!!」

「ルハナ~待てよ~今撮ってるんだから」

「ねこ~!!!!食べ物あげるから待って~」

「ルハナ~」



立体画像の中で金髪の若い男が笑っている

この男がワタシに似ているというルハニなのだろう

『しうちゃん』は撮影側のために時々しか映らないようだ



いつの間にか外は夜になっている

窓ガラスが鏡のようにワタシの姿を映していた

その姿を観察し分析してみた

やはり『しうちゃん』の言うように

ワタシは『ルハニ』に似ている・・・

だけどワタシは映像のようには笑った事がない




ガラスに映った自分の顔を見て

先ほどみた映像のような笑い方をしてみた



「しうちゃん?」

そのほほ笑み方をして映像の中の男の様に声をかけてみる



『しうちゃん』はワタシの笑いかけに涙を流している

そしてワタシに『ルハン』という名前をつけてくれた




続く
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR