Android’s Tear 4

[繰り返し]    0001side





『ルハン』という名前を貰ったワタシは

『しうちゃん』が外出中は家で留守番をしていた



『ルハン』が『ルハニ』『ルハナ』と同じ意味だと学習し

映像に移っていた『ルハナ』は『しうちゃん』の恋人だという事も認識した



ワタシが映像の中の『ルハン』と同じような表情をしたり

同じような口調で話をすると『しうちゃん』は驚きながらも喜んだ



ワタシはその『しうちゃん』の喜ぶ姿を見たくて

留守番をしている間は何度も何度も映像のルハンを見て

その言葉遣いや表情、仕草を学習する日々を続けていた



このころのワタシは『しうちゃん』の笑顔を見るために

何でもできそうな気持だった・・・

どうしてそんな気持ちになったか

当時はまだ理由が分からないでいた












[現在]   シウミンside




気まぐれに持ち込んだルハンに似たロボット・・・


そいつは人間の愛玩用にプログラムされていたためか

俺の心の中の要望を口に出さずとも叶えてくれる



最初はルハンに「似ていた」だけなのに

今ではルハン本人ではないか・・・

そう思えざる負えない事が増えた



まるでルハンが生き返ったようで・・・うれしい反面

これはルハンのコピーで本人ではない・・

そういう感情が彼を拒否してしまう




1人で生きていくのが辛くて

博物館から持ち出してきたが

複雑な心境で

つい2人っきりの時間を避けてしまうようになった


久々に彼と会うと

小さな仕草までが本人にそっくりになっている

このロボットがいかに優秀なのか・・・

嫌というほど実感した



ルハンそっくりの顔で

寂しさを訴えられると

自分の中での葛藤が

簡単に崩れ去るのを感じる




しかしダメだ・・・こいつは俺のルハニじゃない・・・



ルハンという名前まで相手に付けて置いて

まだ本人に操だてしてる自分におかしくて笑ってしまう




でももう俺にも時間がない・・・

最近体調が悪いと感じていたが

とうとう皮膚の柔らかい部分に湿疹が現れた






ルハンが発病した時と同じ・・・



もうすぐあいつの側に行けるのかと思うと

目の前のルハンに申し訳ない気もしてきた




俺の最期の願いを聞いてもらうために

俺たちは2人の思い出の場所を旅する事に決めた





続く
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宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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