ヘタレの決意  中編

[ヘタレの決意] 中編  ~七夕狂想曲 その後のその後~


シウミンの妹の突然の訪問で

朝のいちゃいちゃタイムが失われたルハンは

面白くない気持ちを抑えつつ
(けっして顔には出さず愛想笑いは欠かさず)

2人から少し離れたソファに座って

テレビを見ながらコーヒーを飲んでいた

テレビでは7時のニュースを女子アナウンサーが読んでいる

(最近この子化粧が濃くなったな・・・)



そんなルハンの様子などお構いなしで

ユナはルハンがさっきまで座っていた椅子に座った


「母さんがお兄ちゃんの所に持っていけって・・・

お兄ちゃん時間が読めないから

朝来るしかなかったのよ」

「それにしても・・・お前・・・早すぎないか?」

「お兄ちゃんは、この時間もう起きてるの知ってるもん」


出されたカフェオレを飲みながら

ユナは大きな荷物をシウミンに渡す

「江原道のおばさんが送ってくれたので

半分お兄ちゃんにあげるって・・・韓牛の味噌漬けだってよ~」

そこまで言うとルハンの方を向いてニッコリとほほ笑む

「ルハン君と仲良く食べなさい・・・ってお母さんが」


自分の名前が出てルハンはとっさに振り向いた

シウミンが溺愛する妹のユナは意味ありげな顔をしてほほ笑んでいる

まだ家族にはカミングアウトしていなかったが

この妹はすでに自分達の関係に気づいてるんじゃないか・・・

ルハンはそんな気がしてユナが何となく苦手だった


「そうだ~お兄ちゃん達の卒園したSM幼稚園が50周年だって」

「もうそんななのか・・・俺たち卒園して20年か・・・」

「でね・・記念式典があるんだって~私の所に案内きたよ~

お兄ちゃん達にも案内きてたはず・・・って実家に届いてるんだろうね」

「記念式典って・・・俺たち関係ないだろう?」

シウミンが朝食の食器を片付けながらユナに言う


「式典の後に大規模な同窓会があるんだって~

お母さんたちが当時大騒ぎしていたイケメン先生たちも来るんだって」


それだけ言い残すと

「今日は一限から授業なの~」とユナは去って行った




「同窓会か・・・ルハン誰か覚えてる?」

「小学校一緒だった奴は分かるけど・・・」

「卒園してから一度も行ってないもんな・・・」

「しうちゃん・・・時間大丈夫?」

「わっやばっ!!!!ルハン先に行くわ」

「後片付けしておくから・・・遅刻するよ」

シウミンは大慌てで飛び出そうとしたが

玄関で急に立ち止まり

ソファに座るルハンのもとに戻ってきた



「いってきます」 CHU


あわてて走り去るシウミンの背中を

ルハンは崩れそうな笑顔で見送る

どんなに忙しくても

どんなに喧嘩中でも

「おはよう」と「いってきます」のkissは必須

忠実に守ってくれるシウミンをルハンは愛しくてたまらない



俺たちも就職して4年・・・

幼稚園時代の事ってあまり記憶にないけれど

シウミンと毎日過ごしていた場所・・・

同窓会かぁ・・・・・


ルハンは天井を見上げて大きくため息をつくと

どこかに電話をかけた





続く

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るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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