塔の上のシウミン姫

いつも遊びにいらして下さる方々
ありがとうございます

本当は[運命]の最終回を書こうと思ったのですが
体調不良で寝込んでしまい
話をうまくまとめられてません

そこで寝込んでいた時に妄想していたおバカな話をあげます

ラプンツェルとは全く関係ありません・・・


[塔の上のシウミン姫]





レイは今日もぽかぽか陽気の中
大好きな空中散歩を楽しんでいた

散歩の途中でいつも通る巨大な塔を横目にみて、
ふといつも思わない気分に襲われ
一番上まで行ってみよう・・・・そう思った

乗っていた箒を上手く操って急上昇する


この塔は魔法使い仲間(レイは実は魔法使いだったのだ)では有名で

昔から誰の魔法か分からないけど
誰も近づくことのできない魔法がかけられていて
塔の中にはどこかの国のお姫様が幽閉されている・・・そんな内容だった


比較的他人の事に興味のないレイは
塔の横を通ってもお姫様うんぬんには全く興味をしめしてなかった

ただ数日前に通ったときに耳に入ってきた歌声が気になっていた
誰が歌っていたのか・・・お姫様か・・それ以外か・・・
レイの琴線に触れた歌声の持ち主の顔ぐらいは見たい・・そう思っただけだった


地上からかなり高い場所にある窓をめがけて箒で飛んでいく

「あ・・・あの歌声・・・僕の好きな声だ・・・誰が歌ってるんだろう・・・」

魔法がかけられているために塔には触る事ができない
窓の外をうろうろと旋回するしかレイにはできなかった
飛行を安定させて窓の中をのぞくことができた
そして窓の中から外を見ていた人物と思わず目があった



その人はレイの心を一瞬にして虜にする
誰かのために歌を歌っていたその人物は
窓の外を見て驚いて歌声をとめた









「暇ですね~」

塔の中では暇を持て余した人々がお茶を飲んでいる

「俺たち・・・何で外に出られないんだろう」

子犬のような愛嬌を持った人物の呟きに
人の良さそうなたれ目の人物は苦笑する

「外の情報は丸々入ってくるのにな・・・
塔に幽閉されてもうどのくらい経つんだろうな・・・」

1人だけ上等な服を着た色白で猫目の人物が
PCを操りながらため息をつく

「シウミンさま・・・・
テレビにインターネットに色々見れますけど・・・・
ここから外部へは連絡取れませんし・・・
誰が何のためにかけた魔法なんでしょうか」

「俺の先祖が何かやらかした為なんだろうな・・・・
お前らまで一緒に外に出られなくて・・・すまない」

シウミンと呼ばれた人物は腰までの長さの髪の毛を無造作に束ねると
奥の方にいるもう一人の人物に声をかける

「ディオや~ベクやチェン達におやつでも持ってきて」

「はーい」

「チェンや~良かったら歌でも聞かせて」

「はい」

チェンと呼ばれた青年は歌うことでご主人の気分が紛れるのなら・・と
心をこめて歌を歌っていた


「おいっ・・・窓の外・・・誰かいるぞ」

ベッキョンの声にチェンは驚いて窓の方をみた

この塔は地上からかなり高い場所にあり
その窓も部屋の上部にあって自分達もそこまで登れない

でも窓の外から除いている人物がいる
たれ目で優しそうな顔をした人だ・・・

外を飛んでいる? 魔法使い?

「君たちなんでここにいるの?閉じ込められているって本当?」

「そんな所にいるあなたは? 魔法使いですか?」

チェンの問いかけに窓からのぞいていたレイは笑顔で答える

「うん・・・いま箒で空中散歩中なんだ」

「俺たちをここから出してくれない?」

ベッキョンが思いっきりの笑顔でダメ元で頼んでみる

「ごめん・・・僕の魔法じゃ塔にも触れない」

レイの返事に中の人々はがっかりした表情で肩を落としていた

「でも・・・僕にも何かできるかな? 」

黙って考え事をしていたディオが
突然レイの方をむいて口をひらいた

「言い伝えによると・・・
このシウミン様を助け出せるのは真実の愛の力だそうです
だから・・・このシウミン様の事を全国に広めてほしいです」


「ああそんな噂聞いた事ある・・・
うん・・・今から写真とってインスタにアップするよ
あれ・・・動画の方がいいかな?」

レイは片手で箒を操りながら右手でスマホを取り出した

「シウミンさま? どの人? 動画とるからカメラ目線でお願い!!!!
何か言葉を発してくれればもっといいな」


シウミンは上部の窓を見上げるようにしてレイの方を見つめた

そして囁くように

「誰か・・・私をここから出して下さい・・・」

瞳には涙をうかべ哀願するような表情で動画に収まった



数時間後にSNSを見ていたシウミンは
レイが約束通りに動画を上げてくれた事を確認する

塔に幽閉された美しいお姫様というタイトルで
この世と思えないくらい美しいシウミンが涙目で
助けてほしいと訴えている・・・

「うわっ・・・俺は姫じゃないぞ・・・なんだこれ????」




「どうだった? あんな感じでいい?」

窓の外からレイの声がする

「レイさん・・・うちのシウミンさまは『姫』じゃないです『王子』です」
チェンが慌てて訂正をするがレイは笑ったままだった

「麗しいお姫様とその女官たちでいいじゃん
その方が助けに来てくれるもの好きがたくさん集まるし~」

たしかにレイの動画はシウミンの美しさを上手く表していた
シウミンの後ろにベッキョンやディオの姿も写っている
3人とも髪が長かったので女性にも間違うくらいだ

「チェンが映ってなかったのは僕が削除したの・・・
チェン目当ての人が来たら困るから・・・・
初めて会ったときからチェンは僕のものにする予定だから
この救出大作戦には僕も1枚噛むつもり・・・
必ずチェンも外に出してあげるからね」

凄い事をサラッと言ってレイは去って行った
残されたチェンは顔を赤くしたまま両手で頬を抑えている


レイのあげた動画はあっという間に世界中に広まった
シウミン姫の美しさに
虜になった輩がたくさん名乗りをあげた






「美しい・・・俺の理想の嫁だ・・・絶対に助け出してあげるから」

「ルハンさま・・・少し落ち着いてください・・・大丈夫ですか?」

「鼻血出てますよ・・・拭いてください・・鼻息荒過ぎだし」

ルハン王子も動画を見た途端にシウミンの美しさの虜になった1人だった

お付きのチャニョルとカイを引き連れて
今すぐにでも塔まで駆けだして行きそうな勢いだ

「この塔がどこにあるのか調べないと・・・って・・こらっ!!!!
ルハン様!!!!待てよ~!!!!!」

カイの話を途中にルハンは馬にまたがり走り去って行く

「あの人のことだから本能でたどり着くんじゃねぇ? 俺たちも付いて行こう」
チャニョルの言葉にカイはため息をついて馬にまたがった

「シウミン姫~!!!!!!!今から~るうが助けに参上します~!!!!!!」
そうさけんでルハンは馬の腹を蹴ると全速力で走らせていく









恋する力は素晴らしい!!!!
ルハンはいつもとは別人の働きぶりを見せた
いつもはここぞというときには
「へたれ」体質が出てしまい
詰めの甘さを見せていた彼だが
地図も何もみずに本当に本能だけで塔までたどり着いた

そして塔の下ではシウミン目当ての輩の多さに怯むことなく
鼻息を荒くしてその競争を次々と勝ち進んでいく

少しパワーが落ちてきた・・・そんな様子が見えると
チャニョルやカイがSNSの動画を見せる

涙目で「誰か・・・ここから出して下さい」というシウミンの訴えに

「うぉぉぉぉぉぉぉ~しうちゃん必ず出してあげるからね」と
パワーが復活するルハンだった


良くあるおとぎ話のように
塔の下ではいばらの森を切り開いて進んだり
化け物と対戦したり
ズタボロになりながらもルハンは勇敢に戦っていく

その様子は塔の上のシウミン達に配信されて見る事が出来た

やさしそうなイケメンのルハン王子が
自分の名前を叫びながら化け物を倒していく
そんな様子を見ていたシウミンは
いつの間にかルハンに魅入られていく


最後の大物を倒して
血だらけのルハンは肩で息をしながら
チャニョルとカイに支えられ
シウミン達のいる階の扉をあけた




おおおおお
すっげー可愛い・・・
本物は何倍も何百倍も可愛い・・・
ここまで来て良かった・・・神様ありがとう・・・

ルハンは感動で泣きそうなのをぐっとこらえる


ルハンの前にたったシウミンは
つりあがった大きな瞳に涙をたくさん溜めたまま
ニッコリと微笑んだ
まるで女神さまの様な美しさだ

「シウミン姫・・・ただいま参上いたしました・・ルハンと申します」

騎士の挨拶として片ひざを地につけてシウミンへの敬意を示す

「ありがとう・・・」

シウミンはルハンの額に着いた血を自分の服で拭うと
その唇に自分の唇を合わせた




柔らかい・・・

ぶちっ


何かが切れた音を周囲のみんなが感じた

それがルハンの理性が切れた音だとは誰もすぐには気づかなかった


ルハンはシウミンを抱き上げると奥にある寝室に飛び込む

「しうちゃ~~~ん!!!!!!!!!」

「ああああ・・・あっ・・・ルハン・・・・」









奥の寝室から聞こえてくる嬌声を
聞こえない・・・という大人の対応をし
その場に残された5人は初めましての挨拶をかわす


「とりあえず座ってください・・・お茶でも入れますから」

ディオがそういうと居間のソファに客人たちを座らせる


「チェン~魔法が解けたみたいだね~
僕もそっちに行ってもいい?」

部屋の上の窓からレイが覗いている


「今からお茶にしますからレイさんもどうぞ」



レイのもたらした情報によると
シウミン達が幽閉された理由は意外なところにあった


「ルハンを勇者にするために俺たち幽閉されてたんですか?」

ベッキョンは理不尽という顔をしてレイを睨み付ける

「なんか~ヘタレ王子を再生させるのに
運命の相手を幽閉して助け出させる・・・そう考えられたみたい」

ディオは呆れて目を見開いたまま声が出なかった

「でも・・・シウミン様は姫じゃなくて王子なのに・・・
その所は大丈夫なんでしょうか・・・・」

チェンが心配そうにレイに尋ねると

「今もお盛んにヤリまくってるようだから関係ないんじゃないの?
本当の運命の相手だったわけだから・・・・」

エクボをみせながらニッコリ笑ってレイは答えた

「ぼくの運命の相手もチェンだしね」
どさくさに紛れて手を握りしめる


いつの間にかここにもカップルが数組成立していた

「あなたの入れてくれたお茶美味しかったです」
カイはいそいそとディオの手伝いをしているし

「ねぇ~可愛いね~連絡先教えて~」
チャニョルはベッキョンにまとわりついてる








「しうちゃん・・・・俺の運命の相手だとすぐにわかったよ・・
男とか女とか関係ない・・・しうちゃんだけだから俺の好きな人は」

「ルハン・・・俺も・・・」

シウミンはそういうとルハンの胸に顔をうずめて幸せそうにほほ笑んだ






おしまい





訳の分からない話です

寝込んでいた時の夢でみた話なのでオチもありません・・・・・・
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宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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