大切なものはⅡ 前編 ~カイド~

いつも遊びにいらして下さる方々ありがとうございます

今日はお友達のリクエストのカイドです

12日がDOのお誕生日で14日がカイのお誕生日です
2人ともお誕生日おめでとうございます

本当は真ん中の13日にあげたかったのですが
日付変わってしまいました・・・・・

出会う・想う・願う という話の番外編のカイドを以前書きました

今回はその話の2人の出会い編です

まだ読まれてない方は
先に読まれた方が分かりやすいかと思います

大切なものは

↑クリックすると話にとびます



[大切なものはⅡ]  前編 ギョンスside


初めて会ったのは単なる偶然だった

その偶然は神様が仕掛けたものだったかも知れない

でもギョンスのほんの気まぐれで
人生の進んでいく方向が大幅に変ってしまった

今思うとそれもまた運命だったのかも知れない
きちきちに決められた計画通りの人生よりも
時々気まぐれで未来の予想などつかない
そんな人生もあっていいと思っている

まあすべては結果論にしか過ぎないけど・・・・



ギョンスは大伯母の残したcafeの建物を相続した
元々料理が好きでシェフを目指して修行中だったが
レストランの派閥あらそいに巻き込まれそうになって
嫌気がさして辞めてしまった所に偶然話が舞い込んできたのだった


祖母の姉の大伯母には何かと可愛がってもらっていたし
遺言にギョンスの名前が記されていた為に
相続でもめることも無く、
若輩者でありながら、自分の店を持つことが出来た

Caféの厨房だとたいした料理が作れないために
貯金をはたいて店内をビストロに改装した

そして身の丈に合った商売を心がけ
オーナー兼シェフとして1人で店を切り盛りする事になった


オープンしてしばらくは閑散としてお客も来ない日々が続き
月々の赤字をどう埋めていくのか頭を悩ませていた

そんな頃ギョンスはカイと出会ったのだった





裏の勝手口を開けてごみ箱を外に出そうとしたら
店の裏口近くに男性がうずくまっているのが見えた

ギョンスは元々人見知りの気があり
いつもならそのまま放置して見て見ぬふりをしていた

その日は何故か近くまで行って声をかけてしまったのだ

男性が若い青年で自分よりも年下に見えたのもあったのか
後で考えても自分らしくない行動で説明がつかない・・・・

「どうかしましたか? 気分悪いですか? 救急車呼びますか?」
軽く肩をゆすってギョンスは青年に声をかける


「・・・・・」

青年が何かを呟いた・・・ギョンスの耳には届かなくて

「大丈夫なの? どうしたいの?」繰り返して問うと
「はらへった・・・・」と聞こえてきた


はらへった・・・・


その言葉が「腹減った」だと理解するのに少し時間がかかった

そしていつもの自分なら絶対にありえない行動を起こしたのだ

座り込んでいた青年の腕を引っ張って立たせて
そのまま無言で腕を引っ張ったまま自分の店の裏口に連れてきて
青年を勝手口から店に入れて客席に座らせた

急に連れてこられた青年はびっくりして周囲を見回している

「今食べるもの作ってあげるから・・ここで待ってて」


それから冷蔵庫を覗いて、賞味期限の迫った食材を取り出し
メニューにはない賄いメシを作り始めた



「ごちそうさま・・・すっげー旨かった」

青年は嬉しそうにほほ笑んで料理をすべて食べてくれた


青年のものすごく美味しそうに食べる姿に
作る側としてギョンスは、久々に感動を受けていた
よほどお腹がすいていたんだろう
お皿も綺麗で何も残ってない


食後に出したお茶を飲みながら
青年は自分の事をぽつぽつと話始めた



自分は一流のダンサーを目指して勉強中だが
親の理解を得ていないために援助してもらえず
バイトしながらレッスンを受けている

公演の役を得るために特別レッスンを受けていたら
バイトをする時間がなくなって
所持金が底をついてしまい
3日も食べてなくてついに倒れてしまった・・・等


「なんで僕の店の裏で倒れてたの?」


「すっげー良い匂いがして・・・
どうせ死ぬなら旨そうな匂いを嗅いで死のうって思ったんだ」

恥ずかしそうに頭をポリポリとかきながら
話す姿が幼い子供のようだった


旨そうな匂い?

ギョンスは昨日から仕込んでいた
ビーフストロガノフを思い出した
どうせ今日もお客なんて来やしない・・・


「まだお腹空いてる? 旨そうな匂いを持ってきてあげる」


カイはギョンスのやさしさと料理の美味しさに
泣きながら完食した

その様子を見てギョンスも嬉しくて涙ぐんでしまった程だ


この事が切っ掛けでカイという名の青年と
ギョンスは知り合った

そしていつの間にか2階の住居スペースに
カイも転がり込んできて同居することになり、
ダンスレッスンの空いている時間には
ビストロを手伝う事もするようになった


ギョンスの作る料理を
美味しいと食べてくれるカイのおかげで
シェフとして失いかけた自信も取り戻し
小さい子供の様に無邪気に笑うカイの笑顔で
ギョンスにも笑顔が戻った

そしてその事はお店にとっても良い影響を与えてくれた

安くて美味しい料理が食べられると口コミで広がり
常連客も増え、テレビのグルメ番組の取材もあった

その時に知り合ったのが
テレビ局でADをしていたチャニョルだった

でもこの時はまだ
ギョンスにとって
カイは親戚の弟みたいな存在だった・・・・・・



続く
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Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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