蕩ける ~その後の話~

[蕩ける ~その後の話~]


シウミンが目を覚ますと
隣に寝ているはずのルハンの姿が見当たらなかった

「俺・・・」

ぼんやりとした頭で何かを思い出そうとする

体中がだるくて
ベットに寝たまま天井を見つめていると
誰かが部屋に入ってきた

「しうちゃん・・起きた?」

「ルハン・・・」

自分の声が掠れて別人のようになっている

ビックリしてルハンの顔を見ると
そこには目の下にクマを作ったやつれた顔があり
ますますビックリして体を起こそうとすると
下半身に違和感を感じて固まってしまった

「今お風呂くんできたから・・入りに行こう」

ルハンはシウミンをシーツでぐるぐる巻きにして
大事にお姫様抱っこをして運んでいく

その時シウミンは下半身からドロリと流れ出てくるもので
夕べの事を思い出して真っ赤になる

(俺・・俺・・穴があったら入りたい・・
いや穴が無くても穴掘って隠れたい)

風呂場に到着すると
ルハンがシウミンの体を綺麗に洗い始めた

切れ切れの記憶から
想像を絶するような風景を思い出し
シウミンは茫然とする
その間何事も無かったかのように
ルハンはシウミンの体を綺麗に洗い流して
湯船に入れてくれた
そして自分も体を洗って一緒に入ってきた

自分の事を
いっさい見ようとしないシウミンに気づき
ルハンが耳元で囁く

「しうちゃん・・・夕べの事覚えてるの?」

耳まで真っ赤にしてシウミンは小さくうなずく

限界を超えてまでルハンを欲しがった自分・・
何度も何度も頂点まで達し・・・
最後にはルハンの泣きが入るまで激しく求めた事・・・

「しうちゃん・・あれはダンドリスの成分のせいだって」

ルハンの言葉にシウミンは顔をあげた

「俺たちには何の変化もないけど・・・
しうちゃん達地球人が生で食べると
『淫乱』になるんだって・・・」

淫乱になる果物・・・・

昔噂を聞いた事があった・・・それがあれだったのか・・

「大丈夫だよ・・・しうちゃんの乱れた姿は俺しか知らない」

「ルハン・・・」

「俺だけが知ってればいいの・・他のヤツには絶対に見せない」

「お前の眼の下のクマ・・すごくやつれている・・・
あんな俺の姿みて・・嫌になったんじゃないか?」

シウミンの言葉にルハンはニッコリほほ笑む

「あんなに魂のすべてで俺の事を欲していたんだよ
嫌なる訳ないじゃん・・もう嬉しくて嬉しくて・・・・
でも体力的に最後まで付きあえなくて悔しかった位」

そういうとシウミンを自分の方にむかせて
両手で頬を優しく包み込んだ

「ルハン・・・」

「たまには獣の様にエッチするのも新鮮かもね」

「・・・・・・」

「そのためには俺体力つけなくちゃ・・・今回へばったから」

「バカ・・・」

「うん・・・バカだよ・・・しうちゃんのためならバカになれるもん」

シウミンは小さくほほ笑むと
自分の頬を包み込んでいるルハンの右手にkissをした


「今日は1日のんびりしながら過ごそうね」

「そうだな・・・風呂あがったらコーヒーでもいれるよ」

シウミンは
自分の頬を包み込んでいるルハンの両手を掴んで
湯船から立ちあがった


激しく求めあうのも愛かもしれない

でも自分達は静かに優しく空気の様に一緒にいたい・・・・

シウミンはルハンの髪をクシュっとなでて

「今日も髪を乾かしてやるからな・・・」とタオルをルハンに向かって投げる

「うん」

ルハンの笑顔でシウミンの心は蕩けるように
シウミンの笑顔でルハンの心は蕩けていくのだ

この日は
2人でぴったりと体を寄せ合ってソファに座り
1つのイヤホンを分け合って
ずっと音楽を聞いていた

あまりにも自然過ぎて
周囲の誰もが揶揄う余地もないくらいだった





おしまい



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Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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