自業自得 4 プラネット番外編

[自業自得 4] プラネット番外編


リビングに移動しても

サーデグはルーハンを胸に抱きしめたまま離そうとしない


「サーデグ・・・離せ・・・お前とはもう切れたんだから離せ」


ルーハンは無理やり大男の胸から脱出しようともがくが

そんな別れ話は聞いてないと腕の力を緩める事はしない


見かねたクリスがルーハンをサーデグから引き離してくれた


「お茶いれたよ・・・ジャスミン茶でいいかな」


レイがいい香りのするお茶をみんなの前に置くと

ギスギスしていたその場がふんわりと和んでくる


一呼吸おいてルーハンがくちを開いた


「サーデグ悪いけど・・俺・・恋人できたんだ

だから今までそういう関係だった奴らとはもう会わない事にした」

「全員に別れのメールをした・・・お前のとこにも行ったはずだ」



「またまたわが愛しの君・・・私の愛を確認したいがために

そんな話を作って・・・可愛い人ですね~

でもいつもあなたは私の元に戻ってくる・・・今回もそうでしょう?」


自信満々にサーデグはそう言い放つと

ソファに座って悠然とお茶を飲んだ


「レイ・・このジャスミン茶は香りが最高ですね」


(くそっ!!!!何言ってもこいつには効かない・・・

今はっきりしないと・・・しうちゃんに本気で嫌われる)


「俺は今回は本気だ・・・今までの俺と違うんだ

あの人と出会って俺は生まれ変わった・・・・

あの人を失ったら・・・俺は死ぬ・・・」


その言葉を聞いてサーデグは顔をあげて

真偽の程を確かめるようにルーハンの顔を凝視した


「今までのこいつの行いを見ていると

信じられないかもしれないけど本当なんだ

今まで屑のようだった生活態度もすべて人並みになってきたし」


クリスのフォローと言えないフォローを聞いて

サーデグは小さく笑った


「私でさえルーハンの生活態度を変えることが出来なかったのに・・・

そんな相手は本当にいるのですか? 作り話じゃないんですか?

そんな稀有な相手に会ってみたいものですね」




「その相手は俺です」

リビングの後ろの扉からスーツ姿のシウミンが現れた


「しうちゃん!!!!!!」


スーツをきりりと着こなして髪の毛も整髪料でツンツンと逆立て

プラネット国防省情報部のシウミン少佐の姿のシウミンがそこにいた


「あれ~少佐今日は可愛い姿で来たのに・・いつ着替えたの?」

レイがみんなが心に思った疑問を口にすると

「しっ!!!」クリスに指で口を塞がれた



シウミンは営業スマイルを浮かべて

サーデグに話しかける


「初めまして、私はシウミンといいます。ルーハンの現在の恋人です」


堂々と面と向かって挑戦状をたたきつけるかのような瞳で

シウミンはサーデクを見つめる


ほほ笑んではいるが瞳は全く笑っていないシウミンに

サーデグはゾクリと体を震わせた


ルーハンをめぐっての雄と雄との戦いでその場の空気は凍りつくようだった


ルーハンはシウミンに嫌われたと思った・・・・

でもシウミンはいつの間にか正装をしてきて

サーデグに所有権の正統性をめぐって戦いに現れてくれた



しうちゃん・・・カッコよすぎる・・・


ルーハンの瞳から涙があふれて止まらない

「サーデグ・・・俺・・しうちゃんが好き・・・

しうちゃんを失ったら生きていけないくらい愛している

だから・・・俺のことあきらめて・・・」


ルーハンのそんな顔をサーデグは初めて見た

涙でぐちゃぐちゃになって綺麗な顔もかなり崩れている

シウミンの背中に泣きながらしがみつくルーハンは

今まで見たことないくらい、とてもみっともない姿だった


そのルーハンを愛おしそうに見つめるシウミンの姿に

この2人の絆の強固さを嫌でも感じさせられた
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Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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