鹿とむしゅたー 9

[鹿と むしゅたー] 9


初夏を迎える爽やかな朝だった

相変わらず大学の友達からのカトクやメールが来てたけど

すべてを無視してルハンはシウスターと過ごすことにした



「今日はお天気もいいし遊園地に行こう!!!!!」

朝食のトーストを食べながらルハンが思いついたように叫んだ


「ゆうえんち?」


「しうちゃんなら多分好きだよ・・俺は苦手なんだけどさ・・・

デートと言えば遊園地が鉄板だし~今日もデートしよう!!!」


トーストを両手で持って不思議そうに首をかしげ、

ルハンの事を見つめるシウスター


(うわっヤベっ本当に可愛すぎて俺おかしくなりそう・・・)


表情が緩んでくるのが分かってルハンは慌てて口を引き締めた

「すぐにでも出かけるからねっ!!!ほらっちゃんと食べて!!!」


ルハンがシウスターのおでこをチョンと突っつくと

シウスターは慌てて残りのトースターをもぐもぐと食べ始めた





「うわっ!!!!すごい~!!!!」

遊園地に着くと、シウスターは眼をキラキラさせて

絶叫マシーン系をあれこれと見つめている


多分ハムスターの本能で回転物とか大好きなんだろうな・・と

思って連れてきたが

興奮している姿を見るとそんな所も可愛くて仕方ないルハン



「さて・・・どうしよう・・俺絶叫系大っきらいなんだけど・・・

しうちゃん1人で乗せられないし・・・」


そう呟いて隣のシウスターの方を見ると

早くどれかに乗りたいという意思表示で瞳をキラキラさせながら

ルハンの事を可愛らしく見つめている



あーっ!!!!もう何とでもなれっ!!!男ルハン頑張れっ!!!!!


心の中で自分で自分を励ましながら

ジェットコースターの列の最後尾に並んだ・・・・






「ルハン・・・すごく楽しいです・・」

ジェットコースターとフリーフォールに乗った後

腰が抜けた状態でベンチに座っていたルハンに

シウスターが最高の笑顔を向けてくれた


きゅ~ん

ルハンの胸が甘く疼く・・・・


あの恐怖の代償がこの笑顔なら・・・俺なんでも出来そうだ!!!!

しうちゃんの事本気で好きみたいだ俺・・・



.ルハンはシウスターに笑顔を返すと

恐怖に打ち勝つように拳をぎゅっと握る


これから最後の大一番が待っている

ルハンが一番苦手としている観覧車に乗るのだ・・・



「かんらんしゃ・・って凄い~あんなに遠くまで綺麗に見えます」


少しずつ上昇していく観覧車の中でルハンは必死に恐怖と闘っていた


「しうちゃんって・・・回転したり高いところに行ったり全然平気なんだね」


何か会話をしないと恐怖で叫びそうだ・・・

ルハンは思いつく話題を次から次へと話しだして

なんとかゴンドラの中にいることを忘れる努力をしていた


「そう言えば・・・しうちゃんって俺と会うの初めてじゃないでしょ?」


え?


ルハンの前から気になっていた疑問が口から飛び出した


シウスターが黙ってルハンの顔を見つめる


「その足のけがの跡・・」


「・・・・・・」


「俺・・・ガキの頃・・はむしゅたーとしか言えなかった頃

田舎のばあちゃんちで罠にかかったハムスターを助けたことがあるんだ」


「・・・・・」


「その時のハムスターが凄く可愛くて今でも忘れられない・・・

しうちゃんでしょ? あの時のハムスター」


ルハンを見つめるシウスターの瞳から涙があふれ出てきた


「なんで・・なんで僕だって・・思うの? 」


「なんでだろう? 説明できないんだ・・・でも俺の中ではそうだと思ってる」


「ルハン・・・覚えててくれたんだ」


シウスターの言葉にルハンはニッコリとほほ笑んだ



カタン


上昇していたゴンドラが止まった


「てっぺんに着いたんだね・・しうちゃん!!!窓から確認して? ここは一番上?」


「はい・・今が一番上にいるみたいです」

シウスターが窓から下を覗いて言うと

ルハンが急にシウスターの手を握ってきた

!!!!!!!!!!!!


「しうちゃんがハムスターでも男の子でも関係ない

俺はしうちゃんが好きだ・・ずっと一緒にいたい」


ルハンからの突然の告白に

シウスターは大きな瞳を見開いて驚いていた


次の瞬間

その瞳から大粒の涙が次から次へとあふれ出てきた


ルハンがその頬に手をあてて優しく涙を指でぬぐう・・・

「しうちゃん・・好きだよ」と優しく唇を重ねてきた




神様・・・神様・・・僕はどうしたらいいのでしょうか

ずっと好きだった人が僕を好きになってくれて

ずっと一緒にいたいって・・・言ってくれて

でも

僕は・・・僕の王国は・・僕が帰らないと消滅してしまいます


せっかく実った僕の初恋・・・僕はあきらめなくてはいけなんでしょうか




シウスターは喜びと不安で押しつぶされそうになりながら

今はルハンからの愛を感じることに集中することにした


「ルハン・・・僕を2度も助けてくれました・・・・・

初めて会ったときから・・僕はルハンが好きです・・・

もう一度会いたくてやってきました・・・僕を見つけてくれてありがとう」


シウスターの言葉にルハンも瞳がうるんでくる

2人は下降するゴンドラの中で

ずっと抱き合っていた・・・・・
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非公開コメント

おはようございます(*´∀`*)

お返事&更新ありがとうございます<(_ _*)>

日本語字幕ありますか!?
探してみます(≧▼≦)!!


シウちゃん、、
せっかく結ばれたのに、、、帰らないと駄目なんですよね(´;ω;`)


更新楽しみに待ってます(●´∀`●)/

Re: おはようございます(*´∀`*)

> aさんへ

いつもコメントありがとうございます

次でラストになる予定です・・・

最近のシウミン君は男前度が上昇で
去年の可愛い雰囲気がないので
リアルタイムのシウミン君を見ていると
シウスターの話が書けなくて・・・
去年の動画見ながら妄想頑張ってます(笑)
プロフィール

宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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