出会う 後編

[出会う] 後編


ルハンは2年生になるとサッカー部のレギュラーとなり

3年の引退までほとんどサッカー漬けの日々を送ることになる


ミンソクも校内模試で1位を取り

有名大学合格という学校側の期待を一身に集めていた


お互いに多忙ですれ違いな学校生活を送っていたが

時々予定を調整しあって一緒の時間を過ごすこともしていた


ルハンの中でどんどんミンソクの存在が大きくなっていく

それは「親友」というカテゴリーに

収まり切れない事になりつつあったが

ルハンは気づかないふりをして自分の気持ちを隠し通していた


ルハンのサッカー部が全国大会でベスト4の結果に終わった

サッカー推薦で大学に行こうと思っていたルハンは

その悔しさからちゃんと勉強して大学に入学しようと心に決める


ミンソクは自分の得意分野でよければ手伝うと申し出てくれて

週1でルハンの家で数学を教えてくれることになった


「こんばんは~ユナちゃん!!!おじゃまするね」

ルハンの五つ下の妹が玄関口でミンソクを出迎える


「ミンソクおっぱ!!!!馬鹿ルハンを厳しくしごいてくださいね」


「ユナ!!!!馬鹿って言ったな~兄ちゃんにむかって」


「だって私のプリン黙って食べたでしょう?」


事実を言われてルハンは悔しそうに黙り込んだ


「いつも夕飯ごちそうになるから・・・

今日はユナちゃんの好きなプリン持ってきたよ

ユナちゃん!!!どうぞ!!!お母さんに渡してね」


ミンソクがタイミングよくケーキ屋の箱をユナに手渡すと

ルハンはミンソクの手を引いて自分の部屋に連れていく




「もうすぐ修能試験だな・・・ルハンはかなり頑張ったよね・・

今日からまとめ問題に進むからね」


「ミンソク~俺頑張ってる~だから褒めて~」

ルハンはミンソクに褒められてうれしくなって

その小柄な体を力いっぱい抱きしめた



あっ・・・・

一瞬ミンソクの体が強張った


ルハンの腕の中にすっぽり入ってしまった状態で

自分でもどうしたらいいか分からない・・・・

心臓がやたらとドキドキする・・・しばらくそのままでいたが

ルハンが小さく息を吐くと

抱きしめたまま優しくミンソクの頭をなでた


「同じ大学に行きたいのに・・・俺頑張っても無理・・・

ミンソクが俺の勉強の手伝いしてくれるから・・

お前の勉強時間を削ってる感じして・・・ごめんな・・・」


ルハンの小さく囁く声にミンソクは頭をあげてルハンの瞳をまっすぐにみる


「人に教えるって意外に頭使うんだよ!!!ルハンのおかげで俺も数学完璧になったよ」

そう言ってニカっと笑う


あああ・・・その笑顔・・・ミンソクの笑顔でルハンの胸の中が疼きまくっている


そんな事が毎週続いたおかげでルハンはかなりの忍耐力がついた

もともとサッカーで鍛えられた持久力に

この精神的な忍耐力・・・そして耐久力までがそなわった


そして驚異的な粘りも加わり無事に志望大学に合格する事ができた

ミンソクも一流大学の法学部に合格し特進クラスの初の快挙を成し遂げる


それぞれの大学に進学しても2人の交流は続いたが

司法試験を視野に入れ始めたミンソクと

大学でもサッカー部に入学してインカレで活躍し始めたルハンとでは

お互いに忙しすぎてすれ違う事ばかりになった


2人の所属する世界があまりにも違ってしまった・・・

それでもルハンはまだ「親友」という枠にしがみついて

ミンソクと繋がりを持っていたいと思っていたのだった



続く

「想う」「願う」と続いていきます

「偶然による~」の話が終わってから書きます・・・すみません・・・
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

こんばんは(*´∀`*)

三部作なんですね(@゜▽゜@)

離ればなれになっちゃったようですが、、、楽しみです!!



次は偶然~ですね♪
更新楽しみに待ってますヾ(=^▽^=)ノ

Re: こんばんは(*´∀`*)

> aさんへ

いつもコメントありがとうございます

そうなんです三部作です

最後の某シーンが最初に浮かんで
どうしてそのシーンへ繋がっていくかと
妄想しているうちに・・・出会いとかいろいろさかのぼってしまって

気長にお待ちください
プロフィール

宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR