偶然による必然的な出会い 6

[偶然による必然的な出会い] 6



ああ・・・女神さまが俺を見てほほ笑んでくれている

女神さまが俺の頭をやさしく撫でてくれている

なんて幸せなんだろう・・・


戦闘員として戦いの中で生きてきたけど

俺やっぱり侵略なんて好きじゃない

女神様とこうして幸せに過ごしていたい・・・・


俺もタオと同じであの星にはそぐわない性格だったんだな・・・


女神様が俺の事を呼んでいる・・・行かなくちゃ・・・行く? どこに?






いつまでも目を覚まさないルハンが気になって

シウミンは鼻息が感じられるくらい顔を近づけてみた


「まつげ長いなぁ・・・綺麗な顔をしている・・女の子みたいだ・・・」

そう呟くと額にかかる髪を優しくすくいあげる


ふにゃ

ルハンの顔が幸せそうにゆがんだ


「楽しい夢でも見てるのかな・・・

でもそろそろ起きないと仲間が心配しているぞ」


もしかしてキスでもすればおとぎ話の眠り姫のように起きるかな?


シウミンはそんなことを思ってぎりぎりまで顔を近づけてみた



ぱちり


あと数センチでお互いの唇がふれあいそうな距離の時に

ルハンの瞳が突然あいた


突然の事で

驚きすぎたシウミンが動けないでいると

ルハンはそのキラキラした瞳でシウミンの瞳を認識し

嬉しそうにほほ笑み

手を伸ばしてシウミンの首に回すと

自分の唇にシウミンの唇を重ねた



「女神様・・・俺やっぱり女神様が好きだ・・・

結婚して下さい」


そう言うとシウミンの首にまわした腕に力を加えて

深いキスをした


想定外の出来ごとにシウミンは驚きすぎてされるがまま・・・



「うわーっ!!!!るうちゃん!!!!!その人女神様じゃないよっ!!!!」


タオの悲鳴に近い叫び声で

周囲にいた人々が慌てて2人の元に駆けつける



「ルハン離せ!!!! この人は俺たちを助けてくれたシウミンさんだ」


クリスがそう説明をしながら

シウミンにしがみつくルハンを引きはがそうとするが

戦闘員として鍛え上げられた体は簡単にははがすことが出来ない


「ルハン? 見てごらん・・女神様が困ってらっしゃるよ

その腕をゆるめてあげないとね」


レイが優しく諭すように話しかけると

はっとしてルハンはシウミンの顔を見つめた



「ごめんな・・・俺・・お前の女神様じゃないし・・・男だし」

申し訳なさそうにシウミンがルハンを見つめて苦笑いをする


「あっ・・・ごめんなさい・・俺・・俺・・」

ルハンは真っ赤になって腕の中からシウミンを解放した



「よかったら温かい飲み物でも飲んで経緯を教えて下さい」

ギョンスがそう言って

みんなにホットレモネードの入ったカップを配って歩いた


「これ何? すごく良いにおいする・・甘くておいしい・・・」

タオがクリスにそう言うと

泣いたために擦って赤くなった目を嬉しそうに細める


「良かったらもう一杯いかが? ギョンスのレモネードは超うまいんだよ」

カイが自分の事のように自慢しながら

タオの空になったカップを受け取る



「うん・・・ありがとう」


その時巨大なぬいぐるみが自動扉の向こうからやってきた



「うぎゃあああああ!!!!」

チャニョルが素っ頓狂な声をだして驚くと

ぬいぐるみの首の辺りからセフンがひょっこりと顔をみせた


「ぬいぐるみが自分で歩いてきたのかと思って驚いたよ」

ぬいぐるみはセフンとほぼ同じ大きさで抱き抱えていると

完全にセフンは見えなくなっている


「セフナ? どうしたんだ急に・・・」

シウミンが声をかけても振り向かずに

ぬいぐるみを抱き抱えたまま、スタスタとタオの方へ歩いて行った




「ん!!!!!」



タオの前につくとセフンはその大きなぬいぐるみをタオに差し出す


「え? これ・・・タオにくれるの?」

タオはおずおずとそのぬいぐるみを受け取る

セフンはこくりと頷くと自分はギョンスの隣の席に座った



「これ・・・何? 今までみたことない・・・白と黒の・・・

もしかして・・・くま?」


「パンダって言うんだよ・・・僕達の故郷の地球の生きもの

くまの一種なんだよ」


ギョンスがそう説明してセフンにもレモネードのカップを渡す


「セフンはちょっと事情があって・・・言葉を話せないんだけど

タオくんが「くまさん」って泣いてたから自分の持ち物の中から

探しだして来たんだと思う・・・

セフンの気持ちを貰ってやってくれないか?」

シウミンがタオに向かってセフンの変わりに伝える



「ぱ・・ん・・だ・・・?」

タオがぬいぐるみの顔を見つめて小さく呟くと

セフンが心配そうな顔をしてタオの様子をうががっている



「か・・・かわいいっ!!!!!!!」


「ぱんだ!!!!!超かわいいっ!!!!!タオ好きっ!!!!!!」


タオはそう言うと嬉しそうにパンダのぬいぐるみに抱きついた


「セフンありがとう!!!!!タオこの子の事大事にするね」



タオの笑顔につられてセフンが笑った

ホンの少し唇が上がった程度だけど


無表情か嫌悪の表情しかしないセフンが

この星にきて初めて見せた喜びの表情だった


その場にいたシウミン達は驚きながらも

セフンに感情が戻って来た事が嬉しくてたまらなかった


(タオって奴は不思議な雰囲気を持ってるな・・・

スナイパーみたいな顔をしているのに喜怒哀楽が激しそうだ

その場の雰囲気をガラっと変えてしまう事ができる・・・面白いな)

ベッキョンはタオを見つめながらクスっと笑った


「話せる事だけでいい・・・君達の事を少し話してくれないか?」

シウミンがクリスに向かって話しを切りだした


クリスはレイと目を合わせると覚悟を決めたように小さくうなづいて

自分達がなぜ遭難したかを語り始めた

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こんばんは(*´∀`*)

更新&お返事ありがとうございます<(_ _*)>

るぅはきっと
お怒りの電話をシウちゃんに掛けただろう
と私は思い込んでます 笑
そして
シウちゃんに相手にされずに
メンバーに八つ当たりの電話を、、、笑



タオちゃんのお陰で
セフナが笑った(@゜▽゜@)
タオちゃんパワーですね♪

るぅ、、チューしちゃった( 〃▽〃)
でも思いの外
シウちゃんは動じませんね!笑


どうなるのか楽しみですヾ(=^▽^=)ノ

Re: こんばんは(*´∀`*)

> aさんへ

返信おくれました

実生活がいろいろ忙しくてPC開ける時間もなく
更新もままならず・・・すみません

いつもコメントありがとうございます

腹筋ショックの次は
チャンミンショックで(笑)話も煮詰まってしまいました

あーんな笑顔でチャンミンに抱きつく動画みちゃったら
「るーはんカムバーック」って叫んでしまいました
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宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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