偶然による必然的な出会い 11

[偶然による必然的な出会い] 11




「働かざるもの食うべからず」

チーム長のシウミンの方針により

乗ってきた宇宙船の大破で

ソリップに居候状態になったクリス達異星人も

シウミンたちと同様に働かされる事になった


元々発明に興味のあったレイは、チェンと共に機械の開発をして

タオはセフンと共に牛やヤギの世話をし

クリスはあまりの不器用さに何をさせても残念な結果となり

今ではベッキョンと一緒にギョンスの補助をする日々だった



ルハンはシウミンと一緒に畑の整備をしたり

作付けをしたりいろんな雑用をしている


ルハンはシウミンが弱いものに優しい人間だと知った

人前で涙を流すことのなかったルハンが

初対面の人物の前で涙を流すなんて想定外の出来事に

ルハン自身が一番驚いたが

涙を見たシウミンが慌てふためき、その後すごく優しくなった事にも驚いた

異星人4人は今までと全く違う生活に戸惑いはしたが

その生活が気に入って一生懸命に汗水流して働いていた


その姿を見ていたソリップのメンバーとも信頼関係が出来始めた


ヒボム便のカイとチャニョルは1週間ごとに地球とソリップを往復し

ギョンスの希望の品物を揃えてはやってくる


あっという間に

クリス達が居候してから1か月がすぎようとしていた




「しうちゃん!!!!!あそこの柵が壊れかけているよ」

「何か動物がぶつかったのかな?

イノシシかな? 作物食われちゃうから直すか・・・」


ルハンはシウミンが優しいのをいいことに

いつの間にか勝手に「しうちゃん」と呼んでいる

シウミンも襲われたと勘違いして(勘違いではなかったのだが)

ルハンを投げ飛ばしてしまった事が心に残っていたので

ルハンの好きなようにさせていた


ルハンは初恋の人そっくりなシウミンと毎日過ごせることが嬉しくて

最高の笑顔を惜しげもなくシウミンに見せる

そんな日々にいつの間にかシウミンもルハンが気になる存在になっていた


「その柵を直したらセフンたちの所に行ってみよう」

「うん子ヤギが生まれて可愛いってタオが言ってた」

2人は手際よく柵を直すと車で牛小屋の方に向かった



「本当にクリスさんって使えない人ですね」

ギョンスが厨房で珍しく声を張り上げた

「まあまあ人間誰にも失敗はあるって」

ベッキョンが珍しくクリスの事を庇う

「これでお皿何枚目ですか? 」

「ああ・・・まあ・・・・すまん・・・」

大きな体を小さくしてあやまるクリス

ギョンスはその様子をみて小さくため息をつくと

「もう皿洗いはいいですから・・外でチェン達の実験の手伝いしてきてください」

「チェン達に早く食洗器を直してもらえばいいことじゃん

クリス外にいくよ・・・お皿はカイに連絡して買ってきてもらえば?」

ベッキョンが恐縮しているクリスを連れて外に逃げていく



「え~クリスきたの? もう壊さないでよ~」

数日前にクリスが手伝うといって

レイたちの試作品の水やり器を壊したばかりだったので

レイに冷たくあしらわれる


「ほんとにクリスってさ・・・すっごくイケメンなのに不器用だよね」

ベッキョンが飲み物の入った水筒を渡しながら笑う

「まあ・・人には得意不得意があるからな・・・」

クリスは苦笑しながらそれを受け取って一口飲んだ

「俺・・・クリスのめげない所が大好きだよ」

「ああ・・・ありがと・・そう言ってくれるのはベッキョンだけだ」

ベッキョンはそんなクリスを見て

侵略を続ける民族の話を思い出していた・・・・

(こいつら本当にその民族なんだろうか・・・もしそうだとしたら・・・)

そう考えて頭を左右に振った

(スホに調べてもらってる・・今度のヒボム便で資料がくるはずだ)

ベッキョンは息を大きく吸うと笑顔をつくる


「夕飯は何が食べたい? ギョンス様にお願いして美味しいものを作ってもらおうよ」

「なんでも旨いな・・・食事がこんなに旨いものだなんてここで知ったぞ」

「お前らの星ってよっぽどひどいもの食わせてたんだな?」

「ああ・・・おかげでこんな体だ」

筋肉質のムキムキな体を指してクリスがいう

ベッキョンは飲んでいた水を吹き出すと大笑いした




「あのね~やぎの赤ちゃんが超かわいくてね~

タオ名前つけたの・・・一番小さい子にユキちゃんって」

夕飯の時にタオがみんなに報告をする

「セフナもその名前いいねって言ったくれたんだよ」

「ねー」

「ねー」

タオと一緒にいることでセフンに変化が見られた

まだ言葉を話すことはできないが

嬉しそうに声をだして笑うこともできるようになったし

今もタオに相槌を打っている

そんな様子をシウミンが嬉しそうに見ていた

シウミンのその様子をみてルハンは

戦いに明け暮れていた昔を思い

この穏やかな日々をずっと守っていきたいと思い始めていた
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こんばんは(@゜▽゜@)

シウちゃん
るぅに流されるのも時間の問題ですね?(*´-`)

クリス、、、酷い 笑

なんか皆
家族みたいになってきましたね(*´∇`)

ベクの言ってたことが気になりますが、、

更新楽しみに待ってます<(_ _*)>

おもしろい~^^

クリスには突っ込まずには、おれませんねww
なんか感慨深いです(SHOWTIMEを思い出す・・・。)

このまま穏やかに過ごせるといいですけど・・・
ドキドキしますe-263

Re: こんばんは(@゜▽゜@)

> aさんへ

クリスは・・・どうしても残念なイケメンでいてほしい
私は彼の画伯ぶりを初めて見た時のショックは忘れません

これからまだひとやまありますので
気長にお待ちくださいませ

Re: おもしろい~^^

> あんさんへ

コメントありがとうございます

クリス・・・自分が変な事に気づかないとこ
大好きですねshowtimeは最高でしたね~

これから話が動きます・・・が・・自分忙しくて
なかなか更新できず・・・すみません・・・
気長におまちください
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宗文san

Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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