馴れ初め 前編

[馴れ初め]  前編  プラネットより愛をこめて番外編


今日も朝からため息をついている

何を話しかけても生気のない返事・・・

ルゥちゃん・・・やっぱりあの日からおかしい・・・・


タオは大好きなルゥグォの様子がいつもと違うことに心配していた

「レイ!!!クリス!!!! 今日もルゥちゃんご飯食べてないよ~」

「ああ・・・放っておいても大丈夫だ・・・そのうち食うから」とクリスの言い分に

「ルゥちゃん目のしたにクマ作ってるし・・心配だよ~」と泣きそうになる


「じゃあ・・・タオ・・これ持って行って話してくれば?」

ギョンスが果物の盛り合わせを持ってきてくれたので

トレーにコーヒーと一緒に乗せてルーハンの部屋の扉をノックした


「ああ・・・タオ・・・」

「ルゥちゃん!!!!!!何でごはん食べないの? タオすごく心配なんだけど」

力なくほほ笑む姿みてタオはますます泣きそうになる

「ルゥちゃん・・・タオを助けに来てくれたあの日からおかしいよ!!!!

あの少佐に会ってから・・・ルゥちゃん少佐の事好きになったの?」

ルーハンの肩がピクリと動いた


「好き? そうか・・・好きなんだ・・・」

「へ?」

「ずーっと少佐の顔が浮かんで・・・少佐の事ばかり考えて

会いたくて会いたくて胸がぎゅーっと痛くて・・・涙が出そうで・・・・

ご飯なんて食べる気もなくなって・・・・」

「ルゥちゃん・・・」

「そうか・・・・俺・・・少佐が好きなんだ・・・」

「ルゥちゃんって・・・・今まで人を好きになったことってないの?」

「俺ってすぐに人から好かれるから・・・自分から好きになった事って無かったかもな」

呆れた顔のタオに気づくこともなく

ずっと分からなかった自分の気持ちに

やっと説明がついて晴れ晴れとした顔をしているルーハン・・・

タオの持ってきてくれた果物をパクパクと美味しそうに食べ始める

ほっとしながらもタオは自分が捕まっていた時に

同じく捕まっていたシウミン少佐との事を思い出してルーハンに話をし始めた

「少佐って・・・可愛い顔していたけど超男らしかったよ~

タオが捕まった自分が情けなくて死にたいって言ったら

『死ぬことはいつでもできるんだ・・・今はここから脱出することを考えろ』

とかタオの事いつも励ましてくれてた」

「まあお前が捕まった理由が

ゴキブリに気を取られたっていう情けないものだったし」

拳法の達人のタオは虫が大嫌いという弱点があった

特にゴキブリが出ようものなら恐怖でフリーズするという。

敵と戦う前に簡単に捕まってしまったわけだった



タオを助けようと敵のアジトに潜り込んだとき

同じ部屋に拘束されていたシウミン少佐の姿が

ルーハンの心を捕えた


一目で恋に落ちていた・・・

ただルーハンは自分から人を好きになったことがなかったので

その気持ちが恋だとは今の今まで気づかなかったわけだった


「会いたい・・・」

ルーハンは救出した時に連絡先を教えあっていなかった事を

今更ながら悔やんでいた

「会えば? ルゥちゃんは命の恩人だから・・・少佐の性格だったら会ってくれるよ」

タオがさらっと言ったのでルーハンは驚いてタオの顔をみつめた

「だって・・・連絡先・・・」

「タオ達の情報網を使えばそんなのすぐに分かるじゃん・・・」

ルーハン達は泥棒・・・美術品を中心にして世界中を飛び回っている

「はははは・・・・そうだな・・・すっかり忘れてた」

「連絡先が分かったらタオが話してあげる」

「?」

「タオね・・・少佐とお友達だから」

タオのドヤ顔にルーハンは思わず噴き出した

「じゃあ俺のこの恋が成就するようにキューピットになってもらおうかな」

「うん任せて」


それから数日後

本当にタオのおかげでルーハンはシウミンと食事をする機会を得ることができた

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るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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