
偶然による必然的な出会い 20
[偶然による必然的な出会い] 20
「あーあ・・あんな無茶するから・・・傷口がきれいになりませんよ」
ルハンの腕を縫い終わってチェンが包帯を巻きながら言う
「それにしてもチップで管理されていたとは・・・知らなかった」
クリスが自分の左腕にある入れ墨を触りながら呟く
「チェン~次は僕の腕からチップとってね~」
レイがそう言うと
左腕に局部麻酔の注射を打とうとして四苦八苦している
「レイさん・・・あぶないですよ・・ちゃんと僕がやりますから
待っててください」
「セフナ~タオ痛くないよ!!!!タオ頑張るよ」
簡易ベットに寝かされてギョンスに腕をメスで切られながら
タオはセフンに笑顔をおくる
「タ・・タオ・・ダイジョウブ?」
「うん!!!セフナを守るためなら何でもするっ!!!」
「タオ・・・・ありがとう・・・・」
え!!!!!!
その場にいたみんなが驚いてセフンの方を見た
「セフン・・・しゃべってる!!!!!」
燃え上がる炎を見つめながらシウミンは悩んでいた
ソリップは地球連合政府の管轄になっている
ルハン達の漂流は黙っていても何とかなったが
今回の事は報告せずにはいられないだろう
ソリップのセキュリティも強化しないといけないし・・・
となると・・・ルハン達4人の事も説明しないといけない・・・
「しうちゃん・・・」
ルハンの声がしたのでシウミンは振り返った
右腕に包帯をしたルハンが笑顔で立っている
「縫ってもらったか? 傷口気を付けないと化膿するからな」
「うん・・・」
ルハンはしばらくシウミンの横で黙って炎を見つけていたが
意を決したように口を開いた
「しうちゃん・・・俺たちに船をひとつちょうだい」
「え?」
ルハンの言っている意味が分からずにシウミンは聞き返した
「これ以上ここにいると悪いから俺たち出ていく・・・
だから船をひとつめぐんでくれる?」
「お前達・・ここを出て行っても行くところなんてないだろう?」
「そんなのは何とかなる・・・ここにいるとしうちゃん達に迷惑かける」
「・・・・」
「この星は地球の管轄なんだろう?
俺たちがいたら困るのはしうちゃん達だよね」
「迷惑じゃない・・・今回の事は俺たちのセキュリティの甘さから来たものだ
ルハン達がいたおかげで助けてもらったようなものだ・・・」
「今までありがとう・・・楽しかったよ」
ルハンは泣きそうな顔を無理やり笑顔にしてシウミンを見つめた
「あーあ・・あんな無茶するから・・・傷口がきれいになりませんよ」
ルハンの腕を縫い終わってチェンが包帯を巻きながら言う
「それにしてもチップで管理されていたとは・・・知らなかった」
クリスが自分の左腕にある入れ墨を触りながら呟く
「チェン~次は僕の腕からチップとってね~」
レイがそう言うと
左腕に局部麻酔の注射を打とうとして四苦八苦している
「レイさん・・・あぶないですよ・・ちゃんと僕がやりますから
待っててください」
「セフナ~タオ痛くないよ!!!!タオ頑張るよ」
簡易ベットに寝かされてギョンスに腕をメスで切られながら
タオはセフンに笑顔をおくる
「タ・・タオ・・ダイジョウブ?」
「うん!!!セフナを守るためなら何でもするっ!!!」
「タオ・・・・ありがとう・・・・」
え!!!!!!
その場にいたみんなが驚いてセフンの方を見た
「セフン・・・しゃべってる!!!!!」
燃え上がる炎を見つめながらシウミンは悩んでいた
ソリップは地球連合政府の管轄になっている
ルハン達の漂流は黙っていても何とかなったが
今回の事は報告せずにはいられないだろう
ソリップのセキュリティも強化しないといけないし・・・
となると・・・ルハン達4人の事も説明しないといけない・・・
「しうちゃん・・・」
ルハンの声がしたのでシウミンは振り返った
右腕に包帯をしたルハンが笑顔で立っている
「縫ってもらったか? 傷口気を付けないと化膿するからな」
「うん・・・」
ルハンはしばらくシウミンの横で黙って炎を見つけていたが
意を決したように口を開いた
「しうちゃん・・・俺たちに船をひとつちょうだい」
「え?」
ルハンの言っている意味が分からずにシウミンは聞き返した
「これ以上ここにいると悪いから俺たち出ていく・・・
だから船をひとつめぐんでくれる?」
「お前達・・ここを出て行っても行くところなんてないだろう?」
「そんなのは何とかなる・・・ここにいるとしうちゃん達に迷惑かける」
「・・・・」
「この星は地球の管轄なんだろう?
俺たちがいたら困るのはしうちゃん達だよね」
「迷惑じゃない・・・今回の事は俺たちのセキュリティの甘さから来たものだ
ルハン達がいたおかげで助けてもらったようなものだ・・・」
「今までありがとう・・・楽しかったよ」
ルハンは泣きそうな顔を無理やり笑顔にしてシウミンを見つめた
スポンサーサイト