「ある朝の出来事」 偶然による~番外編

偶然による~番外編 ある朝の出来事


ソリップでは農作業と農作物の研究が生活の中心になっている

なので普通のサラリーマン生活のように休日が決まってはいない

しかしだらだら過ごしていては生活にリズムがなくなる・・という

チーム長の判断により休みを設けている

1日中映画のDVDをみたり、一番近い宇宙ステーションまで遊びに行ったり

各自おのおの休暇を楽しむように過ごしていた

しかし農作物ややぎなどの生き物を相手にしているので

休みはシフト制になっている




「あれ? めずらしくシウミニヒョンがまだですね・・・

休みの日でも、いつも朝食は一緒に取っていたんですけどね」


ギョンスが不思議そうに言うと

みんなのコーヒーを入れるためにコーヒーメーカーをセットする

コーヒーを入れるのはいつもシウミンが率先してやっていたので

いつの間にかシウミンの仕事になっていた


「シフト表を見ると、ヒョンはルウちゃんと一緒に休みになってるよ~

いいなぁ~ステーションに買い物行くのかな?」


タオの何気ない一言に

ベッキョンは思わず飲みかけていた水を吹き出しそうになった


察しの良いメンバー達は何事もなかったかのように

それぞれ朝食の席に着いた


「先に朝食を済ませましょう」

というギョンスに、みんなが一斉に食事をとり始めた


食後のコーヒーを飲んでいると

キッチンからギョンスがタッパーを持って出てきて

タオに向かって笑顔を向ける


「タオにセフン・・サンドイッチ作ったから

ピクニック気分でお昼は外で食べておいで」


「やったぁ~お弁当嬉しいなぁ~!!!!セフナ~もう行こう~!!!」

タオがギョンスの手からサンドイッチを受け取ると

セフンの手を引いて大喜びで食堂から飛び出していった



タオ達が出て行った後ろ姿を見て

ベッキョンは今朝方の事を思い出していた・・・



喉が渇いて起きてきたベッキョンは

水のボトルを取りにキッチンまで出てきた


すると風呂場の灯りが付いていたので

誰かが入ってるのかと覗いてみたが誰もいない

湯船にはお湯がたまっていて

今ためたばかりだとベッキョンは気づく


「まったく誰だよっ・・こんな時間に・・・」

と言いながら灯りを消そうとしたとき

何やら話し声がしてきたので

思わず声と反対方向の廊下の曲がり角に身体を隠した


自分でも何故だか分からない行動に驚きながらも

体を隠したまま様子を伺っていた


「しうちゃん・・・痛い? ごめんね・・・」

ルハンの声がする

「何でお前が謝る? 大丈夫だ・・・」

掠れ声が分かりづらかったがシウミンらしき声がした


何? どうしたの?


ベッキョンは廊下の角からそっと顔を出すと

シーツをぐるぐる巻きにされたシウミンが

ルハンにお姫様抱っこで風呂場まで運ばれている所だった


ルハンはパンツ1枚の姿で、シウミンはシーツの下は裸と思われ

ルハンの首に自分の腕を回して抱きついてる状態だ



うわっ・・・これって・・ナニした後ってことか?


ベッキョンは2人の様子に真っ赤になってドキドキする

ちらりと見えた2人の表情が、

お互いに蕩けそうな甘い甘い顔をしていて

誰がどう見ても愛し合った後だった・・・


ベッキョンは2人に気づかれないように

そっとその場を後にして自分の部屋に戻ったのだった


そんな体験をした後の事だったので

思い出して思わず顔が赤くなっていた


「あれ? ベッキョンが赤くなってるよ~どうしたの?」


レイが面白そうに聞いてくる


「もしかして2人の事見ちゃったとか?」

ベッキョンがビックリしてレイの事を見つめると


「とうとうルハンがシウミンを落したんだね~」

「な・・なんで? そうなるの?」


「あれだけアプローチしていたルハンだよ

2人で起きてこないってなったら・・それしかないじゃん」

えくぼを見せながら楽しそうに笑うレイ


「僕もシウミニヒョンがルハンとキスしている姿見ました」

チェンが困ったような顔をして続ける


「キャベツ畑でいつも一方的に襲われてたんですが

最近は受け入れてる様子だったから・・

最期まで行くのは時間の問題だったんでしょうね」


「タオが知ると大騒ぎになるから・・・ヒョン凄く恥ずかしがりだし

面倒くさいからお弁当作って追い出したんだ」


ギョンスがニヤリとしながら話に加わる




「みんなで何の話してんの?」

ルハンが上機嫌で食堂に入ってきて

手慣れた感じでコーヒーメーカーをセットした・・・



「ギョンス・・・朝ごはん・・俺たちの分まで作ってくれてたんだ・・

ありがとう!!!!今しうちゃん連れてくるね~」


鼻歌まじりでスキップしそうな勢いでルハンは部屋から出て行った



みんなが呆気にとられている間に

ルハンはシウミンを連れて部屋に入ってきた


「しうちゃん・・コーヒー入ったから持ってくるね」

ちょっと辛そうなシウミンを椅子に座らせると

ルハンはキッチンに入って行った


黙ったまま固まっているメンバーに気づいて

「おっ・・みんなまだ居たのか? おはよう」

シウミンがいつものように笑顔で挨拶する・・・

本人はいつものようにしたつもり・・・でも今日は違っていた


うわっ・・・


体が痛いのか眉間に皺をよせていたが

その表情が、少し憂いをおびた感じになっていた

そしてその体の全体から醸し出す・・いや醸し出す以上に

だだ漏れ状態になってる色気が、その場にいる全員を打ちのめした


チェンとギョンスは真っ赤になったまま目を見開いている

ベッキョンは生唾を飲み込んだまま息をする事すら忘れていそうだ


「お前ら・・・どうした?」

シウミンがキョトンとした表情で首をかしげる

少し口が開いた状態で凄く可愛い


その顔・・・ヒョン反則ですよ~と誰もが思ったとき


ぶっ・・・


「うわっクリス~!!!!!鼻血でてる~!!!!」

クリスがイケメンの顔を情けなくして鼻血を垂らしている


「俺のしうちゃん見て鼻血なんて出すんじゃねぇ~!!!!」

コーヒーを運んできたルハンがクリスに向かって叫んだ


「クリスが悪いんじゃないよ~

シウミンが色気だだ漏れしてるからだよ~ルハンが悪いんじゃん」

レイに言われて、ハッとしてルハンは思わずシウミンの顔を見つめる


「俺の顔に何かついてんのか?」

全く自覚のないシウミンは

ルハンにも不思議そうに小首をかしげて見つめた


「しうちゃん!!!!!!!ダメダメダメ~!!!!

るう以外にそんな顔しちゃダメ~」


「そんな顔ってどんな顔だよ? 俺はいつもの俺だろうが!!!!」

むっとしたシウミンがルハンの頭を一発なぐると

だだ漏れの色気に当てられていた周囲のメンバーは

やっと正気に戻ってきた



ルハンに愛された翌朝は

シウミンは、半端ない色気がだだ漏れになる・・

それも無自覚で大放出サービス状態だ・・・


しばらくメンバー達は

このだだ漏れ色気に当てられっぱなしだったが

人間とは「慣れる」習性をもった生き物だ

そのうちその色気にも慣れて

ソリップには普通の平凡な日々が過ぎていくのだった



おしまい





「あーっ!!!!ヒョンがるうちゃんに食べられちゃった~!!!!」

とタオが騒ぐのはもう少し後の事・・・
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はあぅぅぅ!

あたしも、しうちゃんの色気だだ漏れした顔が見たいぃぃ
シーツでくるまれたしうちゃん見たいぃぃ!

キャベツ畑で、襲うるぅに、襲われるしうちゃんww
超かわいいです!(*´ェ`*)

こんばんは(*´∀`*)

番外編ルーミンありがとうございます<(_ _*)>

シウちゃんの色気凄いんでしょうね♪(/ω\*)

るぅは自分のせいだけど
回りに怒るんでしょうね(^-^;)笑

素敵なお話ありがとうございました<(_ _*)>
更新楽しみに待ってますヾ(=^▽^=)ノ

Re: はあぅぅぅ!

> あんさんへ

コメントありがとうございます

去年のライブの時にシウミンくん
妙に妖艶な顔をする時があって(まだルウのいる時)
その時の顔が、だだ漏れ色気の参考になってます

本当にふり幅の大きさに付いていくのが大変なシウミンくんです

Re: こんばんは(*´∀`*)

> aさんへ

そうなんですよ
ルハンは自分が悪いのに気付かないで
周囲に怒ってるんですよ~

そしてシウミンくんは自覚がなくて
色気だだ漏れ無料大放出中なんですよ~

でもみんな慣れっこになる・・・あーまただって(笑)

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Author:宗文san
るーみん大好き宗文です。2人の幸せを祈ってます。ここでは2人の妄想話が主になります。BLが苦手な方は読まずにお帰り下さい。

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